鉄を簡単切るための高速切断機の特徴と選び方
高速切断機って?
ステンレス、鋼材、ワイヤーロープ、鉄筋など砥石を高速回転させることによって
鉄材などを切断する機械です。
ディスクグラインダー(ベビーサンダー)などの砥石(径100~180㎜程度)と違って
高速切断機は径300㎜程度の砥石で切断するため、断面の小さいものはもちろん
断面の大きいものまで正確に切断することが出来ます。
《ディスクグラインダーと高速切断機の違い》
高速切断機は、ディスクグラインダーを大型化して卓上設置型にした機械です。
そのため、ディスクグラインダーと同様に切断砥石を使って切断を行います。
大きな違いは、アームとバイスによって切断砥石と切断材料が本体に固定された状態で切断を行うため
ディスクグラインダーが苦手とするパイプやアングル材等の切断を簡単に行える点です。
また、手振れやキックバック、振動の影響をほとんど受けないため、安全に精度の高い切断作業ができます。
ディスクグラインダーのように本体を持ち続ける必要がないため、長時間の作業でも疲労を軽減できます。
どんな時に必要になってくる?
我々が建築現場を施工しているときには、ある業者が頻繁に使っています。
その業種といえば、やはり金物屋さんか内装(軽量)屋さんが多く使っています。
やはり、鉄物を加工する業者、DIY好きな方には絶対的に必要な機械と言えるでしょう。
とは言っても、材料を数本を切るなど、切断回数が20~30回程度であれば
ハンドタイプのベビーサンダーなどでも
十分に切断できると思いますが、50・100以上の切断回数となってくると
結構ハンドタイプではきついものがあります。
1時間で終わる所を半日かかってもいいという人は、別ですが
とりあえず早く作業をしてしまいたい!という方は卓上式の高速カッターが必要となってくるでしょう。
また、切断面がキレイになるというメリットもあります。
切断面をキレイにしたい
作業効率を良くしたい
安全に作業したい
こんな方に是非お勧めです。
高速切断機の大きさ
高速切断機には305mmや445mmといったサイズがあります。
これは、そのディスクグラインダーで使用可能な刃(砥石)の外径サイズで決まってきます。
砥石外径のサイズには、305mm・355mm・405mm・445mmのものがあり
切断する鋼材の厚さなどを考慮したうえで、砥石の大きさを選ぶと良いです。
DIY目的で使うのであれば、305でも十分だとは思いますが
鋼材の厚さで変わってきますので、それぞれ選んで使用するといいでしょう。
各メーカー切断機 大きさ別
305㎜切断機
メーカー:新興製作所