自分で畳をフローリングにするために
今回は2部屋をリフォーム!
6畳の和室
8畳の和室
それぞれフローリングにリフォームしました。
和室8畳
床の面積:13.25(4坪)
和室6畳
床の面積:9.93㎡(3坪)
準備するもの
基本的な道具をまずは紹介します。
小物ではカッター、げんのう、スケール、鉛筆をあらかじめ用意しておきましょう。
電動丸ノコ(できればスライド丸ノコ)
インパクトドライバー
コンプレッサー
フロアー釘打ち機
フロアー釘又は(フィニッシュネイル)
ここではフィニッシュネイルでの施工を過程してます。
ネタボンド
長さ50㎝程度の垂木程度の材料(フロアーをはめる時に叩いて入れるために使用)
t12㎜合板 (下地が野地板の場合その上に張ります)
ビス長さ32㎜(合板打ち込み用)
ビス長さ55㎜以上(下地材止付け用)
フローリング
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床養生材
工事の工程と考え方
- 畳を剥がす
- 畳裏の下地を清掃する
- 下地を確認(野地板なのか?べニアなのか?)野地板の場合t12べニア張りを推奨。
- べニアだった場合その上に下地を組み立てる。(下地の厚さを検討)
- (必要があれば断熱材を入れる)
- 下地を組み立てたらt12ベニヤを張る。
- ボンド、フロアー釘を併用してフローリングを張る
- フローリングを数枚張り終わったら都度養生をする(傷をつけないため)
- 巾木を取り付ける。
- 養生を撤去する。
- 清掃する
以上の作業工程となります。
※ワックスをかける場合、ノンワックスの材料かどうかを必ず確認しましょう。
ノンワックスのフローリングにワックスをかけてしまった場合、後に剥がれてきて白いムラになります。
そうなると張り替えという最悪な状態になることもあるので注意して下さい。
工事手順
手順1
まずは、畳をはがす事から始まります。
30年くらい前の建物だと本物の畳(藁畳 厚さ55㎜)の場合が多いです。
それ以降はスタイロ畳が使われていることが多いです。
搬出する時ですが、本物の畳とスタイロ畳とでは
重さが違うので、2階に和室があった場合は
搬出は1人では結構キツイです。
手順2
畳を撤去するとt12ベニア(下地が)出てくるはずです。
その上にまたコンパネを敷くための下地を組立てます。
それではフローリングを敷くための下地を組んでいきます。
下地のピッチは303㎜で組んでいきます。
年数がたっている住宅は敷居の高さが右と左で高さが違っていたり
部屋の角の角度がくるっていたりします。
角度はどうしようもありませんが、高さは下地で調整できます。
畳の厚さにもよりますが、55㎜の畳だった場合は
30㎜の高さの下地材を使うと良いでしょう。
畳が55㎜の場合、敷居も55㎜あるはずです。
その高さとフローリングを同じくするためには
下地30㎜+合板12㎜+フローリング12㎜=54㎜となります。
敷居より1㎜程度下げて仕上げることがポイントです。
手順3(6畳の場合)
下地が出来たら、合板張りです。
t12ベニアは(青線)です。
厚さ30㎜下地(緑線)はピッチ303㎜で打ち込みます。
ビスピッチは周辺で150㎜以内
中間で200㎜以内となるように打込みます。
公共工事で証拠写真を写すわけでもないので
見た目の感覚で打込んでも問題ありません。
手順4
購入したフローリングを張り付けしていきます。
必ず接着剤とフロアー釘を使って貼付けましょう。
床鳴りなどの原因となります。
※フロアーは最初に組立した下地(上記図緑線)と並行になるように貼っていきましょう。
手順5
貼付けが終ったら完了です。
最後に清掃しましょう。
注意)
最近のフロアーはノンワックスとなっています。
ノンワックスの場合は絶対にワックスをかけないでください。
色あせや後にワックスがパリパリ剥がれてきたりして
まだら模様になってしまう事があります。
解らない場合は、メーカー、業者に確認することをお勧めします。
作業時間
通常の何も問題なく施工することが出来れば
1室2日もあればおつりがくるくらいです。
今回は6畳と8畳2部屋の床を畳からフローリングに変えましたが
大工さん1人で3日で終わっています。
なので、一部屋2日かかるとみて置けば間違いないかと思われます。
自分で作業をするのが難しい場合は優良業者にお願しましょう。
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工事金額
今回は和室6、8畳二部屋の工事ですが
ズバリ!工事金額は
金額21万円(税込)となりました。←プロが工事をした場合。
当然、施工方法や部屋に物があるなどいろいろな条件で金額は変わってきます。
今回は、中古物件をお客様が購入し、引越し前に施工をすることで
同意を得てましたので、養生、物の移動がほぼ無い状態でした。
そういった、ちょっとしたことが見積もりしたときに
数万程度の違いが出てくるものです。