素人から使えるマキタのインパクトドライバー【各種紹介】

今では主流となったマキタのインパクトドライバー

最近では、いろいろなメーカーのインパクトドライバーがありますが
今回はマキタのインパクトドライバーについて、触れていきたいと思います。

『インパクトドライバーと言えばマキタ!』という人も
多数いるのではないでしょうか。

だけど、『種類が多くてどれを選べば良いのかわからない・・・。』
『14.4v、18v、40vなどあるけど何がいいのか・・・』

そんな方のために少し、商品を紹介したいと思います。

マキタインパクトドライバーについていろいろな角度から比較していきたいと
思いますので、参考にしてください。

きっと、あなたに最適なインパクトドライバーが見つかるはずです。

初めての人のための用語について

インパクトドライバーを買う時には、いろいろ見ると思うのですが
何せ、専門用語を並べられて、こんな機能があります!

なんて言われても、実際どんな機能?
それが有ると、無いとで、どう違うのか?とおもってしまうのではないでしょうか。

自分も普段差そんなに気にして買う方ではないのですが
調べつつ、説明していきたいと思います。

 

電圧品番トルク(N.m)商品リンク
36Ⅴ

(40Ⅴ Max)

TD001G220
18ⅤTD171D180
TD155D140
TD149D165
TD146D160
TP141D150
TS141D40
TL061D60
14.4ⅤTD161D175
TD138D160
TD134D155
TP131D145
TS131D40
TL060D60
10.8V (スライド式)TD111D135
TD110D110
TL064D60

 

 

36V(40Ⅴ Max) TD001GZ トルク220(N.m)


 

 

 

 

 

インパクトドライバー機能用語

ここでは、マキタのインパクトドライバーでよく使われる用語について解説していきます。

ブラシレスモーター(BLモーター)

ブラシレスモーター

一般的な直流モーターには、モーターを回転させるためにカーボンブラシという
部品が内蔵されています。

このカーボンブラシはモーターの回転による摩擦ですり減っていくので、一定時間使用したあとは交換する必要があります。また、摩擦によるノイズなども発生します。

一方、ブラシレスモーターは、文字通りブラシない新しいモーターになります。
そのためカーボンブラシを交換する必要もなく

メンテナンスフリーなモーターです。
更に、余分な摩擦がないのでモーターの効率を上げることができ
発熱も抑えることができます。

摩擦による余計なノイズも発生しません。
モーターのサイズも、ブラシ付きモーターよりもコンパクトになります。

単純に、ブラシレスモーター搭載機は、ブラシレスモーター非搭載機と比べて性能が良いと覚えてしまっても大丈夫です。

ブラシレスモーター搭載機種
電圧搭載機種
36VTD001G
18VTD171DTD155DTP141DTS141D
14.4VTD161DTP131DTS131D
10.8VTD111D

防塵防滴(APT)

APT

その電動工具に、防塵防滴性能があるかという目安です。
マキタでは、ADVANCED PROTECTION TECHNOLOGYの頭文字を取って
APTと呼ばれています。このAPTは以下の3つの特徴で構成されています。

  1. 水・粉じんが入りにくい設計
  2. 侵入した水・粉じんをコーティングやパッキンでブロック
  3. 侵入した水を速やかに外部に排出

これにより、突然の雨や現場での砂埃といった環境から本体を保護しています。
ただし、水没などには対応しきれないので、過信は禁物です。

防塵防滴搭載機種
電圧搭載機種
36VTD001G(IP56対応)
18VTD171DTD155DTP141DTS141D
14.4VTD161DTP131DTS131D

楽らくモード

楽らくモード

マキタ独自の機能で、プロが行うような繊細なトリガーコントロールを
機械が自動的に行なってくれるモード
を搭載しています。

初心者の方はもちろん
何より効率を重視するプロの方まで人気の機能になっています。

主に上位機種に搭載されており、機種によって木材モードのみのタイプや
ボルトモード・テクスモードもあるタイプなど細かい違いがあります。

楽らくモード搭載機種
電圧搭載機種
36VTD001G(6モード)
18VTD171D(4モード)・TD155D(1モード)
14.4VTD161D(4モード)
10.8VTD111D(1モード)

ゼロブレ

ゼロブレ

ダブルボールベアリングの採用により、ビットのブレを低減しています。ブレが少なくなることで、カムアウト(ビットがネジの溝から外れてしまうこと)を少なくすることができます。

こちらも、主に上位機種に搭載されています。

ゼロブレ搭載機種
電圧搭載機種
36VTD001G
18VTD171D
14.4VTD161D

打撃力切替・打撃モード切替

インパクトドライバーの打撃数や回転数を、強・中・弱などに切り替えて使うことができます。カタログスペックの最大トルクや回転数・打撃数を発揮するのは、最速・強といった一番上の打撃モード時のみになります。

小さなネジを締め付けるときには弱モードなどにしておくことで、トリガーを思いっきり握ってしまっても回転数・打撃数が抑えられ、ネジや部材の破損を抑えることができます。

 MEMO
打撃力切替の例(TD171D)
打撃モード回転数[回転/分]打撃数[回/分]
最速0~3,600min-10~3,800min-1
0~3,200min-10~3,600min-1
0~2,100min-10~2,600min-1
0~1,100min-10~1,100min-1
打撃力切替搭載機種
電圧搭載機種
36VTD001G(4段)
18VTD171D(4段)・TD155D(2段)・TP141D(3段)・TS141D(3段)
14.4VTD161D(4段)・TP131D(3段)・TS131D(3段)
10.8VTD111D(2段)

マルチインパクトドライバー

マルチインパクトドライバー

インパクトドライバーとドリルドライバー・振動ドリルドライバーをミックスした工具です。最大性能ではそれぞれの専用機にはかないませんが、1機で3機の役目をこなすことができるマルチタイプになります。

「高所作業などで持っていく工具はなるべく減らしたい」、「家庭でのDIYに使いたいけどなるべく買う工具は減らしたい」という場合に最適です。

ソフトインパクトドライバー

ソフトインパクト

一般的なインパクトドライバーは、打撃時に建設現場の近くを通るだけで
分かるほどの大きな騒音が発生します。

これは構造上どうしても発生してしまう音ですが
どうしても騒音に配慮しなければならない現場もあり
静かなインパクトドライバーのニーズも一定程度存在します。

ソフトインパクトドライバーは別名静音インパクトドライバーとも呼ばれており
その名の通り静音性を特に重視したインパクトドライバーです。

静音性を追求した一方で、トルクはかなり抑えめになっており
最大で40N.mとなっています。

見た目は普通のインパクトドライバーと変わらないので
ついついハードに使ってしまいがちですが、無理な使用は故障の原因になります。

パワーは普通のインパクトドライバーの1/5程度だということを
意識して使うようにしてください。

アングルインパクトドライバー

アングルインパクトドライバー
※画像は10.8Vバッテリー搭載TL064D

最近のインパクトドライバーのヘッド長(全長)は
TD171D/TD161Dで116mm、TD001Gで120mmと
かなりコンパクトになってきています。

しかし、それでも入らないような場所のネジ締めをする必要がある場合もあります。そういった場合に活躍するのが、アングルインパクトドライバーです。

最大トルクは60N.mになっていますが
ヘッド部分をL型に曲げることでよりコンパクトになっています。

ペンインパクトドライバー

ペン型インパクトドライバー

アングルインパクトドライバーと同様に狭い場所での作業に向いています。
また、トルクが25N.mと控えめになっているので

「配電盤での配線作業などで締め付けすぎないので良い」と
電設業者から人気を集めています。

作業に応じて、ペン型とピストル型の2つのスタイルを使い分けることができます。

パワー重視ならこの機種

マキタ 40V 充電式インパクトドライバ TD001G

マキタ 40V 充電式インパクトドライバ TD001G

次世代の領域へ導く、さらなるパワー

何よりもパワーを求めるあなたに最適な一台。従来の18V機と比べて、金物ビスの締付けスピードが約15%アップ。高負荷時の連続作業量は2倍以上になり、気温40℃の炎天下でも落ちない作業量を実現。新・ワンタッチビット装着機構で、スムーズな装着感を維持しながら保持力向上。軸受け部のダブルボールベアリングも引き続き採用し、ビットの振れを大幅に低減。楽らくモードは6パターンの多彩なモード切替に対応し、さらに使いやすく。本体に加えて、ケースもIP65に対応。

マキタ 18V 充電式インパクトドライバー TD171D

マキタ 18V 充電式インパクトドライバー TD171D

作業性を追求し、使いやすさの頂点へ

40VMAXシリーズの登場で、TD001Gにマキタ最大トルクの座は譲ったものの、最大クラスのパワーは健在。軸受け部にダブルボールベアリングを採用し、ビットの揺れを大幅に低減するとともに、締め付け時のコジれにも強い耐久性を実現。楽らくモードは、4パターンの多彩なモード切替に対応し、より多くの作業をアシスト。モードメモリー機能により、直前まで使用していたモードと登録したモードを手元ボタンでサッと切り替えられる。

軽さ重視ならこの機種

マキタ 7.2V充電式ペンインパクトドライバ- TD022D

マキタ 7.2V充電式ペンインパクトドライバ- TD022D

使いやすさをスマートに凝縮

マキタ最軽量インパクトドライバー。全長227mm(折り曲げ時)/282mm(ストレート時)、質量0.55kg(バッテリー含む)の小型・軽量スリムボディ。携帯性に優れ狭い場所でも楽に作業が行える。手回しドライバとしても使用できるので追い締めに便利。配電盤などの狭い場所で作業を行う電設業者さんに最適。

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー 差し込み式 TD090DWX

 

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー 差し込み式 TD090DWX

7.2Vのような軽快さ+14.4Vのようなパワフル感

小型・軽量ながら90N.mと充実のパワーでプロのサブ機などに最適な一台。グリップ内部にバッテリーを配置することで、高さを抑えたデザインを実現。ベルトに装着できるホルスタを標準付属。

バランス重視ならこの機種

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー スライド式 TD111D

マキタ 10.8V充電式インパクトドライバー スライド式 TD111D

質量1kg未満、最強トルク

トルク・機能・重量・サイズが高いバランスでまとまったインパクトドライバーで、プロのサブ機などに最適な一台。フルセットでは4.0Ahと1.5Ahのバッテリー構成があり、作業量重視か軽さ重視かを選択できる。打撃力切替に加えて、打撃開始までは低速回転し、打撃開始後に自動で最高速まで変速することで、長ネジを締め始める際に起きやすいネジ倒れや、ビット外れなどの現象を軽減する楽らくモードで快適な作業を実現。軽量なため、上向き作業などの疲労の軽減にも効果的。

マキタ 18V充電式インパクトドライバー TD155D

マキタ 18V充電式インパクトドライバ TD155D

軽量&スリムボディで優れた取回し、使いやすさ

TD111Dの18V版とも言えるスペック構成のバランス型インパクトドライバー。こちらは防じん防滴も搭載し、よりハードな使用にも対応。打撃力切替に加えて、打撃開始までは低速回転し、打撃開始後に自動で最高速まで変速することで、長ネジを締め始める際に起きやすいネジ倒れや、ビット外れなどの現象を軽減する楽らくモードで快適な作業を実現。「TD171Dほどのパワーは要らないけど、ラインナップを考えると18Vバッテリー機が欲しい」という方にも最適。

互換性重視ならこの機種

マキタ 18V 充電式インパクトドライバー TD171D

マキタ 18V 充電式インパクトドライバー TD171D

 

作業性を追求し、使いやすさの頂点へ

バッテリーの互換性、バッテリーを他の機種にも使い回すことを第一に考えた場合、やはり18Vは外せません。18Vシリーズであれば、全245モデルでバッテリーの使いまわしができ、まさにマキタの充電工具の真骨頂と言えるでしょう、

「TD171Dほどのパワーは要らないけど、ラインナップを考えると18Vバッテリー機が欲しい」という方は、上でも紹介したTD155Dがおすすめです。

静音性重視ならこの機種

マキタ 18V 充電式ソフトインパクトドライバー TS141D
マキタ 18V 充電式ソフトインパクトドライバー TS141D

滑らかな締め心地金属打撃音を極力抑え、油圧によって回転トルクを増幅させるため、トルク発生時の不快な音を大幅に低減。反力が小さく、手が振られにくいので、カムアウト低減にもつながる。ボルト・テクス用モード付で、締付けに最適な回転数・打撃数にコントロールし、ネジ・ボルトの頭飛びを低減。

静音性は高まりますが、通常のインパクトドライバーと比べて価格も高くなり、最大トルクはかなり下がる点にはご注意ください。建築でよく使われる小ねじに関しては、フラグシップのTD171Dと同様にM8まで、コーススレッドも125mmまで対応しています。

価格重視ならこの機種

マキタ 14.4V 充電式インパクトドライバ 【DIY向け】 M695DS

マキタ 14.4V 充電式インパクトドライバ 【DIY向け】 M695DS

シンプル仕様の本格派

とにかくインパクトドライバーを低価格で手に入れたいという方に最適です。LEDライト・ブレーキなどDIY用ながら必要最低限の機能は搭載しています。

プロ用機種とはバッテリー・充電器の互換性がありませんので注意が必要です。

終わりに

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。マキタインパクトドライバーの選び方・用途別おすすめ機種を全シリーズ解説【2020年版】、いかがでしたでしょうか。皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。

工事現場でのリアルなつぶやき
>・・・建物を長持ちさせるために・・・

・・・建物を長持ちさせるために・・・

建物は月日の経過とともに、日々劣化していくものです、建物の状況を確認し、気になる点や破損個所があった場合、被害を広げない(修繕費用を抑える)ためにも早めに対処が必要とされます。

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