外壁の劣化、凍害をおこしている実際の状況と張替え工事!

工事に至るまでの流れ

依頼内容

  1. 二階部分(東、西面)の外壁が凍害か何かによりボロボロになっていて、雨漏りがするので直して欲しい。
  2. それにともなって、内部の壁(クロス)が剥がれてきているのでそこも直して欲しい。

他にも何点かありましたが、メインだけを記入しておきます。

現状確認

幸い下屋部分から確認できる状況でしたので、ハシゴだけで確認は可能でした。

下屋が無い場合は足場をかけなければならないので、確認するだけで足場代位がかかってきますので

お客様からしたら、なにもしてないのに、数万、十万程度の金額が発生するので違和感を感じるのではないでしょうか。

しかし、どうしようもない事なのです・・

以下の状況が寒冷地特有の凍害というものです。

これは、突然こうなるわけではありません。

何年かかかって徐々に被害が増えていきます。

写真の場合は、予想ですが・・症状がでて3~5年以上は経過しているのではないかと思われます。

こうなってしまうと塗装だけでは治しようがなくなり、外壁を張替えることになってしまいます。

人間もそうですが、早期発見、早期治療が大切となってきます。

大まかな凍害の原理

外壁の塗膜効果が失われ、セメント材(外壁)が水分を含みやすくなってきます。

その水分が、凍結することによって、水分が氷に変わる過程で膨張します。

それが原因で表面がボロボロになる現象です。

 

処理方法として

 

ここまでの被害になっていると、張替え以外方法はありません。

なので、張り替えるとなると、その面で張替えることとなってきます。

被害にあった外壁だけとりかえすればいいのでは?
と思う方がいるかも知れませんが、お勧めはしません。
何故なら、同じ外壁があるとは限らないからです。
同じ外壁があったとしても、当然、元の外壁は色あせなどしているため
同じ色、品番の外壁を取り寄せたとしても、色は確実に違って見えます。
色、模様はどうでもいいので、安く済ませたいとなれば
縦方向のみの張替も可能です。
よく縦方向全部を張り替えるのも、お金がかかるので部分的に張り替えると思う方がいるかも知れませんがおススメしません。
出来ないことはないんですが、基本的に外壁は下から上に貼っていくからです。

上の図のように、(右図)中間でやめた場合はコーキング処理が必要となってきます。

何故かというと、その上の外壁がうまく浮かせることができれば、差し込んでなんとか出来るかも知れませんが

大概、劣化が進んでいる外壁を浮かせようとすると、割れてしまう場合が多いからです。

なので、新しい外壁の上部のサネ部分をカットして、コーキングを打ち込む事が最善だと考えられます。

その場合、コーキングが切れると中に雨がもろに貼ってくる構造となってしまいます。

当然、安く済むかどうかは別として、施工的には両親的な納め方とは言えないでしょう。

外壁下地の確認

基本的にタイベックシートを貼った時点で、雨水は内部に侵入することはありません。

外壁下地は雨が入っても良いという考え方で施工しなければなりません。屋根下地も同様です。

木下地が腐食しているところは、取り替えていきます。

又、タイベックシートが避けていたり、穴が開いていないか確認し

穴等があった場合は、気密テープなどで補修します。

 

外壁張り

今回は厚さ16㎜の金物止め工法だったので、前記でいったように途中(部分張替え)の張替えは

金物工法になると、よけいに困難を極めますので、切りの良いコーナー部分までを

全て張り替える事を納得いただいて施工しました。

仕方のない事ですが、既存の外壁は生産中止で同じ模様、色が無かったため

近いような外壁を貼っています。

ぱっと見は違和感んがないので良かったです。

 

まとめ

外部を固めたことによって、雨漏りが止まりました。

完全に止まったかを数日間様子を見ます。

それで、大丈夫であれば、内部クロスの張替え工事を行う予定です。

とにかく、雨の侵入を止めなければ内部を治すことは出来ません。

確実に止まったかを、施工業者はもちろんですが、住んでる人間が一番みじかで確認できますので

十分に確認するようにしましょう。

又、建物は何らかの異常や気になる点を見つけた場合は、自己判断で勝手に解決せずに

早めに専門業者に相談することをおススメします。

放っておくと、5万で治せるのが・・・10万・・・40万・・・100万と膨れ上がっていくこともあります。

早めに対応しましょう。

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工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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