8月中からかかっていた団地の改修工事は足場も外し
天候にも恵まれ無事に施工を終えることが出来ました。
工事の内容
おおまかな工事の内容に少し触れてみたいと思います。
工程表の作成
各業者と現場に入れる日程などを確認して調整していきます。
まず工程表を作成して発注者に確認してもらいます。
仮設計画図作成
ここでは、仮設、安全に係わることを全て行います。
施工業者の車の駐車スペース、資材置き場のスペース、住民への挨拶
仮設トイレの位置、仮設電気の位置、水道の位置、工事標識の位置
などを図面に書き込んでいきます。そして一番重要である足場の計画をします。
足場の掛け方によって、作業スピードが変わってきたり、金額にまで影響してきます
これを失敗すると最後の最後まで手を煩わせることになるので真剣にチェックしていきます。
安全書類のチェック
会社の情報、保険の加入状況、現場に入る職人さんの氏名などの情報や資格の有無
また、下請けや再下請けの会社の情報なども全て把握していきます。
工事写真を写す位置の確認
公共工事では必ず工事工程写真を写さなければなりません。
この作業が多分一番忙しいかも知れません。
各種工事の詳細な工程を把握していなければなりません。
これは専門職の職人さんでさえ解らないことがあるので
なかなか人に任せることは難しいです。
とにかく、全国共通仕様に基づいた工程で写真を写していかなければなりません。
この作業だけで現場から離れれなくなったりします。
ある程度の公共工事の規模の現場になった場合
行事や他のちょっとした現場は他の人に任せられるよう
自分の以外の人材を確保する必要が出てきたりします。
外壁改修工事
①外壁部分のクラックの処理を行います。
②外壁の汚れを高圧洗浄にてキレイにします。
③サッシ、打ち継ぎ目地のシールを撤去、打ち替え
④外壁塗装
屋上改修工事
①高圧洗浄にて防水面をキレイにします。
②金物類を一時取り外し
③立ち上がり防水撤去
下地処理をしてから
④床面吹き部分処理
⑤防水張り
⑥金物類復旧
以上、これがおよその工事手順となります。
外壁と防水の取り合いがあるので
工程をしっかり把握して、工事のタイミングを見ながら
施工していかなければならない部分もあります。
下請け自主検査を実施
これは、指示したわけでもないですが、下請け業者側で
自主的に職長、又は代表が検査を行います。
これを実施する業者はなかなかいないので
業者として信頼にあたいすると思います。
社内自主検査の実施
さらに、社内的に検査を行います。
とは言っても、自分が検査するんですが(‘ω’)
指摘事項が5項目程度手直しがあったので、処理してもらいました。
完成検査
会社と発注者の検査となります。
現場と書類の検査です。
ここでも、指摘事項があれば手直しをしていきます。
全てが終わったところで完成となります。
ほんの一部の写真を載せますが、外部、内部の腰壁塗装については
実際には結構な汚れがついていたり、剥がれなどがあったりしますが
写真だけでは何が変わったのか解らないかもしれません。
着工前(外部)
完成(外部)
着工前(内部)
完成(内部)
着工前(屋上)
完成(屋上)