トイレのリフォーム不満を出さないために
トイレは家族みんなんで常時使用する場所なので
汚れやすかったり、傷みやすかったりする場所です。
なので、汚れや痛みを少なくするには、他の部屋よろ手間がかかったりします。
劣化が進んだり不具合が出たりすると、リフォームを検討する頃かもしれません。
せっかくリフォームするのであれば
リフォーム後に後悔することのないようにしたいですよね。
トイレの種類
トイレは大きく分けて和式トイレと洋式トイレの2種類に分けられ
洋式トイレは更にタンク一体型とセパレート型
タンクレス型の3種類に分けられます。
【和式トイレ】
和式トイレは日本に古くからある形のトイレであり
1960年頃に洋式トイレが採用されるようになるまでは
一般的なトイレとして使われていました。
現在では、住宅ではほとんと使用されていません。
【洋式トイレ】
一体型トイレ
便器、便座、タンクが一体となっているトイレです。
見た目、機能が充実しています。
一体型トイレのメリット その①
一体型トイレのメリットと言えば、何といっても掃除がしやすいこと!
一体型トイレは全てのパーツがキレイに繋がっているた凹凸が少ないのが特徴。
埃がたまりやすい隙間があまりないので
全体的なお掃除は分離型トイレに比べると簡単です。
トイレは毎日使う場所だからこそ、清潔にしておくのが大切!
掃除のしやすさという点は、トイレ選びの際にも重視したいポイントですね。
一体型トイレのメリット その②
スタイリッシュでスッキリとした空間が作れます。
全てのパーツが一つにまとまっているため、
スッキリと見えるのが一体型トイレのメリット。
分離型トイレと違い、パーツとパーツの継ぎ目もないので
視覚的にもごちゃごちゃしません。
近年増えてきている一体型トイレは、スタイリッシュでスッキリとした空間を
演出するのに一役買ってくれます。
スッキリおしゃれなトイレ空間を目指したい方にとっては
一体型トイレが向いていると言えます。
一体型トイレのデメリット その①
機能の一部分が故障しても全体を交換必要が出てきます。
一体型トイレのデメリットで大きいのが、修理の負担が大きいということ。
全てのパーツが一体となっているため
一部分が故障しただけでも全体を取り替えなければなりません。
便座が調子が悪い、ウォシュレットだけが調子が悪い!
といった場合も便器ごと全て交換となりますので注意が必要です。
メンテナンスをする時は、「なんで、ここだけ治せない?」と
納得がいかない状態で直すことになったりします。
一般的に、トイレの無料保証期間は1年〜2年と言われています。
保証期間内の故障であれば、修理の負担に関して気にしなくても大丈夫ですが
それ以降は修理費用が発生することを覚えておきましょう。
ただし、有償保証で保証期間を延ばせる場合もあります。
万が一の時に備えて、追加の保証をつけておくと安心して
トイレを使うことができますね!
一体型トイレのデメリット その②
一体型トイレの場合、自分で機能の取捨選択が難しいというところがあります。
例えば「自動便器洗浄の機能はほしいが、便座のフタの自動開閉機能はいらない」
といった場合、どうしてもフタの自動開閉機能が付いてきてしまうということも。
逆にフタの自動開閉機能のないものを選ぶと
便器の自動洗浄機能が付いていなかったり…と、自由に機能を選択できません。
自分には必要のない機能を除くことができないため
その分費用を抑えにくいこともあります。
機能に過不足のない、理想の一体型トイレと出会うことができれば
気にならないデメリットでもありますが
こだわりのある方にとっては選択が難しいかもしれません。
分離型トイレ
便器、便座、タンクがそれぞれ別々に分離出来るタイプのトイレです。
一体型と違い、パーツごとに修理が出来ます。
分離型トイレメリット その①
部分的に故障してもそのパーツごとに取り替えられることです。
分離型トイレの大きなメリットと言えば、パーツごとの修理が可能という点。
一体型トイレの場合は、一部分の故障でもトイレ全ての交換が必要です。
対して分離型はそれぞれのパーツが独立しているため
故障したパーツのみ修理をしてもらえば良い!という事になります。
トイレ全体を交換することに比べると、一部分のみ交換できるというのは
金銭的な負担も時間的な負担も少なく済みます。
数年経ってから「違う便座に変えたい!」という場合に
対応できるのもメリットです。
分離型トイレメリット その②
必要な機能が付いた便座を選べる事がやはり良いところかと思います。
分離型トイレでは、タンク・便座・便器それぞれのパーツを
好きに選ぶことができます。
そのため必要のない機能にお金をかける心配がありません。
逆に「ここだけはこだわりたい!」というポイントがあれば
そこだけにお金をかけて、他を抑えるということも可能です。
最低限の機能で良ければ価格もかなり抑えられるので
低コストなリフォームを希望する方にもおすすめです。
分離型トイレのデメリット その①
分離型は複数のパーツが組み合わさっているため
どうしてもパーツとパーツの間に隙間ができてしまいます。
その隙間に埃がたまりやすく、掃除が必要になってくるのもそうですが
掃除もしにくいといったところもデメリットです。
ただし、最近は掃除のしやすい分離型のモデルも次々と発売されています。
掃除のしやすさを重視したい場合は、掃除のしやすさを売りにしている
トイレの機種を選ぶと良いでしょう。
分離型トイレのデメリット その②
スタイリッシュな空間を作るのが難しいことがあります。
一体型に比べると、少しだけ視界がごちゃごちゃしてしまうのが
分離型トイレのデメリットの一つです。
分離型トイレは複数のパーツが組み合わさっているため
どうしてもスッキリした印象になりにくい傾向があります。
従来からのトイレというイメージもあり
一体型トイレに比べるとスタイリッシュな
トイレ空間を作るのが難しく感じることも。
分離型トイレでスタイリッシュな空間を目指すのであれば
自分なりに壁紙やトイレマットなど、トイレ本体以外の部分で
DIYをしながら工夫をしてみるというのも一つの手段でもあります。
又、タンクレスタイプというトイレもあります。
水道と直接つながっていることからタンクがなく
スタイリッシュな見た目でトイレを広く見せられるのがメリットですので
参考までにお伝えしておきます。
トイレリフォームの方法
トイレのリフォームは便器の交換が主な工事内容となっていますが
便器の交換だけではなく温水洗浄機の交換や床や壁の張り替え
収納の設置といったリフォームを行うこともあります。
トイレの床や壁は便器と同じように衛生的に保つのが難しい箇所でもあるため
便器の交換と同時にリフォームを行うときれいなトイレが蘇ります。
収納スペースが少ないと悩んでいる場合は
トイレに収納したい物の量に合わせて収納スペースを作ると良いでしょう。
トイレリフォームの失敗例
トイレをリフォームすると、清潔感のある空間に仕上がるため
気分も上がることでしょう。
しかし現状の不満やリフォーム後のイメージをまとめられていないと
使い勝手が良いトイレにはできないこともあります。
トイレリフォームを成功させるために
失敗例を参考にしながら家族で不満や要望を共有してみましょう。
床が黒ずんでしまった…
せっかくトイレをリフォームするのであれば便器の交換だけではなく
床や壁も張り替えたいと思う人も多いことでしょう。
トイレの床をおしゃれなものにしようと思って無垢材や
複合フローリングといった床が選ばれることもありますが
床が黒ずんでしまった…という失敗例があります。
木を使った素材は水に弱く、アンモニアやトイレ用洗剤によって
腐蝕してしまうことが十分に考えられます。
見た目はおしゃれで憧れる人も多いと思いますが
一年以内に黒ずんで汚くなってしまうようなことは避けたいですよね。
頻繁に掃除する人であっても黒ずみを完全に避けるのは難しいため
見た目と使い勝手とのバランスをしっかり考えてから選ぶようにしましょう。
そういったことを考えると、クッションフローが良いのかな?と個々に思います。
便器のサイズが大きすぎた…
最近のトイレにはさまざまな機能が搭載されていますが
その分便器のサイズが大きいことがあります。
特に写真のように左側の奥に何らかの配管などがある場合は
特にサイズには気をつかって選ぶ事が大切です。
今使っている便器のサイズよりも大きいものを選ぶと
思ったよりもトイレが狭くなってしまうこともありますし
上記の写真の場合、配管に当たって取付が出来ないという事も
十分に考えられます。
少しの違いだったとしても、もともと狭い空間であるトイレでは
その差が大きく感じられてしまいがちです。
便器のまわりのスぺースが狭くなると、使い勝手が悪いだけではなく
お手入れしにくくなってしまうため注意が必要です。
今使っている便器と新しく選ぼうと思っている便器のサイズは
事前に見比べておくようにしましょう。
内開きにすると出入りが大変に
トイレのドアは開き戸や引き戸が多く採用されていますが
開き戸は内開きのものと外開きのものに分けられます。
昔ながらの家では内開きのドアが多かったですが
最近では外開きのドアが増えてきています。
内開きのドアだと、中に入るときにドアと便器の間のスぺースが
狭くて入りにくかったりスリッパが置けなかったりすることも。
また万が一トイレの中で誰かが倒れたときに
内開きのドアだと開けられずに助けるのが遅くなってしまうと大変です。
そのため高齢の方や介護が必要な方がいる場合は特に
外開きのドアや引き戸を選ぶことをおすすめします。
コンセントの位置が…
トイレでは温水洗浄機を使うときにコンセントが必要です。
トイレのリフォームを行うときに新しくコンセントを設置したり
数を増やしたりする人もいるかもしれませんが
その場合はコンセントの位置にも注意が必要です。
温水洗浄機のコードは正面から見て左手にあることが多いため
正面から見て左手にコンセントを設置するのが一般的です。
右手にコンセントを設置するとコードが見えやすくて見栄えが悪くなったり
コードが届かなかったりすることも。
またコードが見えないように便器の後ろ側に
コンセントを設置したいと思う人も多いかもしれませんが
埃の掃除をしにくいことや点検・修理の際に手間がかかってしまうため
注意が必要です。
トイレリフォームで失敗しないために
トイレのリフォームでよくある失敗例についてご紹介してきました。
せっかくリフォームするのであれば後悔することのないようにしたいですよね。
そこでトイレのリフォームで失敗しないためのポイントをご紹介します。
ここでは自分が行動するときに気を付けることを、お話しますが
良い業者に出会うことも、重要になってきます。
長期的な視点を持つ
トイレは一度リフォームすると10~20年程度使うことが多いはず。
「○○の機能がほしい」「○○のデザインがいい」といった
希望があるかもしれませんが、リフォーム時には今の希望だけではなく
長期的な視点を持って判断することが大切です。
例えば、今は大丈夫だったとしても20年後には体の衰えを感じるかもしれない…
というような場合、早めに手すりを設置しておく
滑りにくい床にしておく、といったことも検討してみても良いかもしれません。
計画性のある予算を立てる
トイレのリフォームでは選ぶ商品や工事内容によって費用が異なってきますが
計画性のある予算を建てることが大切です。
現状の不満やリフォームでの希望を家族で共有し、予算とのバランスを考えながらリフォーム範囲を決めていくようにしましょう。
リフォームの場合は予算より低めの設定で計画することが大切です。
トイレに限らず、リフォームする場合は予想外の工事をしなければならなかったり
する場合があったりすることがあります。
又、あまりショールームなどを見ると理想ばかりが高くなって
ついつい予算をオーバーしてしまったりしますので
ほどほどに見学し必要なものだけを見るようにしましょう。
リフォームにお金をかけすぎて生活が苦しくなってしまうようでは困りますよね。予算に合ったリフォームを行うことがトイレリフォームの成功の秘訣です。
要望をしっかり伝える
リフォーム後のトイレをイメージして、業者に伝えていたつもりでも
仕上がりを見るとイメージと違った…ということもよくあります。
言葉だけで伝えようとしても、なかなかイメージを共有するのは難しいものです。
すれ違いをなくするためにも、言葉だけではなく写真を使って要望を伝えたり
ショールームで見た事例を引き合いに出しながら
説明すると言った工夫をすることで、すれ違いを軽減することが出来るでしょう。
業者はリフォームに慣れているとはいっても
施主様とのイメージが必ずしも一致するとは限りません。
リフォーム後に後悔することのないよう、疑問に思ったことなどは聞くようにして
要望は自分の意思をしっかり持って確実に伝えるようにしましょう。
本当に必要な機能かどうか見極める
リフォームの打ち合わせをしていると
つい理想が高くなってしまうこともあります。
しかしリフォームが終わって実際に使い始めると
「この機能いらなかったかも…」ということも多いみたいです。
必要のない機能を付けるために高い費用を支払うのはもったいないことです。
商品を選ぶ際には自分にとって本当に必要な機能かどうかを
しっかり見極めるようにしましょう。
床や壁の素材を確認
トイレの床や壁は、思っている以上に汚れが飛び散りやすい箇所です。
そのため劣化が進みやすいので、便器を交換するタイミングで
床や壁のリフォームも検討した方が良い場合もあります。
床や壁はトイレの雰囲気を左右するためデザイン性で
選びたい人も多いと思いますが、汚れが飛び散っても拭き取りやすかったり
臭いを吸収しにくいような素材を選ぶとお手入れが楽になるかもしれません。
床や壁など内装工事も一緒に行った方がいい場合もあります
まとめ
何処をリフォームするにしてもそれなりの金額がかかってくるものです。
出来るだけ失敗することなく、満足のいくトイレリフォームにしたいですよね。
そこで想定されるリフォームの失敗例と失敗しないためのポイントを
ご紹介してきました。
失敗しないためのポイントは、確実に自分の理想や要望を
業者に伝えることが重要です。
そのためには、自分もある程度は実物をみたり
又、雑誌などを見たりして、言葉では言いづらいことは
写真を持ち出してでも、伝えることが大事ですと言いました。
まずは、そこを整理してから打合せに挑みましょう。