住宅の見積書の考え方とは【その場で聞けない疑問を解決】

新築住宅、リホームをする際に必ず業者に提出してもらうのが見積書です。

言葉で見積書とひとくくりにしてしまえば、「金額を提示した書類」となりますが

会社によって、書式も違えば提示の仕方も違います。

よって、はじめて工事を依頼する方にとっては見方も、おさえるべきポイントも解らないと思います。

ここでは、見積書の考え方を解りやすく解説していきます。

 

住宅の見積書の考え方とは【うやむやの疑問解消】

最近のハウスメーカーはオプション一式〇〇円だったり、付帯工事一式〇〇円
という提示が多いと見受けられます。

各種工事で一式〇〇円という提示は業者側の都合だと思ってください。
※例外もあります。 を(参照)

 

上記写真のように、大内訳書は一式となっていますが

お客様に「どんな材料」を使って「その材料何本使う」という事を把握して
初めて、お客様に対して〇〇円になります。

といったような、詳細内訳書大内訳書の下層に存在します。
これが本来あるべき姿の見積書です。

以下の「見積もりの詳細」で詳しく説明しています。

 

※例外もあります。

例えば、クロスを1部分張り替える案件があったとします。

新築で1㎡=1300円と仮定しましょう
間取りなどで違ってきますが、およそ300~400㎡程度です。
単純に300㎡だとした場合、金額は390000万円となります。
材工共でこの値段は可能です。

しかし、改修工事、リホーム等で

子供部屋の一面を張り替えるとなった場合
およそ6~8㎡となります。

新築でいう単価で計算すると1300円×6㎡=7800円ですよね。
7800円で材料を買って、職人さんが来て、機械を持ってきて

既存のクロスの廃棄処分をして、ガソリン代をかけて・・・
はい!工事をしますという業者がいると思いますか?

いませんよね!
そういった場合は一式20000円前後とすることがあります。

単価で出せない案件の場合1式工事とする事も覚えておきましょう。

通常その詳細を記載されたとしても、素人の方には解りずらいですし
枚数、本数を記載されてたとしても、確認のしようがありません。

それは建築に携わったことのある方、又はかなり勉強された方は別ですが・・・
既製品で単体物(サッシ、内部建具、キッチン、器具など)は

図面を見ることで素人の方でも、ある程度解るとは思います。

しかし・・・

床のフロアーを何枚使うのか?

壁のボードは何枚使うのか?

断熱材はどれだけ使うか?

 

というように数量を記載したとしても、実際お客様は理解をするのが困難です。
なので、それを記載してもお客様は解らないので〇〇一式のほうが見やすくてよい!

というハウスメーカー側の解釈となる訳なのですが・・・・
しかし・・・

お客様の立場で考えると非常にあいまいで
いざ、詳しい人へ確認してもらおうとしても

確認のしようがない提示の仕方とも言えます。
この業界では、見積書の提示の仕方に規制はない!

ということを頭において、この記事を読んで欲しいと思います。

 

詳細見積もりを提出するプロからみた全てが1式表示の見積書とは・・・

業者の知名度、好き、嫌いは考えないで
見積もり書だけでの判断をするとすれば・・・

詳細を明確にして提示してくる業者は紳士的で
構造、納まりが解っているということです。

お客様からすれば、枚数が多く、ごちゃごちゃしてて
解らないと思われるかもしれませんが

あとから、疑問を感じた時、なぜこの金額になったのか?
という根拠があるということになります。

一式表示の場合、金額は解るが、根拠が解らないのです。


その証拠とはいうのなんですが・・・

担当の現場監督にこの家では石膏ボードは何枚使います正確な枚数を教えてください?
又はグラスウール等なんでも良いです。
坪数に対しての歩合で何枚と答えられるのは皆そうですが
ほとんどの監督は、この家では石膏ボード315枚つかいます!
とその場で具体的な数量を答えられないのが現状です。
もっと言えば、大工さんに数量を出させて注文するだけという監督も居たりします。

それは坪数に対して歩合で枚数を出しているからです。
その数量が、実際に多いのか、少ないのかすら解っていません。

ただ、そういうところはプロであって少なくなるという歩合の計算の仕方はしていないのです。
新築した経験者は見たことある方もいるかも知れませんが

木材を使いそうもないのに、現場には木材がそれなりに積んで養生している・・・
ボードがはほぼ貼ってるのに、まだ結構な量のボードがある・・・
床材が3ケース余ってる・・・

こういった現象は歩合で簡単に出した数量であるからです。
なので、坪数に対して「平均でこのくらいは使います」という計算で

見積書を提出しているので、正確な根拠はまったくないのに
お客様に〇〇円ですと言っているようなものです。

 

 

例えば
会議で1本150円の飲み物を30本購入するとしたら
見積金額は4500円となります。

疑いもなく4500円お支払いしますよね?

しかし

① 
通常の会議では平均35本程度の飲み物を消費するので
見積金額は5250円となります。

そうですかとお支払いしますか?


「いや、この会議では28人しか出席しないので、28本で良いです」
よって、見積もり金額は4200円となります。

①がハウスメーカーの見積の計算方法
②が小規模工務店の見積の計算方法

以上のようなことが言える訳です。

 

 

一式工事しか提示していない業者の見積書を簡単に信じてしまうと
実際に28人しかいない飲み物代に①の5250円を疑いもなく支払っていることになります。

これを理解して、見やすいし名の知れたメーカーだから良い!
とするならば、ぞれはぞれで人それぞれなのでいう事はありません。

正確に数量を拾いださない限り、お客様にとってその金額が妥当なのか?
ということもまったく解らないのです。

その点、工務店は見積もりを提出するまでの期間が長くなったりしますが
一つの物件に対して手間をかけて数量を正確に拾い出し

お客様に提出しているとも言えるので信頼に値するのではないでしょうか。

 

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見積書には2種類存在します

ハウスメーカー型

大手ハウスメーカーやフランチャイズ棟で商品化している会社に多い形式

上記でさんざん説明してきた内容がここでいう見積書です。

建てようとしている住宅は商品化しているので構造、断熱、設備などの仕様がすでに決まっていて
決めごととしては色などを決めるくらいのものです。

平面図と立面図さえあれば事務の女の子が見積書をつくれる仕組みで合理的です。
ただ、変更した場合は別途変更料?を請求される場合もあります。

 

この形式の見積書のメリット

  • 見積書が2~4日もすれば提出されるのでスピーディー
  • 見積書が大項目がほとんどなので見やすい

この形式の見積書のデメリット

  • 仕様等は見積書では解らない
  • 実際に使用する材料等の枚数、個数が解らない

 

見積の構成

ハウスメーカー型の見積書は以下の構成からなる事が多いです。

建築工事費
項目金額
1本体工事30,000,000
2オプション0
3オプションキッチン差額1,500,000
4
① 建築本体工事 小計31,500,000
仮設工事300,000
付帯工事屋外給排水500,000
3付帯工事室内照明器具300,000
② 付帯工事 小計1,100,000
1諸経費設計料400,000
2諸経費工事管理費500,000
諸経費その他諸経費 申請料等2,500,000
③ 諸経費計3,400,000
合計(①+②+③)36,000,000

上記の表のように非常に解りやすくまとめられています。
ただ、どの工事にいくらかかっているか?
その工事に対しての明細数量は不明となります。

 

工務店型

設計事務所や小規模工務店に多い形式

基本的に小規模の設計事務所、工務店は知名度などが無いため
そもそも信用して大丈夫?

そこから疑われたりします。
それは、ごもっともな話で理解できます。

見積書をつくるにあたって、平面図、立面図はもちろん
矩計や展開図、詳細図をかいてプロであれば誰でも正確に理解し見積もりできる

そういった内容を記入した書類を揃えて見積書をつくっていきます。
手間がかかるのでお客様をお待たせすることも多いです。

 

この形式の見積書のメリット

  • 仕様、数量は正確に記載されている
  • 自ら数量を確認できる

この形式の見積書のデメリット

  • 提出まで時間がかかる
  • 項目が多すぎて戸惑う

 

見積の構成

 

工事項目名称・形状数量単価金額
杭工事phc200 コンクリート杭25本50,0002,500,000
重機運搬1往復150,000
土工事掘削 巾120015㎥300045,000
切り込み砕石5㎥250012,500
重機使用料7日8,00056,000
鉄筋工事Ⅾ13ミリ 長さ6m0.5t120,00060,000
Ⅾ10ミリ 長さ5.5m1.2t110,000
加工組立料1式1,000,000
型枠工事・木工事・防水工事・内装工事・その他  省 略
合   計3,823,500

上記のように詳細が書かれているため見ずらいことがあります
しかし、どの工事にどれくらいの金額がかかり

その工事に対してどんな材料をどれだけ使っているのか明確になります。

 

見積り依頼時の注意点!

住宅の見積は1社にとらわれなことが重要です。
皆さんが、スーパーに食材等を買いに行くときに

野菜は〇〇スーパー・肉類は〇〇スーパーというように
手間だけど分けて購入したりしませんか?

それは、実際に足を運んで価格を把握した結果からだと思います。
住宅も同じような考えをして欲しいのです。

〇〇ホームより〇〇工務店というように
会社によって同じ様なプランでも価格は必ず変わってきます。

スーパーのように100円高いとか安いとか・・・
そういうレベルじゃないのです!

必ず2社以上に声をかけ、見積りをしてもらうようにしましょう。

 

 

2社、3社へ自ら連絡するのはちょっと・・・

前項でもお話ししましたが、比較をするには条件、仕様等を正確に
建設会社に伝える必要があります。

条件や仕様が一つ違っただけで、50万、100万と価格に反映されたりするものです。
それを自分で伝えるのはなかなか難しいこともあります。

そういった場合は、有名サイトである《無料相談、資金計画、間取り無料プレゼントなどなど》
住宅に関してどんな些細な相談にも対応してくれるタウンライフという会社があります。

 

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見積もりは何社に依頼するべき?

見積もりをもらうときには、複数社に対して相見積もりを依頼するのが一般的です。
見積もりしてもらう業者は、通常であれば2~3社が適当であると言えます。

1社のみに見積もり依頼した場合では他社との比較ができないので
相手の言いなりになってしまう恐れがあります。

知人に勧められた、口コミをみて決めたなどの理由で
いきなり施工業者を決めてしまう人も少なくありませんが

注文住宅を成功させるためには、賢い方法とは言えません。
一方、見積もりに際してはプランの設計のために家族構成や希望する間取り

などの情報を伝え、確認しながら各社と打ち合わせをする必要があるので
非常に手間がかかります。

あまり多くの業者に、見積もりを依頼するのも大変です。
またあまりに提案プランが多すぎても、見ているうちに目移りしたり

混乱してしまったりする可能性もあります。
気になる業者があれば、ピックアップしておき

その中から厳選して絞り込んでいくようにします。
見積もりをお願いする業者のお勧めは!

ハウスメーカー・工務店・設計事務所の3業者が良いと思います。
2社の見積もりを考えているならば・・・

ハウスメーカーと工務店の比較はした方がいいと思います。

 

見積もり依頼をする際の業者選び方

まず、見積もりをしてもらう業者を選ぶ前に、どのようなハウスメーカーや
工務店があるのか情報収集を行わなければなりません。

もし、気になる業者があれば、大まかにその会社の技術力や
工事実績を調べて決めるのも一つの手段です。

大手には大手なりの、地場の小規模な業者にはそれなりの良さがあります。
ネームバリューがあるからと言って、大丈夫!と決めつけ

飛びつくのは絶対にやめましょう。
ハウスメーカーのカタログを取り寄せたり、これというところが見つかれば

展示場に足を運んだり、実際に確認するようにしてください。
この会社で建てる!というふうにある程度決まっていたとしても

初めのうちはあまりひとつの業者にこだわらず
複数会社の展示場を回るようにすると良いでしょう。

営業担当者に家づくりについての疑問点を投げかけて反応を見たり
話をよく聞いてくれるかを確認したりすることも必要です。

カタログに記載されている内容と社員の話との一貫性なども
業者選びのチェックポイントとなります。

さらに、今はネット社会でもありますので、ほとんどの建設会社は
HPを持っています。

ネットでいろいろな情報を収集したり、その会社のHPを見たり
住宅情報誌などを見たりして評判や施工についての口コミなどチェックしましょう。

実際に依頼をした人がプランの提案のうまさなどに言及されている例があれば
良い参考となります。

 

概算見積もりと詳細見積もりの違い

業者はお客様からの要望や付帯する状況からプランを提案し
見積もりを出しますが、そこではあくまで参考価格となる

「おおよそ」の金額でしか提示できません。
相見積もりの時点では、各社が施工面積などから割り出した

一般的な金額を出し合います。
「面積 × 単価」で出された見積もりを概算見積りと呼び

実際に施行を依頼する業者が決まったあとで出されるさらに
詳細な見積もりを、詳細見積もりと言います。

※自分の話ですが、概算見積りはしません!
自社で言えば、坪60~70万程度です。(もちろん仕様などで変わってきます)
これは全ての工事が入っての値段です。(カーテンは別途)
しかし、会社によっては建物本体だけの坪単価だったり
もっと言えば坪単価の算出のしかたも違います。

ハウスメーカーなどは建物本体の坪単価が大半です。
なので、杭工事や調査費や照明器具など・・
いろいろなものを省いた金額です。

各、業者が曖昧な条件で決めた坪単価を目安にされると
全てを入れた坪単価を出している業者
それを知らずに鵜呑みにした人がいたとすれば
この業者はとんでもなく高いというイメージを
最初の時点でお客様に植え付けてしまう結果となるからです。

自社でも坪45万です!
と言って売り出してもかまいませんが、最初から詳細見積もりを出して
カーテン以外のものは全て入ってます!
といってもらった方がお客様も解りやすいと思うのです。

後から、実はこれは見積もりに入ってません!
これも入ってません。
と言われるより、解りやすくてよいと思う次第です。

話を戻しますが

詳細見積もりは図面が決定した後で、具体的な要望を取り入れて作成されます。
注文住宅の場合は、内装や各部位の材質、つくりなどにこだわりが反映されるため

概算見積もりとは違い、高くなったり安くなったりします。
当然、実現してほしい希望が増えるほど、見積もりの額も大きくなります。

概算見積もりについては、あくまで参考にする金額だという事を
認識しておくことが大切です。

ここでの違いを理解しておかないと、選んだ施工業者に対して
不要な不信感をもってしまう原因となります。

また、概算見積もりで利用されている素材や設備が、どのグレードになっているのかを、必ず確認しておく必要があります。

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見積もりにかかる日数

一件一件こだわりを持って違う物件を、その都度施工する工務店であれば
1週間は必要とされることでしょう。

よくハウスメーカなどで2~3日で提出してきたと、頑張ってやってくれたと
大変嬉しい!という声を聴きますがそうでしょうか?

考えてみてください!建物一件分ですよ。
図面が出来ていたと仮定しても、最初から真面目に見積をすれば1週間位はかかります。

例えですが・・・2日で出来る見積もりと、そうでない見積もりをいくつか言葉で比較してみましょう。

 

仮に基礎の話で説明

2~3日で見積もりを提出できるの状況
実際今まで施工してきた基礎の金額から単に基礎の長さで割った金額で赤字を出さな程度での平均金額を算出。
【所要時間】
単に基礎の総体長さを出して、平均金額で割り算するだけなので1分くらいでしょう。
【精度】
平均なので見積もり時点では、実際何をどれくらい使うか見積もりした本人も解っていません。
実際現場で使用するときに初めて計算します。
【結論】
仮の金額ですが見積もりでは100万(お客様に支払って貰う金額)
実際は80万程度で納まるという仕組み
逆を言えば100万で納まらないリスクもある

1週間をかけて見積もりを提出する場合
その基礎に使用する鉄筋(継手のロスの割り増し数量、鉄筋径別の本数、加工の手間など)を正確に算出
【所要時間】
まずは、掘削する土の量、余った土の処理方法、重機などの台数を検討。
コンクリート、鉄筋量を計算し、それにかかる人件費を検討したりするので
1~2時間程度必要とします。

【精度】
現場単位で算出するので担当者の勘違いなどない限り正確な数量を出せます。

【結論】
正確な数量なので実際に使う数量、人件費を見積もり金額に提示できます。

 

上記のように基礎だけでもこれだけの時間の差が出てきます。
上屋の見積もりとなると、もっと複雑で、使用する材料の種類ごとに数量を出さなければなりません。
素人でも想像つくことで例を挙げると「建材などです」想像してみたください。
自分が本数、㎡数を計算すると思ってください。
他の仕事は一切やらず、一件の見積もりだけに時間を注いだとしても2日で終えるのは難しいです。見積もりの提出が早い!だから良い業者とはならないのです。逆を言えばお客様から多めに貰っているので
細かいことは気にしない!という論理にもなりうるんです。

 

見積もりに載せる詳細

ほとんどのハウスメーカーは時間短縮のため
割合から各業種の金額をだしています。

しかし、正確に見積もりをしているメーカー、工務店は詳細まで記述しています。
2~3日で提出する業者は【工事項目⇒大項目】という

パターンの見積もりが多いです。
物件毎にその都度、詳細まで数量を算出して記載していたら

絶対に2~3日で提出できないからです。
例えば基礎工事の見積もりの提示の仕方として

大手メーカーであれば基礎工事一式○○円なってところもあるそうです。
何がどうなって〇〇円なのかわかりますか?

例えば自社が提出している見積もりを例にすると

  • 基礎工事(位置出し、足場などは仮設工事で記載)
  1. 根掘り
    〇〇㎥ 単価 = 〇〇円
  2. 埋め戻し
    〇〇㎥ 単価 = 〇〇円
  3. 搬出土又は現地敷き均し
    重機リース
    バックホー ○○日 単価 = ○○円
    ダンプ   ○○日 単価 = ○○円
    残土処理費 ○○t 単価 = ○○円
    運搬費 距離におおじて 一式 ○○円
  4. 砂利地業
    ベース砂利 〇〇㎥ 単価 = ○○円
    土間下砂利 〇〇㎥ 単価 = ○○円
  5. 型枠工事
    捨てコン枠 ○○m 単価 = ○○円
    ベース枠  ○○㎡ 単価 = ○○円
    立ち上がり枠○○㎡ 単価 = ○○円
    ポーチ枠  ○○円 単価 = ○○円
  6. 鉄筋工事
    ベース鉄筋   鉄筋径 〇〇㎜ ○○t 単価 = ○○円
    鉄筋径 〇〇㎜ ○○t 単価 = ○○円
    立ち上がり鉄筋 鉄筋径 〇〇㎜ ○○t 単価 = ○○円
    鉄筋径 〇〇㎜ ○○t 単価 = ○○円
    土間鉄筋    鉄筋径 〇〇㎜ ○○t 単価 = ○○円
    合 計 鉄筋径 ○○㎜ ○○t 単価 ○○円
    鉄筋径 ○○㎜ ○○t 単価 ○○円
  7. コンクリート工事
    捨てコン  ○○㎥ 単価 = ○○円
    ベースコン ○○㎥ 単価 = ○○円
    立ち上がり ○○㎥ 単価 = ○○円
    土間    ○○㎥ 単価 = ○○円
  8. 打設手間
    同上(内容が人工になる)
  9. 重機打設
    ポンプ車使用 ○○回 単価 = ○○円
  10. 基礎均し等(左官工事)
    基礎天端均し ○○式 単価 = ○○円
    土間天端均し ○○式 単価 = ○○円
  11. 床下換気口
    ○○タイプ ○○箇所 単価 = ○○円
  12. 金物設置工事
    アンカーボルト ○○本 単価 = ○○円
    ホールダウン金物 ○○本 単価 = ○○円
  13. 工事用運搬費 (現場ごとに使用する機械、器具、道具などの運搬など)
    一式 ○○円

少し省略しましたがこんな感じの見積もり書です。

参考までに他社と比べてみてください!
もっと細かく出してくる業者がいるかも知れませんし、そうでないかも知れません!

 

見積もりにあるオプションて必要?

僕はそもそもオプションという表示がおかしいと思います。
確かに、こちらで一般的に使用されていようなものを

お客様の考えを取り入れ業者の方で勝手に
仕様を決めて見積もりをします。

それに対してもっと便利なもの、優れたもがありますよ!
と情報をお客様に与える。

それがオプションという形になるのですが・・・
要望を事前に聞いてると思うのですが、その要望に見合ったものを

打合せの時点でこんな便利なものありますよ!
って伺いをたてればいいのではないかと思うのです。

例えば、キッチンであれば、お客様の意見として子供がたくさんいて
家事が大変なんです。

という話をされていたなら、洗浄機は付けますか?
断熱であれば、少し高くなりますが外部にも増し断熱材をいれますか?

など大まかなことは聞けるはずなのです。
もし洗浄機をつけるのであれば、それを考慮した見積もりにすればいいだけです。

そうすると、見積もりにオプションという項目はなくなるのです。
ユニットバスなんかでもそうですが、オプションで

内部にテレビつける事が出来ます!など、何千、何万という顧客相手をしている
製造メーカーが言うなら納得もいくのです!

何万という数の顧客にいちいちどうします?なんて聞いてられないですよね?
そういう場合は、この器具にはこんなオプションがありますがどうですか?

と製造メーカーの代わりに施工側が聞いてあげても良いのです。
しかし、施工側のオプションってなんですか?と・・・自分は思うのです・・

自社でどうにでも出来ることをオプションにするって何ですか???
HMにしてみればそうすることで、これを選ばれたら再度見積もりしなければならない!

そんな手間を削減するためだとは思うのですが・・・
オプションにすることで、そのオプションを選ぶと「〇〇円です」と

言ってしまえば、それで済むので手間が省け、新人の事務の女の子でも金額を言えるようになります。
ものすごく合理的ではありますが、いろいろと問題もあるような気もするわけです。

 

見積もりの比較のポイント

複数の業者に見積もり依頼をした際の比較のポイントについて紹介していきます。

会社によって項目表記が異なる

注文住宅を請け負う業者には、以下のように大きく3つのタイプに分けられます。

  • 各地に支社や支店などを置き広範囲に展開するハウスメーカー
  • 比較的地域密着型が多い工務店
  • 設計事務所

3社の営業形態やコスト管理の違いが、見積書にも表れます。
主な特徴を見ておきましょう。

ハウスメーカー

本社が素材や設備の発注管理を行っていたり、自社工場で各部品をシリーズ化して
製作していたりすることが多いため、標準仕様から外れるものについては

高額化しやすい傾向があります。内訳明細による記載ではなく
「一式」「一か所」といった表記が多く見られます。

工務店

工務店では各工程の単価と、面積や素材の数を記載する方式が多く見られます。
例えば「壁・石膏ボード〇枚」といった内訳明細を表記しているのが普通です。

工務店の場合には、各部位について専門の下請けが見積もりを出すため
詳細にわたって記載されていることが多いようです。

設計事務所

設計事務所の見積もりは、以下のような流れとなります。

  1. 設計事務所がプラン設計と概算見積もりを行う
  2. 依頼主からOKが出た時点で設計監理契約を結ぶ
  3. 設計事務所が依頼主の代理となって施工する工務店を選択する(設計施工の場合もあり)
  4. 施工業者から詳細な見積書が依頼主に提出される

依頼主は設計事務所に対して、設計料に概算見積もりを
プラスして支払うことになります。

設計事務所も見積りの表記としては工務店とさほど変わりは無いと思います。
設計事務所の場合は設計施工を自社で行うばあいと

設計は設計事務所、施工はHM又は工務店という場合もあり
設計事務所へ依頼した場合の見積もりの位置づけは

ほかの2業種とはやや異なると考えた方が良いでしょう。

 

項目から取り組み姿勢が見える

見積もりの項目の観点から信用できる施工業者を
見つけるためのポイントを紹介します。

項目の内容が明確な見積もりは信用度が高い

項目によっては、概算見積の時点では一式単位での
表示とせざるを得ないものもあります。

それでも、可能な限り具体的な単価や数量が記載されている見積書であれば
かなり信用度が高く、良心的だと思っても良いでしょう。

図面ができていれば壁や床の面積はわかっているため
ある程度精度の高い見積もりを出すことは可能です。

数量は面積の単位などの数値が多い見積書であれば
それだけ基本的なラインを正しくつかむことができます。

標準タイプの素材や設備の品番や型番まで記載があれば
かなり良心的な業者であると言えそうです。

項目名が多すぎるケース

見積書を比較したときに、項目名があまりに多すぎるときには
工賃や手数料の上乗せがないかを確認する必要があります。

例えば材料運搬費が場所別に記載している場合などは
作業工程を細かくわけ、重複して請求される可能性があります。

項目名が極端に多いようであれば他社の見積もりと見比べ
工事の項目が水増しされていないかを見極めるようにしてください。

項目名が少なすぎるケース

項目名が少なすぎるのも、要注意です。
例えば材料については安価に記載しておき

工賃をまとめて表示しているというケースもあります。
つい目先の価格に惑わされがちですが、作業にかかる費用の詳細が見えないので

どの作業に対していくらかかるのかが判断できません。
あまりに内容を簡略化して表記している見積書については

詳細を明らかにするよう要求してみましょう。

担当者の疑問点についての説明

住宅の購入は、人生の中でもまれに見る大きな買い物です。
そのため、売り手側には詳細にわたる説明責任が求められます。

購入者には疑問点について、どれほど些細なことでもそのままにせず
尋ねる姿勢が大切です。

誠実な業者であれば見積書に記載されている膨大な項目について
一字一句まですべて説明しようとする姿勢が見られるはずです。

担当者が説明を面倒がっていたり知識不足で要領を得なかったりするような業者は
信用ができるとは言えません。

わからない点や不審点は、納得するまで多少しつこいくらいの質問をすることは
将来的な後悔の原因を軽減します。

また「このほかにもかかる費用には何があるのか」
といった質問をぶつけて見るのも、良い方法です。

良心的な業者であれば、「これ以上はかかりません」
などとは安易には答えないでしょう。

素人の目からの判断がどうしても不安であれば、見積もりを第三者の観点から
優良業者から見積りを提出してもらえるサイトがあるので参考にしてください。

 

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まとめ

お客様にとって見積り金額が全てです!と言っても過言ではありません。

見積依頼時の注意点としては2社以上に依頼する

概算見積もりだけで判断してはいけません。

一式〇〇円ではなく、詳細見積りを提出してもらうことで
自身もどんな材料を、どれだけ使うのか確認できる。

まだまだ伝えたいことはありますが、考え方はある程度伝えたつもりです。
見積もりの提示の仕方でこんなことが解るという話でしたが

早ければ良いと言うことではないということが解って貰えましたでしょうか?
住宅の工事もそうですが、この日まで完成させてください!といって

いや~~!これはキツイ!出来ませんという業者!
なんとしてでも頑張ってやりますという業者!

普通に考えると、丁寧で良いもを造るとしたらどちらでしょうか?
遅すぎるのも問題ですが、そういうことなんです!

見積りだけに限りませんが、早ければ早い理由があり
遅ければ遅い理由があります。

住宅であれば、同じ形で、同じ設備があったとしても
安いければ安い、高ければ高い理由もあるということです。

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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