屋根を張り替えよう!実は張り替えしなくて済むことも・・

屋根葺き替え工事!葺き替え以外の屋根修繕の方法。

足場に登る作業員

 

「年数も結構たってるし、張り替えた方が良いですよ」

と・・・誰かに言われたこ事を鵜呑みにして張り替えようとしている「そこのあなた」

屋根を張り替える前に、もう一度確認をしてください。

もしかしたら、張り替えないで済む可能性があるかも・・・

ここでは葺き替え以外の屋根の修繕方法を紹介していきたいと思います。

屋根の葺き替工事って?施工方法と費用などを解説。

張り替え以外に、屋根を修繕する方法はいくつかあります。

最終的にはプロに状態を見てもらい、判断することが一番だとは思いますが

色々な工法があるということを知っておくことで業者との相談もしやすくなりますので

是非覚えて欲しいです。

 

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ここでお伝えする工法は次の3つです。

  1. カバー工法
  2. 塗装
  3. 部分修理(コーキングなど)

 

1.費用を抑えて工期も短い!カバー工法

カバー工法
工期(工事にかかる時間)4日〜1週間
費用30坪で70万円〜90万円前後

カバー工法はどんな工事?

既存の屋根を解体せずに、『上から新しい屋根をかぶせる工事』のこと言います。
名前通り、屋根をカバーする工法です。

工期は4日〜1週間ほどが目安になっています。
費用は30坪で70万円〜90万円前後が目安となっており

葺き替えに比べて比較的安く屋根を新しくすることができます。
写真は瓦屋根となっていますが、トタン屋根もカバー工法を行う事が出来ます。

カバー工法のメリット、デメリット

そんなカバー工法のメリットは、大きくわけて4つあります。

  • 葺き替えに比べて安い。
  • 廃材が出ないため、撤去や処分の費用がかからない。
  • 既存の屋根の撤去、下地の補修をしないので仕上がりが早くなります。
  • 屋根が二重になるので、遮音性、断熱性、防水性が向上します。

一方、デメリットはこちら。

  • 下地の状態を確認できないので、トラブルがあっても気づきにくい
  • 軽い屋根材を選ばないと、屋根重量が重くなり、耐震性が低下する。
  • 瓦の屋根や、劣化の激しい屋根は施工できない

カバー工法はどんな人にオススメ?

お伝えしたデメリットのうち、とくに注意してほしいのは
耐震性屋根材の種類です。

施工業者に相談して、ここをクリアできるようであれば
カバー工法を取り入れてみることをオススメします!

下地材のチェックや状況判断が必要ですが、リフォームの費用を抑えたい
工期を短くしたい方にはカバー工法がピッタリです。

廃材が出ないので、処理費用分だけ価格が押さえられるので
価格を押えたいという方にオススメです。。

2.色褪せ退色なら!再塗装

屋根を塗装する作業員
工期(工事にかかる時間)1週間〜2週間
費用30坪で25万円〜(※屋根の種類によります)
塗装はどんな工事?

塗装とは、『色褪せた屋根材を塗装する』ことで見た目を良くし
耐久性を高めるための工事です。

工期は天候にもよりますが、1週間〜2週間ほどが目安。
「塗装なら早く終わりそう!」というイメージがありますが

屋根材の清掃に始まり、何度か重ね塗りするのでこれくらいの工期がかかります。
費用は塗装する屋根材や塗料によっても異なりますが

だいたい下の金額がが相場となっています。

  • ガルバリウム屋根 :25万円〜30万円
  • スレート屋根:30万円〜40万円
塗装工事のメリット、デメリット

そんな塗装工事のメリットは3つあります。

  • 既存の屋根を活かすので費用を抑えられる
  • 塗装が紫外線や風雨から屋根材を守り、屋根の寿命がのびる
  • ひび割れなどを事前に防ぐことができる

対して、デメリットはこの通り。

  • 時間が経つと色褪せるので、また塗装が必要になる
  • 工期が意外と長く、天気が悪いとさらに延びる可能性がある。
塗装工事はどんな人にオススメ?

屋根材の状態確認は必要ですが、色褪せが気になる場合にオススメです。
既存の屋根材を活かした工事ですが、新品のような仕上がりになります!

3.小規模な雨漏りなら!雨漏り部分修理

コーキングをする作業員
工期(工事にかかる時間)最短で1日
費用24,000円〜100,000円

 

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部分修理はどんな工法?

部分修理とは、屋根全体ではなく
『雨漏りしている部分だけピンポイントで修理』する工事です。

たとえば、屋根のヒビ割れを埋めるコーキング補修や
壊れた瓦の差し替え、棟板金の交換などを行います。

屋根全体ではなくピンポイントで修理するので
工期は最短で当日中、費用も24,000円〜100,000円

早く、安く修繕することが可能です。

部分修理のメリット、デメリット

そんな部分修理のメリットはこちら。

  • 雨漏りしている部分だけを修繕するので費用が大幅に抑えられる
  • 工期が短い

対して、デメリットも見てみましょう。

  • 屋根の劣化が激しい場合は、その場しのぎにしかならない事が多い。
部分修理はどんな人にオススメ?

部分修理は、雨漏りしているのが1〜2カ所で、とにかく費用を抑えたい!すぐになんとかしてほしい!という方にオススメの工事です。

どのような工事をしたいのか決めて、プロに相談してみましょう

居間で業者と相談する老夫婦

屋根の修理には専門的な知識が必要です。
自分で判断せず、まずはプロに状況をみてもらい、相談し、判断しましょう。

プロに相談するときは、下の2点を考えてから相談するといいでしょう。

  • この先、何年この家に住みたいか?
  • 家にどのくらいのお金と時間をかけられるか?
このように、ライフプランを踏まえた上で相談するのがベストです!

業者の中には修理プランを屋根の状態だけで判断するところもあるようですが

家は生活と深く結びついているもの。
屋根の状態に加えて、ライフプランも加味して考えられるべきです。

やみくもに葺き替えや塗り替えをおすすめしたりせずに
あなたに合ったベストな提案をしてくれるのが”いい業者”と言えます。

でもここで困ってしまうのが
「いい業者はどうやって選べばいいのだろう?」というところ。

決して安い買い物ではないリフォームです。
騙されたりせず、しっかりとした業者にお願いしたいところですよね。

お客様から悪徳業者の話を聞くこともありますし
国民生活センターにもリフォーム関連の相談が絶えないようです…。

増加する住宅リフォーム工事のトラブル-トラブルは悪質な訪販リフォームだけじゃない!- 独立行政法人国民生活センター

いい業者の選び方については、以下の記事を参考にしてみて下さい。

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まとめ

葺き替え工事以外に工事をする方法を紹介しましたが
お解りいただけたでしょうか。

葺き替えが必要でなくても、葺き替えしようと提案してくる業者もいます。
これを知っておけば、『いやいや、こういう方法で直せないんです?」

と逆に業者側に提案することが出来ます。
すると、業者側も【このお客さん、少し詳しいな】と思うわけです。

ちょっとしたことで手を抜かれたり、変な提案をしてこなくなるはずです。
とは言っても、最終的にはプロの業者にお願いしなければなりません。

やはり専門的な知識を持ったプロの業者に
判断してもらうのがよろしいかと思います。

記事で紹介した通り、雨漏りが原因でリフォームを考えていらっしゃる方は
部分修理で対応できる場合もあります。

一度、無料業者紹介サイトなどを使って、専門業者に見てもらうと手もあります。
是非、知人、元々知っている業者が居ない方は、無料で厳しい審査を通った

業者のみ登録している、業者紹介サイトがあるので利用してみたください。

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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