住宅見学会で洗脳?行くなら自分の意思をもて!!

住宅を建てようと計画した場合、資料を集めいろいろな情報をインプットします。

それが終ると「実際どういうものなの」と気になってきます。

当然、モデルハウスや新築住宅の見学会に足を運びたくなるでしょう。

しかし、自分はこういう家が理想だ!!

と夢を膨らまし計画していたことが

展示会、見学会に行くことによって、自身が理想としていたことが

崩壊する方がなんと多い事。

人間良いものを見ると、そちらに目を向けてしまいがちですが

それをしてしまうと

最初に自分が思い描いたことが見事に崩壊して

全く違った発想へと変わっていくのです。

例えば、「暖かい家にしたい」

なので「断熱にお金をかけよう」と思っていたはずが

最新設備に心を奪われ、断熱にお金をかけるのをやめて

「設備にお金をかけよう」そういった状況におちいり

自分の理想がブレブレになっていくものです。

自分の意志と理想を崩さない覚悟をもって見学することが大切です。

目移りして家を建てた後に、数年生活をしていると最初の計画で良かった!

と後悔をしている声をたまに聴いたりします。

 

住宅見学会で洗脳?行くなら自分の意思をもて!!

覚悟が決まったところで、見学会に足を運ぶことになります。
ここでは、見学会について少しお話したいと思います。

見学会や展示会に行くことによって、今まで自分が想像し
イメージしていたものが、高い確率で崩壊するということを念頭におきましょう。

それは実物を見ることで、頭の中で描いていたものと、実際のものとの
ギャップの差が生じることで、実際のものに対し「これはよいものだ」と思いこんでしまい

理想としていたことが、実際に見たものへどんどん目移りしてしまい
最初のイメージとかけ離れたものになってしまいがちです。

良いものに目移りすることは、大変良い事とは思いますが
人間は良いものを見ると、どんどん取り入れようと考えてしまいがちです。

そういった意味で、本来重視していたことがいつの間にか他のものに
すり変わってしまうのが現状です。

便利性や見た目に支配されることなく
自分の理想、意思を崩さず付け加えるイメージで

見学するようにしていただきたいものです。

 

実物の新築住宅の見学会には大まかに2パターンがある

どうしても、雑誌や写真だけではイメージが付かない場合に
ハウスメーカーや工務店が実際に建てた家!

実際に建ててる家!
など、実際のものを見るのが一番イメージが付きやすいかと思われます。

格、メーカー、工務店が実際に建てた建物、工事をしている状況などを
感覚的に解ってもらえるとして、「構造見学会」だったり「完成見学会」

実施をしていることが多いのです。

ここでは「構造見学会」「完成見学会」の2種類の住宅見学会の違いを知っておきましょう

この2種類の見学会では「工務店がどのように家をつくり進め、どのような家を完成させたのか」
までを知ることができ「マイホームを注文住宅で建てたい!」と考えている方の

家がどのようにつくられるのか?実際に見てイメージ出来ることに最大のメリットがあります。

以下では「構造見学会」「完成見学会」についてお話したいと思います。

 

見学会に持参すると良い物

メジャー

スケールをもっていることで、実際に通路の幅はどれくらいなのか?
キッチンの高さはどれくらいなのか?

というように、狭い、高い等の判断を数値で解ることになります。
実際に建てる場合に、そういった寸法を把握しておくとより良い家造りができます。

又、ベッドやタンスといった家具をどのように配置するかなどのイメージを湧かせるのに役立ちます。
その際、所有している家具の大きさをあらかじめメモするなどして、持参するとよいでしょう。

高さや幅などは、想像していても実際に配置すると予想と異なる場合が多くあります
1センチ狭かっただけで、家具の配置がまったく違ってきたりしますので

メジャーをもって実際の寸法を把握し計画することを忘れないで欲しいです。

 

筆記用具

筆記用具は鉛筆、メモ帳があれば上記でお話した、寸法等の実測データをメモすることが出来ます。
その他にも、いろいろな情報を聞くことができると思うので

全てを把握するのは難しい場合があるので、是非持参しましょう。

 

スリッパ

現場(見学会)では、大概の場合スリッパを用意していると思いますが
まれに不足する場合があったりします。

簡易的なスリッパを用意しておくと何かと対応可能かと思います。

 

カメラ、携帯

見学会で撮影可能である場合、キッチン等の品番だったり、サッシのメーカー等を写真に残せます。
又、納め方、仕上げなどを写真に残すことによって、自ら家造りをする場合

HM、工務店に写真を見せて「こんあイメージにしたい」をこちら側から提案できたりします。

 

構造見学会

住宅が出来ていく途中経過を見ることが出来るため、普段見ることが出来ないところを見たり
構造(納まり)又、その特徴を学ぶことが出来ます。

構造見学会は建築中の家を内装工事に入る前に身をもって見学できるため
完成後では隠れて見えないような範囲を現場で実際に見ることができます。

工事の進捗状況にもよりますが、現地では実際の家の建築中の様子を見学しながら
家の土台となる基礎の部分、家を支える柱の太さ、屋根を支える梁の部分、柱の連結となる桁や

耐震性を高める筋交いの部材など建築物の骨組みを構成する構造方法を見ることができます。
また、建築にかかわっている現場の工事に携わっている人からも話を聞くこともできます。

メーカーによっては来客時は職人さんが作業をやらないように指示することが多いので
そうなった時は話を聞くのが難しいかも知れません。

構造見学会では家がどのように建てられるかを学び安心安全を確認できます。

《もっと他の業者を無料で紹介してもらいたい》

構造見学会に参加するメリット

普段見る事の出来ない壁、天井の構造(納まり)を見る事ができる

実際の納まりを見る事で構造が解るため自身の家を建てる際、知識として役立つ

解らない構造、金物等について質問ができ理解することができる

実際にこうやって家が出来ていくと過程の一部を見る事ができる

 

構造見学会では、家が完成する途中経過を見る事ができ
建設会社が家を造る過程でどんなことに気を使っているのか?

などを知る事も出来るた、業者が工事をする上で
どんな取り組みをしているのかを知る絶好のチャンスとも言えます。

壁、天井を仕上げる前の状況は、一般の方は見る事が出来ないので
興味があった場合、迷っている場合は参加をおススメします。

 

構造見学会でのチェックポイント

見学する前に質問したいことをまとめておく

家つくりの建築工法や構造方法は工務店によって違いがあります。
初めての構造見学会に行く前に工務店のホームページを見てこの会社の建築工法や構造方法などを

あらかじめ分かる範囲で少しでも情報収集し自分が何を知りたいのか?
きちんとまとめた上で見学した方が現地で説明された場合でも理解が深まることにつながります。

例えば

  • 基礎の構造
    布基礎又はべた基礎
  • 本構造
    軸組み工法
    ツーバイ工場
    ユニット工法
  • 耐震に関して取り組み
  • 断熱に関しての取り組み

など・・

上記のような事、疑問に思う事をまとめておき、見学会では聞くようにしましょう。

 

見学する住宅は標準仕様なのかを確認する

家づくりの構造、設備は施主からの要望で床暖仕様であったり
耐震強化対策に柱の連結金具を強化していたりします。

特に見学会を実施する現場は見せる事があらかじめ解っているので
より良い仕様や、新たに取り入れた新設備等の現場を見せるのが一般的です。

水回りなどでも食洗器を追加で付けていたり、断熱を1ランク上のものを使用していたりします。
工務店、ハウスメーカーの標準仕様を知っておくことは家つくりの予算にもかかわってくる大切なことです。

「この家は標準仕様ですか?」「別途追加工事などはありますか?」を聞いてみると良いでしょう。

 

断熱、耐震、資材、連結金具、音漏れなどの対策を確認

(断熱性)

壁、ゆか、屋根に断熱材をすきまなく詰め保温性を高めているのが一般的です。
その断熱材や断熱方法には様々な種類があります。

断熱材は通常16・24kg品を使用しており、断熱厚さ
床、壁は100㎜で
小屋裏はブローイングを吹付し、厚さは250~300㎜が一般的です。

(耐震性)

耐震対策には建築工法によってさまざまです。金物はどんな金物を使っているか?
また、筋交いなどの位置も確認しておきましょう。安心を確保するためにも是非確認するべきです。

(資材)

建築に使用される柱や床材は工務店によって太さも厚みも材料も国産であったり輸入品であったり様々です。
家を支える大事な柱は是非、確認しておきましょう。
在来工法においては柱の寸法は105×105という角材を使っています。
耐震対策として、外壁側には厚さ10㎜の合板を前面に貼り

床材(下地材)では厚さ24㎜のネタレス合板を使用している場合が多いです。

(連結金具)

柱と柱をつなぐ連結金具はどのように使われているのか、その特徴など是非担当の者に聞いておくべきです。
これもまた、安心安全を守るためにも確認するべき項目の一つです。

(音漏れ)

音に関しては2階からの1階への床音など気になるところです。これは自分たちの範囲の中ですのでいいですが
例えば、お子様がピアノを習っていて弾くことが多々ある場合などは
設計の段階で自分たちの間取りばかりを気にして近隣への配慮を忘れがちになる場合もあります。
この音漏れ対策が構造においてどのように対処してあるかを現地で確認してみましょう。
構造見学会でしか確認できない完成後隠れてしまう部分はしっかり見ておきましょう。

 

大工さんの対応をみる

家の構造、納め方などは完成してからでは見えなくなってしまいます。
なので家の骨組みを作っている大工さんへの質問、会話を重ねることで

大工さんのこだわりやプライドなどを確認できたりします。
大工さんのちょっとした気配りや気遣いなどが家つくりに活かされています。

見えない部分を確認できる構造見学会だからこそ大工さんの家つくりにおける
こだわりや気づかいを確認できるのではないでしょうか。

※メーカー等によっては構造見学会の日は作業を中止している場合もあるので
実際の作業を見たい方は見学前に主催会社に確認をしましょう。

 

完成見学会

自分たちが家を造るにあたり、参考にしたいアイディアを見ることが出来ます。
なぜ、こうしたのか?なぜ、こういった物を使っているのか?

コンセプトやこだわりを実際の物をみながら確認できるところが最大のポイントです。
完成したばかりの家の施主様のご厚意でご入居前に工務店が施主様よりお借りして内覧しているものです。

見学会は実際にこれから住まわれる方の要望を取り入れた家の外観デザイン、外壁材、内装材
生活動線など家具の搬入前の住まいをみることができます。

そのため自分たちの暮らしを想像し参考にしたいところを見ることができます。
実際の広さ、大きさを実感できるので自分たちのイメージと照らし合わせて考えることが出来ます。

以上が住宅見学会の大きな2つの種類です。

家を建てるにあたり、失敗しない為にもメーカー、工務店を決める要素として
実際の「構造見学会」「完成見学会」のどちらにも足をはこんでみると良いでしょう。

《より良い性能をもつ業者を無料で紹介してもらいたい》

完成見学会に参加するメリット

実際に区切られた間取りなのでスペースの感覚をつかみやすい

最新の水廻りの機能などを実感できる

断熱、気密性能を体感できる

取り入れ出来そうなオシャレな部屋つくりのヒントがたくさんある

 

完成見学会は、その名の通り完成した建物を見てもらうために
HM、工務店が宣伝を兼ねて実施するものです。

完成した住宅を見ることで、デザイン性はもちろん
仕上げ材などについても、自分が知らなかった材料に気づくこともできたりします。

また、居間、キッチン、その他の部屋への動線を確認することもできるので
感覚的に「この部屋と、この部屋はもう少し近い方が作業性が良い?」

逆に「離すべき?」そういった事も検討することが出来たりするので
家を建てる際の経験値として役立つはずです。

最大のメリットは設備機器の最新機能や最新技術を見たり、体感できることでしょう。

 

完成見学会でのチェックポイント

見学する前に質問したいことをまとめておく

家族でどんなマイホームを建てたいか、今暮らしている家で不満を抱えている事など
希望、また不満の解消をしたい!

と思うようなことをまとめておくと良いでしょう。
自分たちの理想とする家つくりの要望と完成見学会で違う部分を見ることができます。

こういった違いを自分たちの要望に対し工務店、メーカーがどの様な対処をしてくれるのか知るこも大切です。
工務店の家つくりのこだわりですべてを対処していただけるとは限りません。

質問事項をまとめておくことは工務店選びがスムーズに進みます。

 

今見学している設備品は全て標準仕様ですか?

工務店、メーカーの住宅設備品の仕様の基準はそれぞれ違いがあります。
見学会場でのキッチン、バスなど設備機器が最初から設備されている場合がほとんどです

しかし施主様の要望で入居される方の暮らし方によってキッチンの高さを変更したり
キッチン設備品を標準から上級に変更したり、浴槽などを標準設備品からサイズ変更される方があります。

また扉やサッシなどの建材品も標準品から「断熱を強化したい」などの要望から変更される方がいたりします。
工務店の設備品の標準仕様を確認しておくことは家つくりの予算にもかかわってくるとても大切なことです。

 

自分と担当者との相性がよいか確認する

担当者との相性や質問への対応が真摯であるか確認しましょう。
特に直近の見込み客であるかを工務店担当者は探ろうとします。

丁寧な対応、要望を取り入れたくない対応など会話を重ねることによって
相性や工務店選びに大きく左右する
でしょう。

理想の家つくりを叶えるために自分たちの要望にどのように応えてくれるのかは自分と担当者との
相性がとても工務店選びに大切なことです。

 

丁寧に仕事をしているかを確認しましょう

見学会では室内での内装の仕上げや階段まわりや手摺りなど
細かい作業の部分が丁寧に処理されているか
をみることはとても大切です。

目にあまり届かない部分まで丁寧に仕事されている工務店であるかを知ることは
工務店選びにとても大切なことです。

 

見学会のおよそのながれ

見学会の探し方

工務店のホームページ、新聞折込チラシ、住宅情報雑誌などから見学会の日程と案内場所を探します。
(工務店は地元を中心に営業活動されていることが多いため
手始めにご自身の地元工務店のHPを確認するのも一つです

予約について

工務店によっては予約が必要なところがあります
予約が必要なところは工務店の案内対応を効率よく丁寧にお客様に案内したいためです。
また、個人情報の考えから工務店も施主様も内覧を本当に必要な方だけに絞りたいため
予約形式にして現地詳細住所は返しメールなどにされている工務店もあります

予約が必要でないところは工務店社員総出およびキッチン設備などの納入会社まで会場で案内に携わっています。

現地での注意したいこと
<構造見学会の場合>

柱や床が建築途中のため現地スタッフの指示に従ってください。
そしてサンダルやヒールで行くことはとても危険であり現地ではヘルメットを着用します。
服装にも気をつかいましょう。またお子様の同伴は避けましょう。
やもえない場合はお子様一人での行動はさせないようにしましょう。

<完成見学会の場合>

現地では玄関室内に入るとスリッパと手袋が渡されます 施主さまの完成ご入居前大切なご自宅となります。
スリッパと手袋は現地で用意していただけますがあまり建築物には触れないほうが良いかと思われます。
またサイズを実際に測ってみたい場合は布製のメジャーを持参しましょう。

現地でのアンケートは名前だけで簡単にしましょう

工務店は家つくりの見込み客を探しています。
玄関より入室されるときまたは見学を終えて帰るとき見学会場でアンケート記入をお願いされます。
たいてい住所、お名前、建築予定などですが工務店より後日ダイレクトメール送付および
「工務店の見込み客獲得」のためです。
個人情報をあまり記入したくない場合はダイレクトメールやこの工務店の家つくりの情報を
今後も知りたい場合のみ電話番号や住所、建築予定を記入しましょう 

私の経験から建築予定が2~3年後であればダイレクトメールは届きますが電話はほとんどかかってきません。

見学会の見方

見学会では予約してある場合は営業担当となられる方から丁寧に時間かけてご説明いただけます。
普通40分くらいかと思います。会場では質問にもしっかり答えていただくことができます。
予約を必要としないようなところでは各間取りの部屋および屋外にも社員の方が多数控えているため
質問には丁寧に答えていただくことはできますが完成見学会では
基本「自由にご覧ください」というスタイルです。
構造見学会では自由見学でなく案内係が同行します。
構造見学会、完成見学会ともできればご家族での見学をお勧めしますがお子様同伴は
危険がともなったり予期せぬ事故を防ぐためにも避けられたほうがよいでしょう 。

上記で説明した以外の事で、まだまだ知りたいことや、疑問、相談がある場合は
業者に聞くまでもない、だけど気になったり、相談したいことがあった場合は
何度でも手軽に相談できる(無料相談で不満リスクを解消する)
を利用するのもお勧めです。
工事を「する」「しない」に係らず、どんな相談も受け付けてくれるサイトです。

まとめ

 

見学会で必ず押さえておきたいポイントまとめ

構造見学会の場合

  • 現地での質問事項を事前にまとめておく
  • 「この見学会の家はすべて標準仕様ですか?」と質問する
  • 断熱、耐震、資材、連結金具、音漏れ対策は確認しておく
  • 大工さんの対応をみる
  • 丁寧な仕事であるか確認する

完成見学会の場合

  • 現地での質問事項を事前にまとめておく
  • 「この見学会の設備品すべて標準仕様ですか?」と質問する
  • 工務店の入居される方への気配りができているか確認する
  • 自分と担当者との相性が良いか確認する
  • 丁寧な仕事であるか確認するそれぞれの見学会でポイントを必ず確認していただければ
    きっとあなたのマイホーム作りを叶えてくれる工務店が見つかるでしょう。

以上!

構造見学会・完成見学会を体験して、イメージが付いたところで
次のステップに進んで、又悩む事でしょう。

そうなった場合は一人で抱えこまず思い切って第三者に相談する決断をしましょう。

(無料相談で不満リスクを解消する)

 

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

CTR IMG