新築工事をしていくうえで、決めごとがたくさんあると思います。
ここでは、玄関のタイルについての種類や選ぶ時のポイントなど
説明していきたいと思います。
業者任せに決めてしまうと、業者標準仕様のカタログで決める事になり
後になって、実は300角タイルという選択肢もあった・・・など
後になって調べたりして解ったとしても手遅れとなっている方が多いようです。
玄関に貼るタイルのサイズは100角それとも300角?
一般的に玄関タイルのサイズは100・150・200・300㎜角と正方形の形状のものが多く現場で使われています。
最近では、300×600というような長方形のものも使用している、ご自宅もあったりします。
一般的なタイルを選ぶ際は、玄関の広さ、形状を考慮してどんなタイルを使用するか検討すると良いと思います。
基本的なタイルの張り方としては碁盤の目のように貼るのが一般的です。
玄関の長さ、幅又は広さによって大きな300角などのタイルを張っても良いでしょう。
大きなタイルを張る事によって、豪華な印象を与える事が出来たりします。
結論!
拘りがなく、気にしないのであれば100角タイルでも十分であると思います。
多少、見た目を気にするのであれば100角タイルよりも大きい200・300角タイルの方が高級感があります。
タイルの種類
外装用床タイルの殆どは、吸水性が低く汚れが付きにくい磁器質となっており、耐凍害性能を有し、耐摩耗性が高く
吸水率3.0%以下と、変形や変色劣化などの変質を起こしにくい性質であるため、玄関の床タイルなどに多く使われております。
一部テラコッタ等のせっき質(吸水率10.0%以下)のものもあります。
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磁器質タイル
磁器質タイルとは、吸水率が1%以下のタイルのことで、石英や長石を1200~1350℃で焼き上げて作ります。
ほとんど水を吸わないので変形しにくく、水回りでも使えます。
きめ細かくて硬く、丈夫で汚れにくい特徴もあります。
こういったことから、寒冷地では磁器質タイルが使用されています。
叩くと、金属のような硬い音がします。
耐久性に優れたタイルのため、住宅の外壁をはじめ、歩道や商業施設の床などでよく使われています。
内装・外装・床、あらゆる場所で使用することができるタイルです。
デザインも豊富で機能性があるためタイルの材質の中では1番人気があるタイルです。
せっ器質タイル
せっ器質タイルとは、吸水率が5%以下のタイルのことです。粘土・長石を1200℃前後で焼いて作ります。
磁器器タイルよりも透明性がなく、吸水性があります。
釉薬をかけない無釉タイルが多いです。
素焼きっぽいマットでちょっとゴツゴツした外壁タイルも、せっ器質タイルの1つ。
磁器質タイルと同様に、内装・外装・床、あらゆる場所で使えるタイルです。
陶器質タイル
陶器質タイルとは、吸水率が22%以下のタイルのことです。
陶土や石灰などを1000~1200℃で焼いて作ります。
表面に小さい穴がたくさんあいているので、水を吸いやすい特徴があります。
叩くと濁ったような音がします。
釉薬をかけて作る施釉タイルが一般的です。磁器質、せっ器質よりも吸水しやすいので
外装には向いていません。基本的には内装タイルとして使います。
LIXILの床タイルを例にすると
汚れが付きにくいタイル!
色が多彩なタイル!
模様がに特徴のあるタイル!
和もモダン調のタイル!
木質間を出したタイル!
身障者に適したタイル!
などなど、各シリーズ別になっていて、シリーズが豊富でここでは説明できないほどあります。
※ネットでもカタログを見る事が出来るので、一度確認していただければと思います。
どうしても、相談するつてが無い場合は
ファイナンシャルプランナーが無料で相談にのってくれるサイトがあるので利用してみてください。
タイルを選ぶ時のポイント
一言で玄関タイルを決めると言っても、いろいろなメーカー、種類がたくさんあります。
ここでは、自社がいつも使っているタイルのメーカーの中から一部の商品を紹介していますので参考にしてください。
使用用途を選ぶ
床に張るのか、屋内に張るのか、使う場所によりタイルを選びましょう。
素人では区別がつきづらい物もあるので、業者に確認するようにしましょう。
又、見た目は良いけどスベリ安いなど、材質によっても特徴があるので確認するようにしてください。
寒冷地での屋外タイルは磁器質タイルをおススメします。
色を選ぶ
つくりたい空間のイメージから選ぶのが一番です。
あるていど貼りたいタイル色目を決めて、実物の見本で決定するようにしましょう。
実物のタイルの見本は業者が用意してくれます。
※明るいイメージをもたらすために、白や薄い茶色系10年程度たつと
濃い茶系、グレー系よりも汚れは目立ってきます。
黒系なら良いと思われる方もいると思いますが逆に目立ちます。
価格を確認する
まずは絞り込まずにどのようなテイストのタイルがあるかを十分検討しましょう。
ビビっとくるものがあれば2,3種類ピックアップして
そのものが一体いくらするのか?(㎡又は1枚当たりの価格を聞く)
予算に合わせて決めていくと良いと思います。
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通常のお手入れ
普段はほうきで履いて掃除をしてください。
通常のお手入れ方法(汚れが気になる場合)
部分的な泥汚れは下記のように床タイルの面状によりお手入れ方法が異なります。
雑巾がけが可能な面状の場合
水で濡らした雑巾をよく絞ってから拭き掃除を行ってください。
もしくは水をかけてたわしやデッキブラシ等でこすり洗いを行ってください※。
セメント目地は磨耗に強いので、目地も一緒にこすり洗いしても構いません。
雑巾が引っかかるような面状の場合
水をかけてたわしやデッキブラシ等でこすり洗いを行ってください。
セメント目地も割れたり、浮いたりしていな限り一緒にこすって洗っても問題ありません。
※洗浄後は汚染水をきれいに拭き取ってください。そのまま放置しますと汚れが再付着する原因になります。
(特に黒系タイルはご注意ください)
タイル表面の汚れが落ちにくい場合
雑巾がけが可能な面状の場合
中性洗剤を水に薄めて雑巾を濡らし、拭き掃除をしてください。
もしくは中性洗剤を水に薄めてたわしやデッキブラシ等でこすり洗いを行ってください。
目地も一緒にこすり洗いしても構いません。
雑巾が引っかかるような面状の場合
中性洗剤を水に薄めてたわしやデッキブラシ等でこすり洗いを行ってください
※。目地も一緒にこすり洗いしても構いません。
上記でも落ちにくい頑固な汚れの場合は
上記でも落ちにくい頑固な汚れの場合はメラミンスポンジ(製品名:「激落ちくん」など)や
たわしと液体クレンザーを併用することが有効です。
※洗浄後は汚染水をきれいに拭き取ってください。
そのまま放置しますと汚れが再付着する原因になります。
(特に黒系タイルはご注意ください)
メラミンスポンジは洗浄効果は優れていますが、すぐに磨耗しますので新しいものに交換しながらご利用ください。
ワックス掛けについて
一般的に床タイルにワックス塗布は不要ですが、やむを得ずワックスを塗布する場合は、
石床用樹脂ワックス(リンレイ)などをおすすめします。
ワックス表面は柔らかいため、摩耗したり、傷がつくことは避けられません。
使用環境にもよりますが、数ヶ月~半年程度の期間ごとに定期的に塗り直すことが必要です。
- ※直接雨があたる場所や水が流れ込むような部位へのワックスご使用は避けてください。
また、ワックス塗布によりすべり抵抗値が変わりますので、事前に目立たない場所でご確認ください。
ワックスに記載してある注意事項に従ってください。
まとめ
玄関タイルに限りませんが、タイルをご検討する際には、使用する場所に適している製品であるか
カタログの商品特性をご確認いただき、サンプル等を取り寄せ、実物を御覧になって頂くのが宜しいでしょう。
施工に関しては、玄関内部とポーチの目地を通すか?など
技術的といいますか、職人のセンスによります。
お客さまの方で見た目をこうして欲しい!
などの要望がある場合は、施工店に相談してみてください。