外壁塗装を請け負う業者が教える「不満を無くす8つの注意点」

住宅の外壁塗装工事を行う場合は塗装以外にも足場などの工事も加わってくるので

割と高額の工事となってきます。

なので、どうしてもある程度まとまった予算が必要となってきます。

単純に工務店の目線からもの申す記事となっています。

 

価格を安くしたいなら専門業者(塗装業者)

品質と一定の保証を受けたいなら(ハウスメーカー、工務店)

 

外壁塗装工事と言っても・・・専門業者(塗装業者)だけではありません。

ハウスメーカー工務店設計事務所などでも行えます。

安さで言うと

直接、専門業者(塗装業者)にお願いした方が一般的には工事金額を安くできるでしょう。

何故か・・・? 単純に経費分が違ってきます。

その他、仕入価格などで変わってきます。

 

塗装工事における各業者ごとのメリット・デメリット

専門業者(塗装業)

メリット

  • 専門業者は、特に個人でやっている業者は極端な話、「自分の給料さえ出ればいい」
    経費としてはガソリン代1万円程度あればいい!
    仕事を取るために、そんな感覚で仕事を行っている業者も少なくありません。
    専門業者でも社員(事務、施工管理、塗装技能士など)を抱えている会社は別です。
    とは言っても、中間マージンが無い分価格は安くなります。
  • 専門性の経験が豊富であるため、その地域の気候、状況に合った施工を行う事が出きます。

デメリット

  • 個人で経営の場合、会社の規模が小さい事が多いため接客の対応や保証、メンテナンスの
    アフターサービスが充実していない場合あがあります。
  • 塗装以外の不具合が出た場合ちょっとしたことでも、専門外なので出来ませんと言われ
    自ら対応してくれる業者を探さなければならない。

専門業者を探す

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工務店・ハウスメーカ等

メリット

  • 工事は塗装工事のみだったとしても、相互的な技術(知識)を持った施工管理技士が在中しているので
    「この外壁の状況に塗装を塗るのは厳しい」そういった状況判断をすることが出来るうえ
    他の業種の取り合いが出た場合も即時対応が出来き、的確なアドバイスがもらえる。
  • 元々家を建てた業者などという事で、家の構造や使用材料が解っている場合が多いので
    適正な処置で施工を行う事が出来る。

デメリット

  • 専門業者は工務店で使っている業者になるため業者を選ぶ選択肢が無い
    ※余程の事があって「この業者は嫌」という場合は要相談となります。
  • 当然ですが、会社運営のための必要経費等が上乗せされますので工事金額が高くなる傾向があります。
    通常、必要気比として工務店では10~15%ハウスメーカーでは15~25%程度です。
    ※ハウスメーカを例にすると、足場代など込みで工事金額が60万円だとした場合
    工事金額(60万)×経費(20%)=72万となる訳です。

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一般的な外壁塗装の工程

塗装工事の工程の順序は以下の通りです。

仮設足場組立

高圧洗浄
※表面が非常にきれいな場合は省くこともある。

下地処理

下塗り

研磨紙ずり

中塗り

上塗り

施主、業者による仕上げの確認

足場解体

片付け

完了

といったよな感じで工事を進めていきます。
※塗料の種類によっては工程が違ってくることもあります。

 

こういった工事をするうえで、一般的な価格は50~100万程度でしょう。
建物の形状や大きさなどのによっては、100万を超える場合もあります。

ある程度、予想していて上記で言った金額を積み立てしていたり
リフォーム代として寄せておいたなどといった場合はいいかもしれませんが

予期せず工事をしなければならなくなってしまった!となると
金額だけに簡単に用意できるものではありません。

ここでは予算がないからと言ってやってはいけないこと
工務店から見た目線でお伝えしたいことを以下の項で8つ紹介します。

外壁塗装の工事をする為(予想外の修繕費等)の予算をしっかりと確保するようにして
個人で設置した『簡易的な昇降設備』の足場ではなくケガ、事故などを

防止する足場として計画された安全な足場を設置するなど。
又、塗料の耐用年数分外壁を守ってくれるようなメーカー推奨の手順にのっとった

施工をしてもらいたいですよね。
そうするために、それぞれの対応年数などを考慮して

予想が出来る費用については積み立てておく必要があるのです。

 

工事をする優先順位でやってしまいがちなこと・・・

トイレ、お風呂、台所などのリフォームは「より便利に」する事に
フォーカスしてしまっているのです。
必要ないといえば必要ないことで『我慢してればことは済む』のです。
「よりよい生活を送ることができる」という欲に負け
そちらを優先する方が多いのではないでしょうか。

しかし、外壁塗装工事は放っておくとどんどん住宅の壁が劣化していき
そのうち外壁だけではなく、木下地まで修繕しなければならない状況なることもあります。

そういった意味で外壁塗装は「家を守る」「長持ちさせる」ためには
絶対に欠かすことはできない工事の一つなのです。

いつ修繕工事をしても良いように、普段から予算を別にしておくか
毎月、貯金などをしておくことをお勧めします。

仮に、「10年に一度、100万円の外壁塗装工事をする」とした場合
毎月8000円の積み立てをしておけば10年で96万円となります。

それを今回のことでいうと、外壁塗装工事の予算にあてましょう!ということです。

 

1.外壁塗装、屋根塗装をしないと構造自体にダメージを負う

外壁塗装の予算が確保できないからということで
前回の塗装工事から(もしくは家を建ててから)十年以上経っても

外壁塗装を考えない方が多くいますが
外壁塗装を後まわしにするようなことは絶対に避けましょう。

外壁が劣化しているのにもかかわらず外壁塗装をしないということは
確実に家をむしばんでいくことにつながります。

特に以下に述べることが発生していた場合は注意です!

・クラック(ヒビ割れ)がある
・コケ、カビが外壁にこびりついている
・チョーキング現象(壁に触ると白い粉がつく)
・外壁の仕上げが剥がれている
・(目地、サッシ回りのコーキングが切れている)

など、目に見える劣化現象が外壁におこっているのであれば
「外壁塗装、又は何らかの処置をした方がよいのではないか」
と思った方がいいでしょう。

しかし、クラックや汚れなどの具体的な劣化現象が起こっていなく
見た目がきれいな外壁だと、修繕しようとは思いもしませんよね。

ただ、外壁塗装を10年以上しない状態で放置していると
当然ながら、塗膜が劣化をしてきて、表面の保護能力が確実に落ちてきています。

その状態でもさらに塗装工事をしない場合外壁そのものが劣化してしまうのです。劣化するまでの期間は今現在自宅に塗ってある
外壁の塗料の期待耐用年数で変わってきます。

メーカーや材料によっても違ってきますが、目安として10年程度と思ってください。

 

2.相見積りはいい事です!でも、更に値切るのはやめましょう

外壁の塗装工事を金額を出来るだけ減らそうと、試行錯誤するのはいいことです。
しかし、手当たり次第に、ただ『安くして欲しい、安くして欲しい』

と言われると、正規な価格を出している業者からすると、良く思わないのです。
安くする方法にもやはりマナーは大切だと思います。

ある程度の頑張って、業者の方も折れたら、そこで値切るのはやめた方がいいです。一番良いと思われる、安くする方法としては、はやり数社の見積もりを貰い

そこで価格の差を見て判断する!当然、安い業者にお願いしようと思いますよね。
安くする手段としては、そういう手段があります。

その時にその安かった業者に対し、これ以上安くなりませんよね?
という相談は全然しても良いと思います。

ただ、この方法で安くしようとするのはやめましょう!と言いたいのが
複数社に見積もりをしてもらったときに

「あちらの方はもっと安く見積もりを出してくれているのに
お宅ではもっと安くならないのか」と

他社の金額を、他の業者に突きつけて値切る方法はしてはいけません。

よく大手電気屋さんが他社の金額より安くします!
といったような売り込みをしていますが、それはあくまで
完成された製品があって、そもそも経費が上乗せされている価格設定なのです。

我々建築業界は、そもそも既製品なんてものはありません。
一つ一つの現場で、やり方も違えば、使う材料なども違ってきます。

外壁の塗装工事においては、お客様の家の家材、旧塗料で何が使われていたか
外壁の劣化状況次第でどう対処しなければならないか?

など様々な要因から必要な経費を算出し
必要以上の利益を上げずにお客様の要望に応えて工事を行う
そういう業者が理想的な外壁塗装業者といるのではないでしょうか?

つまり、優良といいますか、真面目にやっている外壁塗装業者は
はじめから適切な相場を見積もりで金額をだしているのです。

そこでその見積もりを否定し、もっと安くしてもらおうと
値切り交渉をしてしまうと、その外壁塗装業者はよく思わないばかりか

外壁塗装工事の各工程のうち、何かを削って安くしてあげようとなってしまいます。
当然、業者は良くないことは知っています。

良くないことは知っていても
そこを削っても多少なら問題ないことも知っています。

例えば、安くするために塗装の種類を変えると、当然業者は
対応年数が短くなるのは解っているのです、しかしお客様には解らないのです!

そう言われた業者は必要な部分から費用をけずってしまう場合があります

この差って大きくないですか?

極端な話、必要な部分から費用を削ってしまうと
業者も工事に必要な予算を確保出来なくなり結果として
手抜き工事となってしまう可能性があります。

「手抜き工事なんてしたくないけど、お客様の要望を叶えるには仕方ない」
という、ねじ曲がった根拠になりうるのです。

例えばですが、下記のような・・・

  • 二回しなくてはいけない上塗りを一回にする

  • 高圧洗浄にあまり時間をかけないなど工事時間を減らす

  • 足場レンタルの場合は一日でもはやく返却できるよう工事時間を無理して減らす

  • そのほか必要な人件費を減らす


などの経費削減をしてしまうのです
(上記は極端な例ですが、なくはない内容です)。

外壁塗装工事は時間や予算をかけるべきところにかけて
安全を確保して作業に取り掛かる必要があるけど

経費削減する以上やむを得ず、「安全ではないけど大丈夫!」などといったように
業者自体の判断をも狂わせたりします。

業者としては悪気はないのですが、お客様の要望に応える!
そして、仕事を受注する!

そういった狭間の中で、どうしたらお客様に納得してもらえるか?
そう考えてるうちに少し歪んだ考え方も出てきてしまうのです。

こういったことから、必要以上の値切りを行うのは避けましょう。

業者でない限り、塗装業者なんて相見積もり出来るほど何社も解りませんよね!
今はネットの時代になってきていて、なんでもネットで解ってします時代です。

 

3.格安を売りにしている業者を売りにするのは危険です

単に塗装業者と言っても色々で、格安で工事を請け負ってくれる格安業者
というものが存在します。

通常70~80万円する施工金額にも関わらず、40万~50万円しかかからない!
「明朗価格」「納得価格」などと銘打って

「工事料金が一律400,000円」などのコミコミプラン料金を
用意している業者が格安業者と呼ばれます。

外壁塗装は元々の価格が高額なので、格安なほどよいと思いがちですが
これも1つ上の項目と同様、安くするには必要な部分を削るしかなく
格安の業者は必要な工程をきちんとおこなっていない可能性があるのです。

格安外壁塗装業者が謳っている「外壁塗装を格安で出来る理由」としては主に

  • 大量仕入れにより材料費を安くおさえている
  • 訪問営業などのシステムを削り、人件費をおさえている

などがあります。

しかし、上記のことを行ったからといって、そこまで格安になるというのも
理由としては全く不十分だと思われます。

外壁塗装用の塗料は大量仕入れたところで、そこまで安くなるものではありません!

メーカーからの仕入れ単価は施工量(年間取引金額)にもよって多少は違いますが
どの業者でも、メーカーからの取引金額を安く出来たとしても
それをお大幅に客様に反映出来るほどの差はありません!

また、今はどの業者も訪問営業などをやっている業者はいません。

そもそも人件費は各都道府県で定められた最低賃金というものがあるので
安くするために人件費を削ってまで仕事を請け負って施工しようとする
業者はほとんどいないでしょう。

それでも格安にしたいのであれば、

  • 足場のレンタル費用を安くするために施工期間の短縮をおこなう
  • 塗料を安くたくさんの面積に塗る為に必要以上に薄める
  • 資格等を持っていないアルバイトに塗装をさせる
  • 業務用の威力十分な高圧洗浄機ではなく家庭用の安い高圧洗浄機を使う
    又は高圧洗浄を省く

など、最低限必要な部分をさらにけずって工事をおこなうしかありません。

もちろんこのような工事をされてしまうと、塗装は10年ももたず
早い段階でもう一度塗装が必要になります。

ちなみに格安業者、コミコミプラン価格の業者は目先のエサとして
「工事価格に少しプラスするだけで10年保証!」など
保証期間を長く設定しているようにみえる業者もあります。

ただ、それらはほとんど内容が伴わないような保証だったりするので注意が必要です。

先にも述べましたが、客の外壁の材料や今現在の状態に応じて
適切な見積もりを出し、その見積の通りに塗装を行うのが良い業者です(床面積だけで適当に塗装面積を決めるような業者は問題外です)。
そんなので正確な金額を出せるはずがないのです。

実際は現場を確認して、下地の処理が大変だな!
下地自体の取り換えが必要かも!など、本来は費用が発生すると考えられるとしても

コミコミプラン価格といのは、そういう現在の外壁の状況を無視して
全員一律の価格になったものなのです。

考えてみてください!
そうでなければどうやって金額を出せると思いますか?

もし自分がそういったやり方をしなさいと言われたら
絶対、損をしないように、想定される工事を全て見積もりに入れて提出します!

当然、やらなくていい作業のほうが多くなるでしょう!
そういった、余分なお金を払ってもいいのですか?

と自分は皆様に問いかけたいのです!!

そう考えると、コミコミプラン業者は必然的に通常価格より高くなって
相場にあった金額ではなくなってきて当然なのです。

コミコミ価格の格安料金で業者さんに安易にお願いすることは避けておきましょう。

ただ、もちろん格安業者=手抜き業者という訳ではないことも言っておきます!

 

4.時間や時期の都合で焦って契約を急がないで

緊急事態以外では塗装に関しては急がなければならない案件はあまりないので
業者を選ぶ時はゆっくり業者を定めながら選ぶことをお勧めします。

外壁塗装をするうえで現在の状況を正しく把握出来ていないのにも関わらず
急いで工事したい!と焦って契約しまうのは業者の思うつぼです。

契約を急がせる業者は
「直ちに外壁塗装工事を行わないと家が雨漏りしてしまい
住めなくなってしまいますよ」

と、すぐに契約するように迫ります。プロの自分から見れば
『そんなわけないだろ』と思います。

持って半月くらいが限界ですかね?くらいのことを言うのなら解りますが
『直ちに施工しないと雨漏りします??』

俺がそう言われたなら!

『その根拠は何ですか』
『1か月後に雨漏りするんですか』
『2か月後ですか』
『雨漏りする時期はいつですか?はっきり教えてください』
くってかかりますけどね(笑)

外壁の状況はゆっくりと変わっていくもので
一ヶ月ほどで急激に変化するという事はほとんどありません

ただ、外壁のコーキングが切れ始めたとなれば雨漏りの可能背はあります!

しかしながら、時間がないと焦って契約してしまうと
冷静な判断力を欠き、多少相場よりも高めの工事であったとしても
契約してしまうかもしれません。

悪徳業者は焦る心につけ込むのが非常に上手な上
予算をできるだけ安くしようと思う人の心にもつけ込んできます。

例えば、「通常なら屋根と外壁のリフォームは200万円のところ
本日中に契約してくだされば100万円にします!」といわれた場合

非常に安く感じて契約してしまうかもしれません。
この業界は業者ごとに値段はちがいますが。200万かかる工事が
100万でやれるなんてこと絶対にないです!

サービスで100万だけ、うちの会社で出します!といった場合はあり得ますが!

そんな中身が全くない工事に100万円を支払い
後から消費者センターなどに相談にいくという悪徳業者の被害は
リフォーム業界だけで毎年6,000件以上にのぼります。

悪徳業者の割引き理由と売り込み文句として

  • モニター価格です
  • あなたの家を塗ることによって地域の広告になるので営業に使わせてもらう
  • 足場を安く手に入れられる

などなど様々な理由をあげられます、焦ってその場で契約しないで
じっくり考えて契約するようにしましょう。

まずは、家族や知人に相談してみる!
それで解らなければ、ヤフー知恵袋に質問してみる!
一括見積もりサイトを使用して第三企業の意見を聞くなどがあります。

外壁・屋根塗装を見積もり比較!といった
無料で簡単見積もり!ご要望不明点を相談!優良業者を紹介といったサイトも
あるので利用してみるのも一つの手段です。

こちらの記事で探すヒントを得る

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5.工程を省かれると、数年で塗装が剥がれたりする

いままでで何度か説明してきましたが、高圧洗浄、下地処理、養生期間など
外壁塗装で必要な工程を安くするために省いてしまうと

塗料がしっかりと外壁に密着せずに数年で外壁がはがれてしまう
という失敗などを招く恐れがあります。

例えると、外壁塗装の為の予算がないからといって、

  • 2回しなくては行けない上塗りを1回しかしなしない
  • 高圧洗浄を不要といっていわない
  • 足場代がもったいないからはしごや脚立で作業をさせる
  • コーキング工事だけDIYでおこなう

などです。

このような事はさけ、業者さんに全ておまかせするようにしましょう。

相手が優良な外壁塗装業者であれば、色の希望などだけを伝え
工事の工程についてはその業者のやり方でやってもらうのが

塗料の寿命を十分に長引かせ、長い間外壁を保護する為に良い方法となります。
先ほどから何度か述べていますが、良い業者は家の状況をしっかりと確認し

周りなどの状況も把握しながら、適切に工事をおこないます。
客に必要以上のお金を請求し、不当に儲けるということはありません。

それなのに予算の都合といって素人判断で安く済ませようと思うと
塗膜がしっかり外壁に密着せずに数年ではがれるなど

せっかくの工事がもったいないことになってしまうでしょう。
また、悪徳業者、未熟な業者、手抜き業者は逆に

「この工程は省くことでお得に出来る」などとそそのかしてくる可能性があるので
工事の工程に関してはしっかりと予習をしておきましょう。

 

6.材料のグレードの低いものを使う施工は家の寿命を縮める

低品質(グレードを下げる)とはここでは2つの意味を指します。

■グレードが低い塗料は寿命も短い

1つ目はそこまで品質が高くないもの
塗料のグレードで一番下に分類されるアクリル系塗料などを使うという事です。

悪いとは言いませんが、グレードは耐久性とほぼ比例するので
安くてグレードが低い塗料ほど耐久性は低いといえます。

一番人気があるシリコン塗料は確かにアクリル塗料よりは高額です!
高額ですが、そこまで高くなるわけではありません。

しかし、耐用年数はアクリルの5年程度に対し
シリコン塗料は倍の12年~15年程度も持つのです。

そもそも使用塗料の代金が外壁塗装工事の全体に占める割合は2~3割ほどなので
そこが多少高くなったとしても

全体の工事費用にそこまで影響を及ぼす訳ではないので
予算とグレードを考えながら、フッ素、シリコンなど出せる範囲で

出来るだけ長く外壁を保護してくれる塗料を選ぶようにしましょう。
とにかく予算を安く、と言う事で最も安価なアクリル塗料にしてしまうと

5~8年で塗装が劣化してはがれてくる可能背があります。
外壁が守られている時間が短いということで

家はどんどん劣化していってしまうのです。

塗料の種類には、下記のような種類があります。

  • フッ素樹脂塗料
  • シリコン樹脂塗料
  • ウレタン樹脂塗料
  • アクリル樹脂塗料

と様々ありますが、現在はほとんどの業者が10年~15年持つという
長寿命でかつ費用がそこまで高くないシリコン系塗料が使ってることが多いです。

もちろん高品質なフッ素を使う事で外壁を長期間しっかり守ることができるので
家の寿命を延ばすことが可能です。

しかしフッ素はその分高額な塗料となります。
家の状況に合わせて適切な塗料を使用することが望まれますので

今現在の予算の状況を伝え、家の寿命までという長期的な見通しの元
業者さんにどのような塗料を使うのかを相談しておくのも良いでしょう。

 

■低予算にすると粗悪なものをつかわれる可能性もある

2つ目の低品質の意味は、粗悪なものという意味です。

外壁塗装工事に使用される外壁用塗料や
サイディングの目地用のコーキング材などは混ぜ合わせる量や乾燥時間など

品質を高く保つための使用方法というものが存在します。
たとえば、主材に硬化剤を適正な分量を量りながら徐々に混ぜていき

電動の攪拌機でしっかりと混ぜていきます。
そのままだと8時間ほどで硬化してしまうので

硬化しきってしまう前に外壁や屋根など時間内に
全て塗りきってしまう必要があります。

そのほかにも、

  • 2液のタイプは次の日の作業に塗料を残さないこと
  • 重ね塗りをするのであれば、乾燥時間をきちんと守ること
  • 乾燥時間も気温や湿度によって全く変わってくること

など、様々な要因を考慮する必要があるのです。

それはもちろん優良な外壁塗装業者であれば、問題なくこなしますし
塗料の取扱説明書やカタログにすぐに分かるように書かれているのです。

しかし、悪徳業者や手抜き業者はしっかりと守れば高品質なものが出来ると分かっていて工事費用を安くするために手抜き工事をします。

分量をきちんと量らず、かくはんもきちんとおこなわず
乾燥時間も適切にとりません。

意地悪でやっているのではなく、工数を減らし
人件費を安くすませるためにやってしまっている状況なのです。

そのような業者が作った低品質な塗料を外壁に塗っても
メーカーが言う対応年数やらを当然クリアできません!

職人さんの技術の差などから、塗りムラなどが出来てしまったりなど
きちんと外壁を保護するといった目的を達成できません。

しっかり密着もしないので数年で剥がれてきたり、チョーキング現象が起こったりといった不具合が起きてきます。

粗悪なものをつかったり、適切な手順をふめないような業者とは決して契約しないようにしましょう。

とは言ったものの、実際お願いした方は解らないことのほうが多いです。
ですから、過剰な値引きや、業者に対して悪く思われるような行動は避けましょう。

 

7.予算によりますが、できれば一度に工事をした方がいい

外壁の塗装を行うときは、一緒に屋根も塗装することが一般的です。
なぜなら、屋根と外壁を一緒に塗装することで

総合的にみると足場代を浮かせることができます。
外壁を塗装するときには必ず仮設足場を組むことになります。

しかし、その後屋根も塗装をすることになったとしても
勾配のついた屋根であればまた仮設足場を組み立てなければなりません。

結局、別々に塗装をすることで、足場代が二重にかかってきます。
普通に考えると、予算に余裕があるのであれば、絶対にお得です。

なので外壁と屋根の塗装は出来れば同じ時期におこなった方がいいです。

ただ、外壁、屋根どちらかを5年くらい前に塗り替えしたなど
といった場合は無理に両方塗装しなくていいと思います。

今回、外壁だけを塗装して、屋根は5年以上は大丈夫だろう!
といった場合は屋根だけを後で考える計画にしても良いかと思います。

業者と相談しながら計画を立てると良いと思います。

 

8.知識をもたない状態でのDIYはやめましょう

予算の都合で、外壁塗装の全て、もしくは一部をDIYしようとする方も
いるのではないでしょうか。

しかし、外壁塗装工事はプロの外壁塗装業者が毎日何人も作業を行い
足場の設置、高圧洗浄、下地処理、塗装作業を手分けして行う事で

効率良く作業できているのであって、DIYで素人が一人
もしくは二人といった少人数でできるほど簡単に事はすみません。

プロなら1週間で終わる工事が、素人で少人数でやるなら
2ヶ月~半年以上の時間がかかることもあります。

また、プロなら10年もつ塗装が、素人が塗ることで塗りムラが発生し
下地処理を十分に処理できず、数年後にもう一度塗らなくてはならないなど

メリットは安く外壁塗装を済ませられるという事以外ほとんどないでしょう。
定年退職等をして毎日が本当に暇な方か、塗装会社などに勤務しており

塗装の知識が豊富な方、そして塗装が趣味という方以外は
絶対に安易なDIY塗装はおこなわないようにしましょう。

ちなみにそれまで塗装をやったことがない方の場合、刷毛、バケツ、ローラー
塗料、マスキングテープ、養生シート、足場など

全てを自分でそろえなければならないので
そういったことから勉強しなければならなくなるので

自分の大事な時間をさいて、頑張って塗装したとしても
安さというメリットもなくなる可能性があります。

また知識以外にも現役の外壁塗装業者の職人でさえ、

  • 塗装工事中に安全対策をおこたり足場から落下する
  • 足場を持ちながら電線に接触する

などの死亡事故が起こることもあるぐらい外壁塗装工事は
危険がたくさん伴う作業
です。

低予算で外壁塗装を済ませたいという気持ちはよく分かるのですが
安易な考えでDIYをしようとするのは辞めましょう。

まとめ

外壁塗装は一度の出費としては非常に高額で
できるだけやすくしたいという方が多くいらっしゃいます。

しかし、安全性や品質の高い工事にするため、ある程度の予算は必要で
はぶいてしまうと返って損をしてしまう可能性が高いのです。

そうは言ってもやはり、少しでも安くしたいと思うのではないでしょうか?
外壁塗装工事を安くしたいという方は以下の記事を参考に

慎重に選ばれる事をお勧めします。

 

塗装業者の考え方ひとつで仕上がりが変わってきます。
しかし、お客様が業者の考え方を解る手段なんてありません。

その手段がない分、「ある規定を満たした業者」「指定の仕様を満たした業者」
所属している団体や協会又は比較サイトを利用するべきだと思います。

 

塗装に特化した優良業者を比較

 

リホーム全般を行う業者



工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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