リフォームで迷って先に進まない!その一歩を踏み出すために・・・

リフォームは迷って先に進まない!そうならないために・・・

リフォームにも外壁を直す、キッチン、浴室、玄関・・・を直す!
いろいろあると思いますが、納得のいくリフォームを進めるためには

リフォームの流れや手順などを理解しておく必要があります。
以下のことを理解することによって、リフォームをスムーズに進めれるでしょう。

リフォームをお願いする前に

リフォームをしたいと思った時は、何らかの理由があるからだと思います。
床を張り替えたい、外壁を直したい・・・いろいろだと思います。

考えればきりがありません。
いろいろ考えてるうちに何処をそう直していいのか解らなくなってくるものです。

まずは、そうならないために頭の中を整理して優先順位を決めましょう。

リフォームの優先順位を決める

一般的にリフォームをする部位は外部では外壁、屋根、サッシ
内部ではキッチン、浴室、トイレなどが多いとされています。

そこで、いろいろ直したいと考えている人は、まずは何処に不満を感じているのか
不満度レベルごとに、優先順位を決める事が大切です。

リフォームする箇所によって、工事費用がまったく違ってくるのです
当然、予算もあると思いますので、予算も考えながら決めるのがポイントです。

部位別リフォーム費用の相場

外壁リフォーム

外壁塗装は、使用する塗装のグレードによって費用が変動します。
塗装材は安いもので1~2万円程度、それ以上だと2万円を超える金額です。

長い目で見ると塗料によって、年数のもち具合いなどが変わってきますので
塗料選びは業者と慎重に話し合いをして進めるようにしてください。

外壁塗装

60~180万 工事日数 5~10日程度

外壁張り(重ね張り)既存外壁の上に重ねて張る工法

130~220万 工事日数 10~20日程度

外壁張替え

150~300万 工事日数 15~25日程度

屋根リフォーム

屋根の塗装は面積、塗装材、屋根の形状で多少の違いは出てきますが
大概の場合は、80万以内で納まるはずです。

ただ、屋根の葺場合は屋根の重ね葺きや葺き替えの場合には
既存屋根の撤去費用、廃棄物処理費なども追加されるため

予算は100〜150万円とみておきましょう。

屋根塗装

30~80万 工事日数 7日程度

重ね葺き(カバー工法)

60~180万 工事日数 10日程度

葺き替え

90~210万 工事日数 15日程度

ユニットバスリフォーム

浴室リフォームの費用は、50〜150万円でおおよそ収まります。
最も多い、ユニットバスからユニットバスへの工事は50〜80万円ほど

在来工法からユニットバスへのリフォームでは
解体費用が高くなるので70〜100万円程度が相場です

ユニットバス交換

70~100万 工事日数 4日程度

キッチンリフォーム

キッチンリフォーム料金は、50〜150万円がメインの価格帯です。
システムキッチンの交換は、採用する設備のグレードや

キッチン全体のレイアウトで価格が変動しますが
おおよそ100万円以内で可能です。

壁付け型のキッチンをアイランド型キッチンへ変更する場合など
給排水の工事も必要になる際には、100万円を超えることが多いです。

キッチン交換

50~150万 工事日数 2日程度

洗面所リフォーム

洗面所リフォームの価格は、20〜50万円が中心価格帯です。スタンダードなグレードのユニット洗面台の交換がメインです。最低限の機能を備えたシンプルな商品を選ぶと、20万円以下での設置も可能です。

洗面ユニット交換

20~50万 工事日数 1日

トイレリフォーム

トイレリフォームの料金は、20〜50万円が中心的な価格帯です。
洋式便器から洋式便器への交換の場合は、おおよそ50万円以内で可能です。
和式から洋式への交換や、トイレ室内を広くするような工事では
50万円以上かかることもあります。

トイレ交換

10~40万 工事日数 1,2日程度

リフォーム業者の選び方

一口にリフォーム業者と言っても、リフォーム工事だけを
専門に受注している業者だけではありません。

業務の中にリフォームが含まれる業者
異業種なのにリフォームを取り扱っている業者もあります。

会社形態はいろいろで、リフォーム業者と言っても
自らリフォームを行っていない業者もあるという事です。

どういうことか解らない方もいるかも知れませんが
言ってしまえば、施工できる下請けを手配できれば受注することは可能なのです。

建設業の許可をとる、資格をもつなどありますがそれさえクリアーすれば
受注ができるのです。

そんな危険な業者がいるのか?と思う方いると思うのですが
少し考えてください!

大手ハウスメーカーはほとんどが自社で受注し、現場を管理してるだけで
自社施工しているところは無いのです。

実際、現場を施工している職人さん・・・大工さんなどは
昔からその地域で大工をやっている個人の職人さんだったりする事が多いのです。

携帯的なことはさて置き、大事なのは依頼するリフォーム業者が
責任をもってしっかり施工してくれる業者であるかどうかです。

リフォーム業者には以下のような種類があることも覚えておきましょう。

リフォーム業者の特性

住宅メーカー

住宅メーカーは新築住宅がメインで、リフォームを請け負っていいるのは
基本的にグループ会社が施工するという事が多いようです。

例えばですが、
積水ハウス→積水ハウスリフォーム
ミサワホーム→ミサワホームイング

グループ会社でも「看板」を背負っていることで
顧客側にしてみれば安心感があります。

ただし、親会社の住宅メーカーで建てられた家だけを対象にしている場合もあり
それは家の構造を知っているので、リフォームが容易になる利点からです。

工務店

工務店には大きな工事をやっている工務店などいろいろです。
ここでは地域の中小規模な工務店を前提にお話をしたいと思います。

建設業として万能性を持ち、新築住宅からリフォームまで請け負っています。
依頼内容によって、自社でも設計や施工を行ったり

設計は他の設計事務所、施工は下請を統括する元請になったりと
様々な形態があるのも工務店の特徴です。

また、住宅メーカーや建材・設備メーカーからの
受注にも対応しているケースが多く、メーカーに依頼しても

実際のところ施工は工務店になることも珍しくありません。

設計事務所

主に設計、デザインを主としています。
顧客の依頼に対して設計、デザイン考える仕事がメインです。

そのため、リフォーム分野でも建築士の好みが表れやすく
デザイン性の高いリフォームを求めるなら、設計事務所は候補になります。

ただし、設計事務所だから必ずデザイン性に優れているとも限らず
工務店の建築士によるプランが好みに合うケースも当然にある訳です。

設計事務所=デザイン性重視とする考え方は、正しいとは言えないでしょう。
なお、純粋な設計事務所は施工をしませんので

リフォームを受注する立場の存在です。
最近は設計事務所でも、設計、施工を行っている会社も多くあります。

しかし、建築士には工事監理業務を主としているため
施工が図面通りに行われているか確認するのが

一番の役割と言っても過言ではありません。

リフォーム会社

住宅メーカー系のリフォーム会社を除くと
リフォーム専業で全国展開している会社は少ないですが

リフォーム会社と称する会社には、自社ではまったく施工せず
下請に丸投げする会社もあり、施工管理がいい加減で

社会問題になったこともあります。
特に、飛び込み営業型のリフォーム被害は深刻で

顧客側も注意するようになって悪徳業者は減っていますが
注意が必要でしょう。

専門工事業者

特定の専門工事を業務としているので、普段は工務店などから仕事を依頼され
下請け業者として専門的な工事に特化しているため

総体的納まりを検討し、良い仕上がりを求めることは難しいかも知れません。
ただ、専門工事においてはプロなのでそういったピンポイントな工事に関しては

コストパフォーマンスが最も良くなります。
例えば、玄関のタイルが剥がれて直したい!

工務店、メーカーに頼んでも出来ますが
知っている専門業者がいれば、左官屋さんに直接お願いすると安くなります。

専門業者は工務店のように図面を引ける人材がいなかったりします。
また、リフォームでは複数の専門工事を必要としたりすることも多いため

設計事務所へ依頼した結果、外注や他の専門工事業者を
下請に使うことになればコストも上がってきます。

フランチャイズ

建材・設備メーカーが、全国的に施工業者をフランチャイズ化しているケースで
代表例は、トステムやINAXなどから作られた、LIXIL(リクシル)です。

全国に多数のフランチャイズで500店舗以上を持ち
自らの建材や設備を用いたリフォーム事業を展開しています。

建材・設備の確かさは言うまでもないですが
フランチャイズになることで施工業者側としても一定品質を保たなくてはならず

何かあればメーカー側にクレームが入って存続危機になる図式から
住宅メーカーのような安心感はあります。

見積もりをお願いする。

予算と、希望内容を整理して業者に見積もりをお願いしましょう。
見積もりをお願いするときは、数社から見積もりを取るようにしましょう。

その時に、業者には同じ条件で同じ仕様で見積もりさせるのが比較するコツです。
業者によってはこの仕様にすると安くなりますよといって

持っている在庫を提示してくるときもあります。
それを容認してしまうと、比較するにあたって不公平ですし

比較になりませんよね。
基本的に見積もりは、同じ条件、同じ仕様で比べるようにしましょう。

リフォーム会社にはそれぞれ得意分野があります。
例えば、水回りの施工実績が多い!

外壁の塗装の施工実績が多い!
などなど、ホームページを見たりして情報を集めましょう。

業者を探す際は自分でリフォーム会社を選定するのも良いですし
希望に合ったリフォーム会社をいくつか提案してくれる

WEB一括無料見積もりサービスを利用するのも良いです。

以下の記事から優良業者を見つけるコツを参考にしてください。

信頼できるリフォーム会社を見つけるための見極め術!

この段階では、知識の習得や、リフォーム会社の見極めのために複数の業者に
相談&簡易見積もりをお願いすることをお勧めします。

補足〉業者に見積もりをお願いするときに用意する書類

・自分の家の設計図面(あれば業者は助かります)
・建築確認申請書類や建築当時の工事写真
・家の不満や改善したいことのリスト
・リフォームのイメージに近い写真等
・管理規約(マンションの場合※リフォーム内容に影響が出る場合があるため)

まとめ

リフォーム業者をどのように選ぶのかは、個人によって重視するポイントが
異なるため、何がベストな方法かは難しく運もあります。

それでもはっきりしているのは、安さを基準にしたときは失敗しやすい点です。
スーパーで日用品を買うのと違い、リフォームは何年何十年と使っていく場所を

直すためにするので、安かろうは厳禁です。
ほとんどの消費者は工事に何の知識もないので

工事範囲と工事内容を納得できるまで説明してもらい
金額に関係なく丁寧に対応してくれる業者を選ぶようにすることをお勧めします。

※自分が疑問を持ったことに、的確に対応してくれる。
納得のいく説明をしてくれる業者を選ぶのが基本です。
(これはこういものです。などそれ以上の事は言わない業者は注意です)

また、大手の業者が安心できるとすれば企業イメージを損なう工事は
しないだろうと思う、消費者側の希望的観点でしかありません。

過去には、誰もが信頼してしまう企業や建築士でも耐震偽装事件を起こしました。
デザインや予算はもちろん大事ですが、業者の信頼性や保証にも目を向け

相見積もりは安い業者選びが目的ではないという意識が大切です。

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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