壁紙(クロス)の貼替え後で「おしゃれじゃない?」と後悔しないために!

現在、お住いの壁紙(クロス)を張り替えようと計画したときに

業者を決めてから、その業者にお任せするのではなく

ある程度、雑誌を見たりして

こんな感じの壁紙がいいかな?

ある程度イメージをして、業者と打合せをするようにしてください。

そういった、イメージをしていないと

業者におススメされた通りの壁紙を選ぶ事になり

後になって、これが良いとおススメされたけど

「なんとなく落ち着かない気がする」
「思いを描いていたイメージと違う」

そういった事になりかねません。

しっかり、自分のイメージを固め業者と話を進めるようにすることが大切です。

 

目次

壁紙(クロス)の張り替え後で「おしゃれじゃない」と後悔しないために!

ここでは壁紙クロスの張り替えリフォームで実際によくある
失敗例についてご紹介します。

クロスの張替は、比較的費用や段取り的にも気軽に工事をすることが可能です。
なので、あまり考えずに「〇〇色のクロスなら何でもいいや」と安易に決めがちになってしまいます。

いざ、工事が終わってみると「色が少し濃くて落ち着かない」
「部分リホームで他の壁との関連を考えずに模様を決めてしまった」

そんな失敗をする方が多いようです。
似たようなミスやトラブルを避けるためにも、以下に述べるポイントを

考えながらしっかり対策していただければと思います。

 

壁紙(クロス)の張り替えリフォームの時期とポイント

一般的に壁紙の張り替え時期は5~10年と言われています。
しかし、その時期にこだわる必要はないので、汚れが目立ってきたり

剥がれたり、破れたり…見栄えがわるくなったら張り替えをすると良いです。
又、カビなどが発生した場合は、下地のボードにもカビが移ってしまうので

早急に張り替えすることをおすすめします。
壁紙をクロスの交換リフォームをするときは

以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

貼り替え時期

壁紙(クロス)の張替え時期というものは特に定められている訳ではありませんが
一般的にいうと10年程度で張り替えると良い!とされていますが

基本的に「クロスの汚れが目立ってきた」「剥がれてきた」「模様があきた」など
気分だったり、目に見えて支障が出てきたら張替えを考えるといいと自分は思います。

見た目は何ともないのに、もう一般的な年数を経過してるのでクロスを張り替えた方が良いですよ!
なんていう業者は信用できません。(自分の場合の話です)

貼り替え時のポイント

壁紙は部屋ごとに張替えするのがおすすめ

壁紙の交換は、汚れや破けたりしている所だけを直すという考え方もありますが
あまりお勧めしません。

一部のみの壁を新しくすると、交換しなかった別の壁紙の汚れや古さが
極端に目立ってしまい、色のバランスも悪くなってしまいます。

一面を新しくしたものの、いざ、部屋を使うとも元々の壁紙が汚くて
気持ち的に新しくなった感が感じられないといったような事になります。

又、期間を置いて、やはりここも追加でやって欲しいとなった時には
経費、職人さんの出張費などが余分にかかってくることになるので

全体的なバランスを考えてリフォームをすると良いでしょう。
予算の関係もあると思いますが、壁紙の張替は部屋事に

張替えをすることをお勧めします。

 

壁紙の張り替え前に、照明・家電・窓枠の交換も検討を

上記でも新しい壁紙と古い壁紙の話をしましたが
ここでは、新しい壁紙と照明器具やスイッチカバーなどの話をしたいと思います。

壁紙だけがきれいになってしまうと、壁まわりの窓枠などの
古さが目についたり、室内にある照明・家電との相性が悪く

後から気になってしまったり、というミスも非常に多いようです。
詳細は後述しますが、クロスを張り替えた後に移動作業や追加工事をすると

かえって手間になってしまいます。
エアコン・冷蔵庫などの買い替えや、窓枠・ドア枠などの交換をする可能性が

ある場合には、壁紙の張り替えと同じタイミングで実施しておきましょう。

 

貼替え前に壁に付いてるフック等をチェックする

クロスを張り替える事が決まって、いざ工事をしに張替え業者が来た時に
まず、お客様にお伺いをたてるとしたら、壁に付いているもので

同じ場所に再度設置する物や、取ったら復旧しなくてよい物を最初に聞かれます。
それによってクロスを貼る手間が変わってきたり

同じ場所に設置するにも、下地処理をしてしまうとビス穴が埋まってしまうため
下地のある場所にビスを打込んでいたとしても解らなくなってしまいます。

取外して欲しいものは、あらかじめ自分で外しておくと
業者が来た時に、壁に付いているものは復旧してくださいと言うだけですむので

その都度、「これはいらない」「これは復旧してください」という手間が省けます。

 

壁紙リフォーム経験が豊富な業者に依頼する

壁紙リフォームにおける失敗は、業者による施工不良のほか施工後の
注意点についての説明不足、デザインについてのアドバイスが足りなかった

という理由によるものが数多くあります。
クロスの張り替えは、壁紙リフォームの施工経験が

豊富な会社に相談・依頼するのが最も確実です。

提案が得意な会社であれば、見た目の良さについての助言だけではなく
部屋に合わせて、湿気・臭い・防カビ機能などがあるクロスを

紹介してくれることもあるでしょう。
例えば、アレルギー体質のお子さんが過ごす部屋には抗アレルゲン壁紙

油汚れが付着しやすいキッチンには掃除しやすいクロス、など
さまざまなプランを柔軟に提供してくれるはずです。

 

壁紙(クロス)の張り替えリフォームでよくある失敗

隣接した部屋の壁紙がみすぼらしく見える

前記で少し触れましたが、予算の関係もあるとは思いますが
壁紙をリフォームした部屋と比べて隣の部屋の壁紙が色褪せて見えたり

汚く見えるようになってしまった。
張り替えをして初めて気づいたりします。

予算の都合上、一部の部屋しか張り替えをしない場合は
隣接する壁紙と同じ色合いの壁紙を選ぶと、さほど気にならなくなります。

一部分の張替をする場合は、極力同じような色合いの材料を選ぶか
まったく違った色の壁紙を選ぶと良いでしょう。

同じ事を繰り返しますが、出来るのであれば
その部屋の壁全面を張り替えることをお勧めします。

スイッチや照明器具、エアコンなどの汚れが目立つ

新しい壁紙にリフォームしたら、元々付いていたエアコンやスイッチ
コンセントなどのプラスチックの色褪せなや汚れなどが目立ってきます。

リフォームので、壁紙を張り替えることになった場合は
家電や照明器具の交換も検討することも大切です。

高価なものは我慢しても。せめてコンセント、スイッチが汚れたり
黄ばんでいる場合は交換をすることをお勧めします。

又、壁紙を張り替えるにあたって、エアコン、照明器具
スイッチ、コンセントカバーの脱着工事があります。

場合によっては、洗面化粧台、ボイラーなども取り外ししなければ
壁紙を張れないこともあります。

「そろそろ交換時期なんだよな~」と思った場合、ついでに交換することも
一つの考え方でもあります。

壁紙をリフォームした直後に家電を新しくしたら・・・

エアコンがある部分の壁紙を交換する時、一度エアコンを取り外すと
作業費が+2万円ほどかかります。

そのコストがもったいなくて、エアコン本体は外さずに
周囲の壁紙だけを張り替えたところ

間もなくしてエアコンが故障したケースがあります。
エアコンを交換しにいったら、一回り小さいサイズの商品しかなく

元々使っていた商品の跡が悪目立ってしまった。

 

結局、以前張り替えなかったエアコン周りの壁紙も替えることにしたものの
以前の商品が廃番になっており、在庫もなしという状況です。

仕方なく近いデザインの物で代用してみると、ツギハギみたいで体裁が悪くなり
最終的にリフォームしたばかりの壁紙を全体的に交換する結果となりました。

これはエアコンに限った話ではなく、冷蔵庫や天井の照明を交換した時にも
発生しやすい失敗例です。

大型家電を動かすのは面倒ですが、交換が必要になった場合
流通しているのはほぼ小型の商品ばかりなので要注意です!

また、カーテンレールを交換した場合にも、新しい壁紙にビスの跡が
残るということがあります。

家電・家具に限らず、壁まわりの部位も交換する予定がないか
リフォーム前に再チェックしておきましょう。

壁紙の張り替え後、内装の塗装費が割高に

壁紙をリフォームした後、今度は窓枠などの汚れが気になってしまった
というパターンも。

塗装業者を呼んで、窓枠の塗り直しを依頼したところ
壁紙の張り替え後の塗装工事というのは繊細で手間になるため

工事費が思った以上に高額になってしまいました。
壁紙を張り替えるついでに、先に窓枠の塗装も済ませておけば

効率的なリフォームができたのです。
壁紙を張り替える時には、一緒にリフォームしたい箇所がないかを

先に確認しておいた方が、工事時間もコストも削減できる可能性が高いです

リフォーム直後、側に置いてあったパソコンが不調に

パソコン部屋の壁紙のリフォームを実施した際
業者がパソコンにビニールをかけてくれたので安心していたところ

無事に工事が終わり、いざパソコンを使おうとしたら
「電源を入れても動かない!」という問題も実際にあった例です。

工事中に発生するホコリが、いつの間にかパソコンに入りこんで
動かなくなってしまったのです。

壁紙の交換時には、想像以上に細かいホコリが出てしまいます。
他にも、ホコリでスリッパなどが汚れてしまったというパターンもあります

施工直後もしばらくホコリが舞っているので、精密機器や、汚したくない
大切なソファやぬいぐるみ・絵画などがあれば、工事が始まる前に

すべて部屋から出しておきましょう。

壁紙の糊が乾く前に触ってしまい、シワになった

張り替えた直後の壁紙というのは、壁との間に凹凸ができ
浮いているように見えてしまうものです。

「自分で浮いている部分を直そうとして指で押したら
さっそくシワを作ってしまった」という例があります。

壁紙クロスは、乾くときれいに伸びるように施工されているのが一般的なので
施工直後はちょっと気になる部分があっても触らないようにしてください。

2~3日すると馴染んで浮きが無くなります。
万一、工事完了後3日以上たっても、気になる浮きがあったら

ご自身では触らず、リフォーム会社に問い合わせてみましょう。
施工不良の可能性があれば、再度訪問してくれるはずです

リフォーム前となんだか変わらない

「せっかく壁紙を張り替えたのに、無難な色を選んだらリフォーム前と
イメージが変わらなくてちょっとがっかり……」という話もよくあります。

壁紙を張り替える際には、リフォーム前と同じ色合いの物を選んだほうが
安心感はあります。

しかし「少しは印象を変えたい」という場合には、地模様があるクロスを
選ぶと派手になりすぎることなくイメージチェンジできます。

柄物の壁紙を選んだら、落ち着かない空間になってしまった

「イメージを変えたくて柄物の壁紙を選んだら、ごちゃごちゃして
落ち着かない空間になってしまった」という失敗もよくあります。

柄物を選ぶ時は、部屋のサイズと柄のサイズのバランスを考えましょう。
基本的に、小さい部屋に大柄の壁があると圧迫感が出てしまい

逆に広い部屋に小柄の壁紙を貼ると細かすぎる印象になります。
そのため、大きな部屋には大柄の壁紙

小さい部屋には小柄な壁紙を選ぶと失敗が少ないです。
ただ。居間などの空間に張り付けすると飽きてくるので注意が必要です。
(人にもよりますが・・・)

「壁全体を柄にすると、しつこくなるかも……」と自信がない時は
アクセントとして壁の一面だけに柄物を採用すると、メリハリがつきます。

また、壁のように大きな面積の部分に柄を取り入れたい場合は
カーテンやソファなどのインテリアは無地のシンプルな物を選ぶと

見た目がすっきりします。

 

リノベーションで壁紙(クロス)をおしゃれにするために知っておきたい選び方のポイント

まずは壁紙(クロス)にどのような種類があるかを知っておきましょう。
見た目は同じような感じでも、材質が違う壁紙が多くあります。

代表的な壁紙をここでは紹介します。

壁紙(クロス)の種類

室内

ここでは、壁紙の種類と特徴を紹介します。それぞれの壁紙の特徴を理解し、理想の部屋に仕上げることができる壁紙を選んでくださいね。

ビニールクロス

ビニールクロス一般的に一番多く使われているものです。
材質は塩化ビニール樹脂でつくられており、汚れに強く水拭きもできることから、なんと言っても手入れが楽。

さまざまな色や模様、機能を備えた商品が豊富なため
壁紙にこだわりたい方はこの材料を選ぶことで理想の空間にすることが出来るでしょう。

織物クロス

レーヨンやシルクといった布から作られた壁紙です。
価格もよいですが、高級感を出したい方には最適な材料です。

又、耐久性に優れているといったメリットもありますが、メンテナンスも大変で
種類が少なく、値段が高めなのがデメリットです。

紙クロス

名前のとおり、紙素材から作られた壁紙です。
ビニールクロスと変わらないくらい、種類が豊富なこともありますが

室内の湿度の調整をしてくれる和紙の壁紙や、日本にはないデザインの輸入壁紙などがあります。
ただ、材質的には他と比べると弱かったりするため、物をぶつけたりしないよう気をつけなければなりません。

選び方のポイント

 

室内

ここでは、壁紙の選び方のポイントを紹介します。
紹介するポイントを踏まえて選ぶようにすると、イメージに近い仕上がりを期待できるようになると思います。

あくまで、参考ですがお役に立てれば幸いです。

床の色と調和する色を選ぶ

壁紙を選ぶ際は、床の色をイメージし選ぶのがポイントです。
例えば、茶系であれば白はもちろん明るい色の壁紙を選ぶと無難な線で選ぶ事ができます。

逆に床がホワイト系であれば、多少色の濃い薄いグレーや濃いベージュ系の壁紙が合うと思います。
一般的に床の方が濃い傾向にあるので、選ぶ際は床より薄い色を選ぶ事で

開放感が感じられるような空間になります。

部分的にアクセントを取り入れる

アクセントクロスは、壁の一面だけ異なる色や柄の壁紙にして雰囲気を変えるテクニックです。
アクセントとなるような色や柄の壁紙を選び、空間にアクセントをつけてみてはどうでしょうか。

アクセントクロスは部屋をおしゃれに見せてくれるほか
選ぶ色によって奥行きやメリハリを出す効果もあります。

最近はトイレの奥の壁一面・サイドの壁のみをアクセントとして壁紙を変えたりする方も多いようです。
個別の部屋に関してもホワイトの壁紙の部屋にブラックのアクセントクロスを貼ることで

モダンな感じの部屋にすることもできたり、落ち着ける空間に仕上げたい場合は
パステルカラーのアクセントクロスを貼ったり。

子供部屋の場合は壁一面だけをキャラクターのものを使ったりするのも良いかも知れません。
ただ、子供が大きくなった場合貼り替えが必要になるかもしれません。

壁紙を決める前に大きなサンプルで色を確認する

イメージどおりにするためには、事前にサンプルで色や質感を確認しておく必要があります。
その際、業者に言ってカタログを請求し実際の壁紙付のカタログにて決めると良いです。

可能であれば大きいサンプルがあればイメージしやすくなりますが
そうなると、業者側もお金を払ってメーカーから取り寄せることになるので

そういうサンプルはありません、というのが現状だと思われます。

 

色の基本
色は、面積が小さければ暗く見え、面積が大きいほど明るく見えるといった特性があります。
そのため、小さなサンプルで壁紙の色を決めると、思った以上に壁紙の色が明るくなったりします。
この基本を頭に入れて選ぶと良いでしょう、

 

まとめ

色々とポイントを説明してきましたが、何より大事なのは
良い業者に出会うことです。

良い業者であれば、上記で述べたことをあまり気にしなくても
率先してアドバイスをくれるはずです。

そうは言いても、業者任せではなく自らもある程度計画をし
イメージしたうえで業者との話し合いをすることが重要です。

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壁紙クロスを張り替える時期の目安や、リフォームする際のポイントは?
一般的に、壁紙の張り替え時期は5〜10年程度が目安です。
なお壁紙のリフォームを実施する際には、家全体の壁紙や、照明・窓枠なども同時に交換することをおすすめします。
壁紙クロスを張り替えた時にありがちな失敗例は?また、失敗を避けるための対策方法は?
「壁紙を張り替えた箇所の、周囲の照明器具やエアコンなどの汚れが目立つようになった」「柄物のクロスを選んだら、落ち着かない空間になってしまった」など、よくある失敗例について把握して
壁紙選びをすること。

壁紙は面積が広いために、リフォームや張り替えは慎重になりますが、コツを押さえれば失敗することは少ないでしょう。
上手にリフォームして、ぜひ素敵なお部屋にしてみてください。

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>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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