屋根を剥がさず葺き替え?価格を抑えることが出来るカバー工法とは。

屋根を剥がさず葺き替え?価格を抑えれるカバー工法とは

屋根におけるカバー工法とは、現在の屋根の上に新たに屋根を張る工法の事です。

単純にメリットを言うと、古い屋根を剥がす手間、処分費がかからないので

工事費用を抑える事が出来る

工事日数を減らす事が出来る

といった二つの点が言えるでしょう。

カバー工法で施工が難しい屋根

➀ 瓦屋根

② 全面的に錆が発生しボロボロになっている屋根

③ 劣化が進んだコロニアル屋根

以上の場合はカバー工法での施工は難しいでしょう。

理 由

➀の瓦屋根の場合はそもそもカバーする必要性がありませんし、部分補修で済みます。

②、③の状況だと現状確認が必要ですが、腐食又は劣化が進んでいる場合は
屋根の下地そのものが傷んでいる可能性が高いためです。
傷んだ下地の上に新しい屋根を張る事は可能ですが、「どうなんですか?}というお話です。

 

屋根カバー工法のメリット・デメリット

メリット

費用が抑えられる

屋根カバー工法で屋根リフォームをおこなう一番のメリットはなんといっても工事費用の安さです。
古い屋根を残したまま屋根全面をリフォームでき、撤去処分費用を抑えられます。

特にアスベスト入りのコロニアル(スレート)の撤去処分費用は高額です。
屋根カバー工法の役1.5倍以上の費用がかかります。

工期を短縮出来る

屋根カバー工法は葺き替えに比べて短い期間で終わります。
工事実数だけでカウントすると5~8日程で工事を終わらせることが出来るでしょう。
(ただし、良い天候が続いた場合)

デメリット

屋根が重くなる

屋根カバー工法をおこなうと、新しく被せる屋根の重さが加わるため
屋根全体が元の屋根が残っている分重くなります。

耐震性への影響は軽微とみて良いと思いますが
多少なりとも重くなった分、影響はあると考えて良いでしょう。

被せる屋根は軽い金属屋根が一般的によくつかわれます。
金属といわると重いイメージがありますが、厚さが0.35mm、又は0.4㎜の鋼板が通常使われます。

なので想像以上に軽い物のなのです。
気になる方は金属屋根業者さんに問い合わせしてみて

サンプル(現場で出た残材)を実際に見せてもらうと良いでしょう。

 

カバー工法で施工ができる業者

板金工(板金屋さん)が工事をすることになります。

この工事をするには皆さんお察しのように、板金屋さんにお願いする必要があります。
いわゆる、板金工と言われる業者の人たちです。

屋根工事では金属屋根の葺き替えやカバー工法などを主として工事をする業者となります。
とは言っても、屋根というイメージが強いと思いますが

板金工事業者ですから、当然壁が金属サイディングであれば板金工事の範囲となります。
ただし、IGサイディングやDanサイディングは釘打ちで止めていくだけで、加工という加工がないため

大工さん又は外壁専門の貼り屋さんが張っているのが現状です。

 

工事をする業者と、請け負う業者は必ず一緒とは限りません

板金工事会社は板金工だけで構成されている会社ではない。
確かに、板金工(親方)と(職人さん)との構成で現場で作業することが専門のところもあります。

そういった板金工に知り合いでもいない限り、直接工事を依頼することは
プロで元請をやっていない限り、ほぼ無いと思います。

安いからと言って、つながりも無い板金工に自らお願いすることは

お勧めできません。

なぜかと言うと

どんな人かも解らない!

技術的にどの程度かも解らない!

丁寧に工事をやってくれるのかも解らない!・・・他

リスクが大きくありませんか?

我々プロでも警戒するくらいです。
ただ、プロの施工管理であれば技術的指導もできますし

納まりを考え丁寧に工事をするように指示も出来たりします。
それが、素人であればそういった指示など当然出来ないので

その工事や作業に対して「良い」「悪い」の判断がつかないからです。

 

工事をお願いするなら

施工管理者若しくは施工を管理出来る人がいる業者を選ぶ事をお勧めします。

板金工事会社 → (板金工である職人さんに依頼)

工務店 → (板金工事会社に依頼)

ハウスメーカー → (板金工事会社に依頼)

リフォーム会社 → (板金工事会社に依頼)

などがあげられます。

施工管理者とは建築現場において、総合的に現場を監督(管理)する者をいいます。
板金工事会社でも施工管理技術者がいる会社もあります。

専門工事業者は請け負う金額にもよりますが、住宅の板金工事程度の金額であれば
施工管理技術者はいなくても良いことになります。

(ちなみに2級建築施工管理技士が担当できる工事は
請負金額が4000万以下の工事ですが住宅の板金工事で4000万を超えるってことはないですよね)

住宅の工事一式を請負う会社であれば施工管理技術者がいても不思議ではありません。
技術者がいなくても、現場をちゃんと専門に施工管理(現場監督)をしてくれる人がいてくれれば良いのです。

そうすることで、その人が事前に現場の調査、屋根工事であれば足場を組む手配、見積もりの作成
お客様との打ち合わせや、工事の確認、アフターサービスなどを行ってくれるのです。

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カバー工法に使用される材料

カバー工法は、現状の屋根の上に新たに屋根材を張りつけて施工する方法です。
その工法に使われる屋根材は一般的に耐久性に優れている「ガルバリウム鋼板」という屋根材があります。

特 徴

耐久性に強い(錆にくい)

ガルバリウム鋼板は寒冷地では定番の屋根材です。
耐久性としては、およそですが25~30年はもつはずです、地域の気候状況や

メンテナンスの仕方でもその寿命は大幅に違ってきます。
気候はどうしようもないですが、メンテナンス(塗装の塗り替え)などで手をかける事によって

10~15年くらい寿命が延びてきます。
カバー工法を行う時は、どんな材料を使って工事をするのか確認しておきましょう。

 

カバー工法の費用の相場

屋根を撤去せずにカバー工法で屋根をリフォームする際にかかるおよその価格は
1㎡あたり1万円前後がおよその相場です。

この相場はあくまで屋根の張り替えのみの相場で、足場や下地の補修費などは含まれてません。
足場の費用については以下の記事を参考にしてみてください。

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屋根の相場については、その屋根の形状や状態によって変わってきたりします。

下屋がなく2階部分の屋根のみのという場合の例

㎡当たり(1万円)として
50㎡の屋根だった場合は、50万円となります。
それに足場代10~20万程度がプラスとなってきます。
よって、50㎡の屋根であれば60~70万円程度の工事費がかかることを想定しておきましょう。

 

まとめ

屋根カバー工法の費用相場は、上記でもお伝えしましたが、㎡当たり1万円前後となります。
通常の住宅であれば、80㎡~150㎡(下屋が無い場合)程度の場合が多いと思われます。

よってカバー工法の費用としては、㎡当たり(1万円)として80~150万円となってきます。
あくまで相場の金額ですので、屋根の形状や使う屋根材によって変動してきますので

実際に工事をしよと検討している場合は、実際にいくらかかるか
業者からの見積もりを提出してもらうようにしましょう。

工事費用をお安く抑えるには、やはり地元の専門業者に依頼することが良いでしょう。
もし屋根を直そうと計画するのであれば、ついでに外壁も直すことを考えた方が良いです。

というのは、屋根を直すために足場を組む事になりますが、その時に数年のうちに
外壁も直すかも知れないと思っている場合は、外壁を直すためにまた同じ足場を掛けなければなりません。

トータル的に考えるとその足場代(10~20万程度)を余計に出費することになるからです。
今の現状だけを安くすませようとする業者はそれはそれで良いかも知れませんが

トータル的にお客様の立場になって提案してくれる業者に出会うことが大切です。

良い業者に少しでも出会うためには、以下の事に注意をして見極めましょう。

 

1 ホームページなどに施工実績が掲載されている

2 丁寧な事前点検をしてくれる

3 見積もり書は“一式”ではなく詳細な項目

4 職人以外の担当者が工事チェックに入ってくれる

以上の4点を押さえておきましょう。

 

屋根カバー工法は、コストパフォーマンス良く屋根を長持ちさせられる工事です。

また、万が一雨漏りがしたとしても、元の屋根が防いでくれるという安心感もあったりします。

適正価格で安心して工事を行ってもらうために、何かのヒントとなれば幸いです。

 

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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