平屋の住宅の魅力
ひと昔前ですが、平屋は2階建てより価格が低く2階建てを建てれない人が仕方なく平屋にするなどと
思われてきましたが、今は感覚が全然違ってきています。
平屋は退職をした年配のご夫婦がのんびり生活をするため、そしてお金も建築費用も抑えられるから
といって少し前までは階段があって2階に自分たちの部屋がある。
というような、認識が一般的ではなかってでしょうか。
しかし最近では若者や子育て世代の間で人気が出てきているのです。
自分の見解ですが、多分、新築する場合やはりコスト面のことを考え、自分に何が必要で、何が必要でないか
はっきりとした意思を持って家を建てる人が増えてきたことにも原因があると思います。
又、一昔前と違い最近ではスタイリッシュなデザインの建物を求める人が多くなり
スタイリッシュな平屋などが雑誌で取り上げられていることで若い子育て世代の間で
平屋に憧れがを持つ方が増えています。
そういう傾向もあり、住宅メーカー・工務店・建築事務所などではお洒落な平屋住宅が
数多くラインナップれるようになってきました。
なぜ贅沢品?
贅沢というのは、価格の面だけの話になってしまいます。
逆に価格的には2階建てより坪単価で考えると高くなるということで贅沢品と言ってみました。
では、なぜそうなるのか大きな理由をいくつか紹介します。
- 何より2階建てを建てる敷地よりは大きな敷地を必要とするので、その分敷地を購入するときに
大きな土地を購入しなければならないため、その時点で通常よりお金に余裕がある人でなければ
当然、買うことはできません。 - 屋根の面積が2階建てより当然多くなります。極端な話、2階建ての倍になるでしょう。
構造的に仕方ないですが、「2倍ですよ」もはや贅沢以外のなにものでもないと思われます。 - 基礎に関しても同じです、2階建てなら1階部分の基礎だけですみますが
平屋の場合、2階に上がるはずの部屋の基礎まで作らないといけません。
その部屋を木材の組み込みだけで上に造るのと、基礎を造って部屋を造るとでは
基礎+部屋のほうが坪単価で行くと高くなるのです。
以上!こんなところでしょうか。
【注意】
坪単価では高いという話をしてきましたが、建築の総体費用としては
2階建てよりも安くなる傾向があります。
(形状、規模などで平屋の方が高くなる場合もあります)
工務店、ハウスメーカーの広告などでよく目にする「坪単価」という言葉。ハウスメーカーを探すときや住宅商品を選ぶときに、その会社がいくら位で建ててくれるのか?という、建築費用の比較に使っている人も多いかもしれない。[…]
平屋の魅力(メリット)
- やはり会談の昇り降りではないかと思います。平屋は階段んがないことで、洗濯、掃除、荷物の
出し入れなどで、無駄な体力を使わず家事を効率よくすることが出来ると思います。
実際、2階建てに住んでいる人は1日何回昇り降りしてますか?
それがなくなるということです。 - 年齢を積み重ねれば、階段を昇り降りすることがどれだけ大変でしょうか。
それがなくなるのが生活の動線うんぬんより、一番のメリットだとおもいます。
(若いうちはその良さには気づくのは難しいかも知れません) - 冬場は2階がない分、1階だけの煖房だけで済むので煖房効率が良い。又、その分初期費用も安くなる。
- 構造的に2階建てよりは強い
- 将来的外壁や屋根にメンテナンスが必要となった時に足場などをまともに組む必要がなくなるため
その分メンテナンスが安くすむ。
平屋のデメリット
- 周囲に建物があった場合、日差しが周囲の建物に遮られ日当たりが悪くなる場合がある。
- 敷地面積は通常より大きい敷地でなければならない。
- 平屋の場合当然、子供部屋、寝室などの部屋が1階にあることになるので防犯対策が必要。
- 玄関面、第三者が玄関までくる通路に窓がある場合、その部屋のプライバシーを確保するのに気を使う。
- 最近、災害が多くなっていますが、水害などの時に2階に逃げることが出来ない。
まとめ
平屋、2階建を選ぶときはやはり迷うのではないでしょうか。
いざ、暮らしてみると自分の理想と違って失敗した・・・・なんてことにならないように
メリット、デメリットっだけでも知っておくと参考になることだと思います。
最終的にはやはりプロに相談するのが一番いいです。
ただ、相談するにしても知識を持って相談するのと、そうでない場合とでは
同じ家を建てるための打合せをしたとしても、全然違ったもになってきます。
知らないから頼る・・・・ものいいのですが
自分で勉強出来ることは知識として頭の中に入れておきましょう。