ガレージの外壁を塗装・・・それ!業者に頼んじゃうんですか?
ある程度の時間と知識がある方であれば、ガレージ程度の塗装であれば
自分で塗ろうと思えば塗れます!
そう思う方も結構いるのではないでしょうか?
自分で塗装しようと思っても、実際自分で塗装するとなると自信がない!
そんな方を何とか自分で塗って、「自分も楽しみ」「出費もせずに」キレイにする後押しを
出来れば良いと思い、いろいろ書いていきたいと思います。
最初に言っておきますが、プロみたくキレイに仕上げようなんて思わないでください。
経験や使う道具で差が出てくるものです。
とは言っても、ちょっとしたムラが出たりすることはあるかも知れませんが
第三者(塗ってる現場を見ていない人)が見た時にそこまで見る人はいませんし
ムラや細かいところまで気づく人なんて、プロ以外にはいませんので安心してください。
そもそも
「少し錆があがってきた」「汚れが目立ってきた」そういった状況のものに対して
誰がペンキを塗っても、塗ってしまえば間違いなくキレイになりますから!
ただ、少しの知識とコツさえ知ればプロに負けないほどの仕上がりにもなりますので
しっかり、コツと知識をたたき込んで欲しいと思います。
塗装するために最低限必要なもの
養 生
※養生しなければならない範囲に応じて選びましょう。
ブルーシート
マスカー
マスキングテープ
ケレン(下地処理)
※ケレンしなければならない範囲や状況に応じて選びましょう。
サンドペーパー
正面だけが錆て、錆が深くない場合は通常、180番、240番の研磨紙で対処できると思います。
錆が深い場合は目の粗い80~120番の研磨紙を使うと良いでしょう。
ナイロンたわし
比較的荒いものなので汚れや、浮き上がって取れそうなサビなどを落とす場合。
サンダー
作業範囲が広かったり、凹凸の差がある場合。
又、時間を短縮したい場合。
スクレーパー
錆等がペーパー、サンダーなどで取れないけど、明らかに「浮いている」
「ささくれている」などといった場合、削りとるために使用します。
ブロワー
ペーパーやサンダーを掛けた後の鉄粉、錆などを飛ばすために使うものです。
かなりの風力があるので、土ホコリなども吹き飛ばしてくれます。
刷毛・ローラー・塗料入れ
塗料(鉄部用・錆止めの要らない塗料)
刷毛洗い
油性の場合のみ。
薄め液
塗料缶に書いてある㎡数で微妙に足りなくなると予想した場合に希釈する。
注意)原液の塗料の量と薄め液の割合はほぼ同じ量になるよう希釈すること。
塗料の缶に直接薄め液を入れてしまった場合、足りなくなりそうになった時に
また薄め液を入れると色合いが変わってくるので、面倒でも一定の量を小分けにした塗料に
薄め液も一定の量を入れて作るようにしましょう。
以上のものが揃っていれば、大抵の作業には対応できるはずです。
ガレージ塗装の正しい工程(作業手順と要領)
①足場の組み立て
当然ですが、手の届かない所は足場を組み立て作業することになります。
ガレージ程度であれば脚立足場で要は足りると思われます。
要領
脚立を設置する際は、地盤がや割らく無いか確認し、設置後は一度脚立に足をかけ
体重をかけ足が埋まっていかないかを確認することが重要です。
②洗浄又は清掃
高圧洗浄機があれば、全体を1度洗浄することをお勧めします。
高圧洗浄機が無い場合は、土ホコリや汚れがついているところは拭き取りをするようにしましょう。
要領
高圧洗浄機を使用する時は、洗浄水が飛散するので、本来であれば足場を組みネット張って
飛散防止処置をしますが、自分で塗装する場合はそうもいかないと思うので
隣地に汚れたら困るようなものがある場合は隣の人の許可をとり養生するなり
寄せさせてもらうなどの対応が必要になります。
養生
開口部又は塗装のしない部分は塗料が着かないように
マスカー、マスキングを使い隙間なく養生しましょう。
要領
①養生は基本的に塗装が終わるまで、外すことはありません。
よって、開口部や出入り口(シャッター)は養生の仕方に工夫が必要です。
思いつかない場合は、面倒ですがその都度養生するようにしましょう。
②養生そするということは、塗装の切れ目と言うことになります。
その養生を雑にやってしまうと、養生を剥がした時にラインが曲がって見えてくるので注意が必要です。
ラインをまっすぐにしたい場合は、基準の隅を出したうえで、マスキングテープ等で養生しましょう。
下地処理
ガレージ板金に錆などがあった場合は、ペーパーやグラインダーを使って錆の表面を落としていきます。
要領
①サビは表面のザラザラが無くなる程度まで研磨紙等で仕上げていきます。
②隙間などがあった場合は変性シリコーンを使って隙間を埋めていきます。
コーキングはは塗装のが出来るタイプのコーキングを使いましょう。
塗装塗り(工程)
公共工事の仕様でいうB種をここでは紹介します。
※塗装工程にもグレードみたいなものがありA.B.C種とすれぞれ工程が違ってきます。
※中、上塗りについても耐候性ペイントのB種の工程を紹介してます。
①錆止め(1回目)
②錆止め(2回目)
③研磨紙ずり
④中塗り
⑤上塗り(材料によっては上塗り2回目が有)
このような工程になります。
塗装を塗る時のコツ
① 凹凸ががる場合は、先に刷毛を使って入れ隅部分を塗ってからローラー等で塗るようにしてください。
② 基本的に塗装は上から塗っていきます。塗装を行う前に
どのような順番で塗っていくのか考えておきましょう。
錆止め(下塗り)
錆止めは基本的にあ2回塗る必要があります。
ただ、部分的に錆がある場合はその部分だけをタッチアップして2回目の塗布で
全面を塗るという事もあります。
公共工事では無いですが、民間の場合は、ところ所しか錆が付いていない場合は
錆の付いた部分だけ2回塗るといったこともあったりします。
研磨ずり
錆止め塗料を塗った後に、十分乾燥してることを確認し
研磨紙で表面をツルツルにするイメージで仕上げていきます。
せっかく塗ったのに傷をすけるの?
と思うかも知れませんが、仕上がりを良くするために必要な工程です。
中塗り・上塗り
研磨したホコリを掃除してから、中塗り、上塗りと塗っていきます。
中塗り・上塗りと言葉を変えていますが塗料としては大概の場合同じもので塗ります。
2回塗ることによって塗装の耐久性も向上します。
また、1回塗りだと下地の色がかすかにムラになって見えてくることがあるので
そういう意味でも2回同じ塗料を塗ったりします。
中塗り・上塗りの塗料にはそれぞれ種類があるので少し紹介します。
塗料にはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素系塗料と主に4つの種類があります。
それぞれの塗料の特徴を簡単に紹介したいと思います。
アクリル塗料
アクリル塗料は、カラーバリエションも多く、素人でも塗装をしやすいとい特徴があります。
アクリル塗料の特徴や費用についてアクリル塗料の特徴アクリル塗料とは、アクリル系合成樹脂成分を主成分とする塗料のことです。アクリル塗料の最大の魅力は、何と言っても価格の安さです。加工がしやすいのが特[…]
ウレタン塗料
ウレタン塗料は、弾性や伸縮性に優れており、外壁塗装によく使われています。
ウレタン塗料の特徴や費用についてウレタン塗料の特徴ウレタン塗料とは、ウレタン系の樹脂が主成分となる塗料です。塗料の中でも、価格や耐久性においてバランスの良い材料と言えるでしょう。ウレタン塗料の出初めは、外壁塗装に[…]
シリコン塗料
外壁材への塗装にもよく使われている塗料です。
シリコン塗料の特徴や費用についてシリコン塗料の特徴シリコン塗料は、シリコン樹脂を主成分とする塗料です。正確には「アクリルシリコン塗料」といいますが、業界では略してシリコン塗料と呼んでいます。新築はもちろん、外壁、屋根のリ[…]
フッ素塗料
また、カビの発生を防ぐ性質もあり、湿気の高い地域での外壁塗装におすすめの塗料です。
フッ素塗料の特徴や費用についてアクリル塗料の特徴フッ素塗料とは、主成分の合成樹脂がフッ素系である天然石を原料とした材料です。他の塗料と比べ価格が高いですが、優れた耐久性、耐候性を持っているためメンテナンスを極[…]
まとめ
ここではガレージ(鉄面)の塗装の仕方についていろいろお伝えしました。
塗装業者にお願いして塗ってもらうと間違いないですが
ガレージ程度であれば、時間をかけて塗ろうと思えば自分でも塗れちゃうものです。
塗装屋さんに頼んだ場合10万円以上の金額がかかったりします。
自分で塗ると材料を集めたとsいても数万で住みます。
後は施工手順と要領さえ解れば十分自分で塗装出来るのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
高所での作業には十分気を付けて作業して下さい。