基礎ひび割れ・・・自分で補修できるの!?

基礎ひび割れの補修を行うまえに

自分で基礎のひび割れを補修することができれば
当然、費用を抑えることができます。

しかし、単にひび割れを補修するといっても、むやみやたらに補修をしても
うまくいかないものです。

ここでは、ちょっとしたポイントを伝授しようかと思います。

 

基礎ひび割れ補修は専門的な建築知識が必要

基礎ひび割れを行うときは、建築の専門的な知識が必要です。
プロ目線ではそう言ってしましますが、実はやり方さえ覚えてしまえば

多少のひび割れ補修は誰でも出来ちゃったりするものです。
どのように施工を行えば良いのかを知る必要があります。

その知識を覚えてしまえば、プロが施工しようと
素人が施工しようと大した差は出てくるものではありません。

ただし、同じひび割れでも(ヘアクラック)と(構造クラック)とがあり
構造クラックと判断されれば施工方法がまったく違ってきますので注意が必要です。

 

【ヘアクラック】と【構造クラック】の違いとは

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違いが解ったらヘアクラックと構造クラックのおよその見極め方を伝授します。

ひび割れの太さで名前が変わる?

 

 

0~0.3mm未満ヘアークラックと呼ばれる軽微なひび割れ
0.3~0.5mm構造クラックと呼ばれ、構造上補修をした方が良いと定められているひび割れ
0.5~1.0mm構造クラック、外壁の亀裂など何かしら2次被害が出ている可能性があり、補修が必要なひび割れ
1.0mm以上構造クラック、かなり幅が広く家全体の歪みや、2次被害が出ているお家がかなり多い

といったように、一応基準があったりします。
軽微なひび割れは、ヘアークラックと呼ばれる0.3mm以下のひび割れになります。

0.3mm以下の基礎のひび割れは構造的に問題がないと言われています。
しかし、0.3mm以上のひび割れは注意が必要です。

家のどの部分にどのくらいの亀裂があるのかをしっかりと見定めてから補修を行うとといいでしょう。
ひび割れから水分が浸入し、さらなる被害を生まないようにするためです。

ひび割れが0.5mm以上ある場合、裏面にまでひび割れが貫通している場合がおおく
基礎コンクリートが縁が切れている状態なので、強い揺れや

加重に対して対応することが出来なくなっている状態になっている恐れがあります。
そのため、床の傾きやドアや窓などが閉まりにくくなるなどの2次被害が近い将来

起こりえると考えます。

今すぐそうなるとは言いませんが、早い段階で対処すべき案件です。

 

比較的まだ様子をみて判断してもよいレベル

これくらいのクラックであれば、状況観察をして様子を見ていてもよいと考えます。
年に3~5回程度状況をみて、だんだんクラックが広がっていってないかチェックをします。
明らかに広がっている場合は早めの対処が必要となってきます。

 

 

これは今すぐ対処しなくてもいいですが、早い段階で対処が必要です

下の写真の状況は今すぐ対応とは言いませんが、早い段階で対応をすることをおススメします。
放置しているとどんどんひび割れが長くなったり、太くなっていくクラックです。

 

数日以内に電話して処置をしてもらいましょう

下の写真は上の写真より見た目はひどくないように見えますが
完全に裏まで貫通しているクラックだと思われます。
基礎自体が完全に縁が切れている状況かと思われます。

 

業者が解らなく、探すのに時間がかかりそうな方は

優良業者紹介サイトで対応してもらいましょう。

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参 考 (クラックではないひび割れ)

上記でクラックについて説明してきましたが、勘違いされるのが
クラックではなく、モルタルのひび割れという場合もあります。

その場合、構造体にまったく支障はありません。
ほとんどの住宅では、基礎にモルタルを塗り込んで仕上げています。

そういった場合、単にモルタルのひび割れということも多々あったりします。
どうしても、基礎のひび割ではないか?

気になる場合は仕上げのモルタルを撤去して
構造体にひび割れがないかを確認するしかありません。

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基礎ひび割れ直すために必要な道具と材料

ここでは基礎のひび割れ補修で使う道具についてご紹介します。
しかし、紹介するのはあくまで素人でも対応できるやり方を紹介しているので
簡易的な手直し方法であることをご了承ください。

 

① クラックスケール

② 刷毛

③ 幅3センチ程度のヘラ

④ クラックフィーラー

⑤ ウエス(雑巾)

⑥ ゴム手袋

 

 

 クラックスケール

基本的にクラックの割れの大きさを測るものですが
ヘアクラックか構造クラックなのか見極める手段として使用されたりするものです。

 

刷毛 

施工前にホコリ等を除去するのに使用します。
また、クラックに水分を含ませる時にも使用します。

 

へらかスクレーパー

クラックフィーラーをひび割れに押し込むために上から押さえこむために使用します。
また、乾燥後余分なフィーラーを除去する時にも使います。

 

 クラックフィーラー

0.2~2.0㎜程度のひび割れに使用することが出来ます

 

https://youtu.be/WhCbmJ56y5w

 

 

クラックフィーラーについての注意事項

  • 水を混ぜてから2時間以内に補修を完了させましょう。
  • 容器内で片寄りができないよう時々振り、揉みほぐしてください。
  • ノズル先端が詰まった時はゼムクリップ等で詰まりを取り除くか、取りはずして水洗いしてください。
  • 作業を中断する場合はノズルにゼムクリップ等を差してください。
  • 貫通クラックや幅広クラックなど構造的なひび割れの補強用途には適しません。
  • 硬化後コンクリート強化剤を塗布すると濡れ色になりますが、より丈夫になります。
  • コンクリート床用です。流動性が高いので壁面には使用できません。

 

この作業について

ひび割れの補修の仕方を上記で説明してきましたが、あくまで補修です。
「ひび割れの隙間を埋めた」だけの作業です。

よってひび割れを防ぐ、強度増強するものではないということを理解しておきましょう。

構造的に補強する場合は残念ながら、プロにお任せして方がよいでしょう。

基礎クラックの処理については、リフォームのプロが多数在籍している
サイトがあるので是非参考にしてみてください。

 

DIYで自宅の基礎補強を行うには、専門的な知識と技術が大切!

ここまでDIYでできる自宅の基礎ひび割れ補修のやり方についてお伝えしてきました。
DIYで基礎ひび割れ補修を行うことでコストをおさえることができますが

あくまでも一時的な処置にすぎません。
地震に強い家にする場合は、より専門的な知識と技術が求められます。

上記でもお話しましたが、自宅の耐震性を向上させたい場合は
DIYで行うのは難しいかもしれません。

それでもDIYで基礎補強を行ないたいというときは
しっかりと知識と技術を身につけてから行うことが大切です。

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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