リフォーム工事で「不満無し」「失敗無し」理想通りする10のステップ。

リフォームで「不満」「失敗」をしないために

 

「リフォームをしたいけど失敗したくない」誰もがそう思われることでしょう。

リフォームで失敗したお話を聞くと、ほとんどが「業者任せ」で

工事を進めてしまった事に原因がある事が多いです。

「素人だから解らない」・・・確かにそうではあるのですが

具体的に「ここはこうしたい!」※予算との兼ね合いを考える

そんな事を、自分なりに計画をたてたうえで・・・逆に業者に指示する勢いを持ってもらいたいのです。

今はネット社会で検索すると、いろいろな情報がすぐ入ってきます。

リフォームで不満や失敗をしないためには、不満・失敗の原因の情報取集することが大切です。

具体的にどのような事で不満を感じたり、失敗をしてしまうのか

思い当たる事を書き出していきたいと思います。

 

計画を順序だてて行うことです

 

失敗しないための計画する際の順序

① 家族での話し合い

② 予算を決める

③ 計画

④ 業者に依頼(業者選び)

⑤ 計画・予算を業者に正確に伝える

⑥ 工事開始

⑦ 計画通りに進んでいるか確認

⑧ 工事完了

⑨ 完成時のチェック(打合せ通りになっているか)

⑩ 引き渡し

 

①~⑩の各項目の重視するポイント

 

①家族での話し合い

リフォームをする計画を考えた時に、一緒に住んでいる家族に相談しない人はいないと思います。
リフォーム会社に相談する前に、家族で十分に話し合いをして、どう変更したいかを決定し置きましょう。

例)外壁を張り替えたい(塗装したい)・玄関を取り替えたい
ユニットバスを取り替えたい・間取りを変更したいなど・・

何故そうしたいのか?どう直したいのか?をノートなどに書き込んでおきましょう。
又、解らないことがあれば、リストを作っておいてください。

いざ!業者さんと話をする時に、正確に伝える事ができますし、何故そうしたいのかを伝えることで
業者側の方で「こんな方法もあります」「そう考えるのであれば、こちらの方がおススメですよ」

など提案できるからです。

 

基本的な計画の進め方

  • 何処を直したいのか
  • 何故直したいのか
  • 直した結果どうなるのか
  • 結果を想像したときに、そもそも直す必要性があるのか(他に方法はないのか)
  • 決断をする
  • 金額を確認(ネットなどで相場を知る)
  • 予算内で納まるのか(納まらない場合は消去法で削る)
  • 業者にお願い(契約)する。

以上の項目を踏んで計画をすると良いと思います。

②予算を決める

まずリフォームをしたいと思った場合、最初にすることはリフォーム会社に相談することではありません!
「リフォーム工事にどれくらいの費用をかけれれるのか」を決定しから、内容を突き詰める必要があります。

予算の検討がなくいきなり、リフォーム会社に相談すると
当然、業者はお客さんの要望を取り入れて工事金額をはじき出してきます。

結果、想像以上になってあれも削る、これも削るとやっているうちに
なんだか、残念な気持ちになってリフォーム自体が面倒になってしまう事があったりします。

最初に時点である程度の予算を業者に言っておくことで、業者側もそれなりの考えをすることが出来ます。

③計画

最初の話し合いとは違い、予算をある程度決めた時点での計画です。
この時点では、話し合いをした時にいろいろな案が出たとおみますが

いくつかの案が減ったり、増えたりしているはずです。
予算内で納まるように絞った案をより具体化をしていく作業をしていきます。

 

例)収納スペースを増やしたい場合
実際に収納するものを検討し、どれくらいの広さを必要とするのか
又、棚は何段必・・など

 

計画された提案を具体的に計画する作業をここでは行っていきます。

④業者に依頼

ある程度、予算、計画がまとまった時点でいよいよ業者に依頼(相談)をします。
ここで、リフォームがうまう行くかどうかが決まってくると言っても過言ではありません。

知っている業者さんがいるのであれば、安心ですがそうでない場合は
多少、リスクが生じてくるでしょう。

そういった場合は、見積もり比較・相談サイトを利用して優良業者を紹介してもらう事も出来ます。

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⑤計画・予算を業者に正確に伝える

ここでは今まで計画をして決めたことを、業者に伝えるという作業をします。
結果だけを伝えるのではなく【なぜそうしたのか】理由も伝えることが大切です。

※口で上手く説明できない場合は、雑誌や写真、イラストを書くなど・・・そういった意思の伝え方をしましょう。

 

例)カウンターを設置する計画をした場合

業者に伝えたこと : ここにちょっとしたカウンターが欲しい。高さは一般的な高さでいいです。

これじゃ自分の思い通りのカウンターにはなりません!
人によっては受け取り方が違うのです。

業者の考え
ちょっとしたカウンター?コップなどをちょっと置けるような奥行きがあればいい!
と解釈をした業者は、奥行き300㎜程度、高さは800㎜でカウンターを設置した。

施主の考え
ちょっとしたカウンターの上にレンジ、オーブンをおきたかった。
登当然ですが、奥行き300㎜だったらカウンターからはみ出します。

業者に伝える正解例 : オーブンとレンジを置くためのちょっとしたカウンターが欲しい。

これだけで業者側は、奥行き、幅、高さを想定することが事が出来ます。

ちょっとした伝え方で、業者側がお客さんに提案する内容が変わってくるのです。

⑥工事開始

計画、金額が決まった時点で初めて工事にとりかかる事が出来ます。
工事に入る前には、工事をする場所を片付けることをおススメします。

いや!片づけてください。
物がある事によって業者側はものすごく気を使います。

キレイに片づけなくてもいいのです。せめて作業するスペースを置けて欲しいのです。

 

例)外壁の塗装工事をする場合
建物周囲、外壁から1.2m以内に足場を設置するのに邪魔になるものがないか?
又、壊されたら困るものはないか?を確認し片づけてあげましょう。
※ある程度の軽微な移動なら、業者側でやってくれます。

 

例)部屋の仕上げ材を変える場合
床を変える場合は、当然ですが、その部屋(床に置いてあるもの)は片づけてあげましょう。
ただ、業者にもよると思いますが、ベット、タンス2つ程度のものであれば、
※部屋半分を仕上げたところに移動してくれる場合があります。

壁を張替える場合は、部屋の真ん中に物がある(高さ1m程度)分には何とかなります。
壁周囲に脚立を設置するため壁から80㎝程度は空けるようにしましょう。

⑦計画通りに進んでいるか確認

ここでは、打合せ(計画)通りに現場が進んでいるか確認しましょう。
出来てしまってから、こういう打合せでしたよね?といっても直せない場合があったりします。

確かに、間違った業者が悪いのですが、20~30万の修繕で直すのに10万もかかってら可哀そすぎます。
時間があるのであれば、現場をたまに見て寸法、打合せしたものが使われいるか確認しましょう。
現場進行中であれば、直すのは比較的簡単に直せたりします。

⑧・⑨完成時のチェック

ここで完成となります。
しかし、完成したら現場担当と施主による完成検査を行います。

業者によっては、正式に行うところもありますが、完成したので確認してもらえますか?
で済ませる事もあったりします。

その時に、キズ、打合せ通りになっていないところを指摘しましょう。
その場で言いずらいからといって、後回しにすると「お客様がこれで良いと承諾したことになります」

特にキズなどは物を入れてから発見しても、これは工事中に付いたキズではありません!と言われることがあります。
引き渡し以降になってしまうと、例え、物を移動する前に付いていた傷だとしても、証拠がないので何とも言えない状況なったりします。

完成時は気分が良く、「ありがとう」の気持ちの方がおおきくなり、あらを探そうなんて失礼と思われるかも知れませんが
それが原因で、揉めるケースが数多くあります。

完成検査をする時は、見た目、外傷的に何かあっても一切業者に責任はない!
全て自分の責任という想いをもって検査しましょう。

⑩引き渡し

検査をした結果、「キズがあった」「打合せ通りになっていない」などに気づいた場合は
業者側で全て直します。

直したのを確認して納得したら、初めて引き渡しとなります。

 

リフォームで失敗する要素

 

失敗と成功の違いは理想通りに事が進んだかどうかです

「理想の通りに工事が出来たら成功」言葉に出すと当たり前で、当然なことと思われるかも知れませんが
その当然なことを出来ていない方が結構多いんです。

リフォームは何故行うのか?
不満な部分をなおしたり、住みやすくするために・・・などといった理由だと思います。

内装仕上げを変えたい・・・

寒いので暖かくしたい・・・

間取りを少し変えたい・・・

色々な理由が有ると思います。

リフォームをした結果、理想通りの家になって初めて成功といえるのではないでしょうか。

予算を重視しすぎて必要なことを削ってしまった

リフォームで失敗する要素はいろいろありますが、よくあるケースとして「予算を気にしすぎて必要な事まで削ってしまった」ということです。
事前に予算を決めることは大切ですが、出費を抑えることに意識を向けすぎてしまうと、逆に失敗してしまいます。

せっかくリフォームをしたのに、重い通りにはならず出来たと同時にここやり直しをしたい!
そんな思いになって直す方もいれば、我慢する方もいます。

リフォームをする場合は、自分が金額にかかわらず「これだけは譲れない」という意思を持ったうえで行動すると良いでしょう。
見積を見て予算が足りない場合は、緊急性が無い限り1~2年我慢してから直すとか・・・。

そういう考えを持って計画することをおススメします。

進められた物をつけたけれど必要なかった

プランを計画していく中で、業者にあれもこれもと進められたものを受け入れがちですが
これも、失敗というほどではありませんが、無駄な事をしてしまったと思う事があります。

説明を受けたときには便利に感じ是非付けたい!と思ってはいたものの
実際に使ってみると「必要なかった」「要らないものだった」と感じるケースがよくあるパターンです。

工事をするついでだと思って、便利なものを取り入れようとする気持ちは解りますが
業者の営業トークに乗せられて返事をしないように気つけたいものです。

決める時には便利かも知れないけど、自分には本当に必要か?
自問自答をしてみてはいかがでしょうか。

素人には解らない!・・と業者に全て任せた

確かに解らない事の方が多いかと思われます。
しかし、解らないなりに自分で雑誌を買ってきたり、聞いたりする努力は必要だと思います。

任せきりにした結果、思っていた仕上がりにならなかったという失敗例がたくさん起きています。
ひどい場合、任せて出来たものに対して「あなたプロなのにこんな作り方はないでしょ」

「こんな材料を使ったの」「この色私は嫌い」などいってく来たという事例もあったりします。
その時は、「センスが無くてすみません」と謝りますが

本音は「任せるって言ったでしょ?そう言うなら最初に言ってよ」と思ってしまいます。
後は、任せると言われたので、お客様の事を思い、カッコよくしてあげたいという想いから

手間がかかるような細工をした結果、見た目はいいけど・・必要ないでしょ?
こんなことに手間をかけた分、高くなってるんですよね?・・・と激怒された!などという経験があります。

以上のように・・任せる!

という言葉を使う時には、決まった金額で納めるということ以外は
工事の事について(センス、施工方法、色など)あなたに従い、文句は絶対言いません!

そんな気持ちを持った時以外は「任せる」という言葉は使わないことです。

 

リフォームの失敗事例

 

ここでは、お客さんがよく言ってる失敗事例を紹介したいと思います。

リビングは階段がでの失敗

リビングに階段を設置したら、他の部屋を圧迫して狭くなってしまった・・
リビングの熱気が二階に行ってしまいリビングが寒くなった・・・など

リビングに階段を設けたことに関しての失敗をよく聞きます。
リビングは唯一家族でコミュニケーションの場になるところで居心地の良さが重要なポイントです。

動線の関係上、リビング階段を設けるケースが多く見られますが
そのせいで空間が狭く居心地が悪くなり、家族の関わりが減ってしまうこともあるので注意してください。

キッチンの見た目を優先した

キッチンに立つことが多い女性は、空間の見た目も大事ですが、見た目よりも使い勝手を優先しましょう。
外見や見た目を優先してしまうと、使いずらい・選択しにくいキッチンになってしまいます。

例)床をタイルにした結果、調理中に油が飛び散ってスベリ安くなってしまった・・・
足の裏が冷たくなった・・・など

キッチンは女性にとって1時間2時間といる場所です。
見た目を良くしたい気持ちは解りますが、日ごろ楽に使える事を優先して計画しましょう。

使いにくい浴室・トイレ

浴室やトイレなどの水まわりはキッチン同様、毎日使う場所なので使いやすさを重視しなければなりません。
ショールームで見て決めたトイレが、実際に自宅につけたら思ったより便器が大きくてトイレが狭くなった。

ユニットバスは手摺を付けたかったが、最初に言ってなかったので付ける事ができなかった。
そんな失敗例をよく聞きます。

玄関のスペースの取り方

玄関のリフォームでよくある失敗は、スペースが上手に活用できなくなることです。

例)玄関にコンセントをつけ忘れたため掃除がしづらくなった・靴箱を設置したらスペースが狭くなった

などの失敗事例があります。
収納扉の開閉のせいで玄関の空間が有効活用できないなどさまざまです。

家族が頻繁に出入りしたり、来客を迎えたりする玄関だからこそ
常に清潔で使い勝手のいい空間にすることが大切なポイントとなります。

予算内に収まらない

「予算内に抑えることができない」「予算を大幅にオーバーしてしまった」など
予算で失敗するケースもよくあります。

予算内に収まらない大きな原因は、優先順位を決めきれていないからです。
最初でも言いましたが、リフォーム工事を行う前に

「どこを直すのか?それに対しどれくらい金額がかかるのか?」
そういった事を考えながら、重要視すべきこと!優先順位を決める!

といったことをハッキリ決めておけば失敗を防ぐことができます。
予算内で納まるように削っていくだけの作業なので、無理をしない限り失敗することはないと思います。

生活動線を考慮しなかった間取り

間取りを変えるリフォームを計画した場合は、たいていの場合大がかりな工事となってきます。
間取りの変更は慎重に考える必要がありますが、失敗例が多いのも事実です。

間取りのリフォームでよくある失敗例として、生活動線を考慮しなかったことが原因で
部屋はキレイになったのはいいが、逆に住みにくい環境になってしまったという話を聞いたりします。

部屋の配置はもちろんですが、出入口の位置なども十分に考慮して決めたければなりません。
普段、自分たちがどのように行動して、どういった行動の変化があるのかを把握して決定すると良いでしょう。

移動や流れを把握せずにリフォームすると、快適ではない住みづらい環境になってしまう確率が増えてくるものです。

 

リフォームで失敗しないための対策

 

リフォーム業者とのやり取りを書面に残す

理想を叶えるためには、リフォーム業者とのやり取りしたことをちゃんと書面に残すことが大切です。
後で「言った、言わない」などの食い違いをなくす唯一の方法となります。

面倒だしたいした事言ってないし忘れないと思って、つい口約束だけで約束をしてしまいがちですが
打ち合わせをした内容はメモをするか、承諾を得て録音しておきましょう。

また、リフォームの詳細な内容などきちんと書面で残してくれる業者か確認することも大切です。

追加工事を予想・その費用と規模も確認する

プランを具体的に決めて工事を始めたとしても、途中で追加工事が発生する可能性があります。
改修工事などではよくある事ですが、ここまで直すと決めていあたものの

それ以外のところにも、害が及んでいた!
直すのはここまでと言ってたけど、ついでだからこっちも直したい!

そんなことがあったりします。
そのため、改修工事の場合は事前に追加工事の発生の可能性を業者と話をして確認したうえで
もし、そうなった場合の費用と規模なども確認しておくことが大切です。

工事を始めてみないと分からない現状でも
事前にしっかりと話し合っておけば安心して進められるでしょう。

工事現場で作業する職人たちとのコミュニケーションを取る

工事を円滑に進めるには、実際に作業を行う職人さんとのコミュニケーションが大切になってきます。
たとえば、工事中に質問したいことがあった場合に、コミュニケーションをうまく取っておけば

気兼ねなく自然と尋ねることが出来ます。
言いたいことは遠慮せずに言える状況を作り出すことも家づくりをするうえで重要となってっきます。

少しでも不安要素を減らしたり、職人さんと仲良くなることで
リフォームをして失敗したというリスクを少しでも防ぐことが出来ると思います。

工事中は邪魔にならない程度に見学したり、差し入れをしたりするなど
職人たちとのやり取りを心がけることをお勧めします。

 

まとめ

リフォームでよくある失敗は、自分ではほとんど考えることをしないで
業者に任せっきりにしてしまったことで、自分が思っていた理想とは全然違ったものになった。

また、予算をオーバーしてしまったということがあげられます。
失敗を防ぐためには、何の目的でリフォームを行うのか?

それをはっきりさせておきましょう。
業者にすべてを任せるのではなく、自分で少しか勉強したり、情報収集してみたりして

実際の現場を見ながら、自分が勉強したこと、情報収集したことを
実際の現場と照らし合わせて、自分の目で確かめることも大切です。

この記事の情報の中から少しでも参考になって、良い工事を進められることを祈ってます。

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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