猫は自由気ままで、悪さをし憎らしいというイメージですが
実は、しつけをすると自由気ままな性格は変わりませんが
悪さをしなくなったりするものです。
ここではしつけの事とはべつに、自由気ままな猫と生活をする上で
猫の行動をパターンを想像し、猫が安全に生活できるように
注意事項やポイントを紹介します。
猫と暮すときの注意事項
猫と暮すうえで楽な事
猫と暮すうえで大変な事
猫が安全に生活するために
自分が知ってる限りお伝えします。
憎たらしい猫!自宅で一緒に暮らすと癒され効果も憎らしい。
自分もペット飼っていますが、ペットは自分の子供です!
「ちょっと言いすぎでした」
「家族の一員」とでも言っておきましょう。
しかし、人間の子供も生活していると憎たらしい!
なんて思う事もあるように、猫も子供と同様に行動パターンが読めないものです。
自由気ままの度が過ぎて、憎らしい時もあれば
突然、寄り添って甘えてきたりということもあり、そのギャップがたまらなものです。
ペットがいる人であれば、その家族の一員であるペットのために
新しく家をつくるとき、リフォームをする場合など
「ペットと暮らす家」として、しっかり検討したいものです。
小さなかわいい家族の一員も一緒に快適に暮らすためにはどのように
家を作っていけばいいのでしょうか。
人間にとっては望ましいものも、ペットにとっては心地よくなかったり
危険が潜んでいる場合があったりします。
人間とペットの違いをご説明したうえで
お互いに気持ちよく生活する家のヒントをお伝えします。
と言っていますが、実際ペット打合せをして確認した訳ではありません!
「ま~~っ!自分勝手なペットに対しての歪んだ愛」とでも言っておきます。
よりよい「ペットと暮らす家」を造るための参考になれば幸いです。
猫の習性を理解し、室内で猫を飼うポイントをつかもう
猫の飼育環境は室内がベスト
環境省が推奨する猫の飼育環境は室内が良いされています。
理由は「事故にあう確率が少ない」「感染症を回避できる」
「近所とのトラブル予防」などがあります。
ただ、室内のでの飼育ではどうしても退屈を感じてしまったり
自由奔放な猫ちゃんにとってはストレスになってしまう面もあります。
そのため、住宅づくりを工夫しながら、猫にとっての快適な室内環境を
整えてあげることがとても大切なことです。

家づくりに役立つ猫の習性
基本的習性
- 高いところが好き
- 身を隠せる狭い場所
- 日当たりの良いところ(暖かいところ)
- 突然、走りまわる
- 慣れない家では警戒心が強く働く
- 犬同様、決まった場所でのトイレ
- 自由気ままな行動(行動が読めない)
ネコ科の動物は外敵や獲物を発見しやすいなどの理由から
「高いところ」「身を隠せる狭い場所」を好む傾向があります。
また、体温を保ったり身体についたダニを駆除したりするために
「日当たりのいい場所」も必要です。
一方、キレイ好きな一面が強く、汚れたトイレなどの不潔な環境は嫌がります。
家もそうですが、トイレを2か所置いてますが、一匹に対してトイレ1つを
設置するイメージを持っておけばよいと思います。
それに、縄張り意識が強いため、きちんとテリトリーを確保できないと
ストレスを感じてしまうこともあります。
快適な注文住宅を建てる第一歩として
こうした猫の習性をきちんと押さえておきましょう。
①高いところが好き
猫にとって高いところは見晴らしがよく外敵に見つかりにくい
獲物を見つけやすいという利点があることから猫ちゃんにとって
高い場所はリスクよりもメリットが大きい場所ということのようです。
②身を隠せる場所
狭くて暗いところには獲物が隠れているのではないかと狩猟本能をかきたてられるという説があると言われたりします。
猫ちゃんの祖先は昆虫、イタチ、ネズミといった生き物をエサにして暮らしていたということです。
このような環境から小さな動物がもぐり込めそうな穴を見つけると
ついつい入りたくなってしまうのかもしれませんね。
③日当たりの良いところ
猫は基本的に温かい所がすきなものです。
しかし、単に好きなだけではないようで、日の光を浴びることでダニなどの寄生虫がつくのを防止したり
ウイルス等の殺菌作用も働くことを本能で知っているからではないでしょうか。
④突然走りまわる
この行動は、狩りをしていた先祖の本能を受け継いだもので
何かを捕まえようとする行動を押さえられず何かを仕留めたいとい行動だと言われています。
後は、家の猫もそうですがトイレ(特にウンチ)に行きたくなった場合や
ウンチを終えた後などに気持ちが高ぶって走り出すとか・・・?
調べましたが、理由はたくさんありますが、ちゃんとした説は無いようです。
⑤慣れない家では警戒心が強く働く
動物が野生の環境で暮らしていくためには、警戒心を強く持って行動しなければなりません。
休んでいる時ですら、周囲に警戒しながら休んでいるのが現実です。
飼いネコの場合はそこまで警戒しなくてもよいのですが、本能的にそういった警戒心を抱くようです。
いつもと違った状況、環境の変化には敏感になるのはそのためです。
⑥決まった場所でのトイレ、爪とぎ
自由気ままな性格とはいえ、猫もしつけをすると決まった場所で用をとすようになります。
猫が小さいうちは、ちゃんとしつける事が大切です。
猫の行動を見ながら怪しいと思ったらトイレに連れて行くことを繰り返していると
自然に覚えてくれるので最初のうちは根気よくトイレに連れて行ってあげましょう。
また、爪とぎに関しては自分が飼っている猫の場合、猫が通る場所など4カ所程度に
爪とぎを置くことによって、壁などで爪をとくことはないです。
猫が小さい時から意識して好む場所に置いてあげるとで、他で爪を解く事はないと思います。
※途中から家族になった猫の場合、爪とぎで爪を研ぐといった癖が付いていなければ難しいかも知れません。
⑦自由気ままな行動
同じ空間にいても必要以上に干渉してこないで自分の思うがままの行動をします。
猫の特徴として気兼ねなくマイペースで行動します。
決して飼い主さんに媚びず、自分が甘えたい時だけ傍に寄り添う。
そんなギャップに人間は可愛さを感じるものです。
犬とは違い、その絶妙な距離感が猫好きにはたまらないものです。
猫との暮らしで「楽なこと」「大変なところ」
猫と一緒に生活をする上でワンちゃんと比べ大変な事や、楽な事があったりします。
ここでは、そんな内容を紹介します。

楽なところ
お散歩へ連れていく必要がない
犬は定期的にお散歩へ連れて行ってあげる必要があります。
体が大きい子であれば、毎日のお散歩は必須ですし、体が小さな子でも
定期的にお外へ出してあげたほうがいいでしょう。
しかし猫の場合は、お散歩をすることは必須ではありません。
唯一「猫を飼うのは楽」という考えの根底にあるかもしれませんね。
若いうちは抵抗なく犬を散歩に連れ出していましたが
年齢を重ねてくると腰が痛い、足が痛いなどで散歩をすることが難しくなり
可哀そうな思いをさせる事もあったりします。
その点、猫は自由気ままなので勝手に遊んで満足する習性があります。
定期的なシャンプーをする必要がない
猫は自分で毛のお手入れをしますので、シャンプーをしなくても臭くなりません。
犬の場合は、散歩で泥だらけになったりした場合、都度シャンプーをしたり
2~3か月に一回程度はしてあげなければなりません。
しかし、猫の場合は年に2回程度でも清潔な体を保つことが出来ます。
病気が少ない
猫は犬に比べて、先天的な病気や遺伝が関係する疾患が少ないことが多いいようです。
また運動神経も良く、骨折や靭帯が切れるなどの怪我もあまりありません。
そのため、高齢になるまで病気知らずの猫も多いです。
我が家の猫も13歳で一昨年老衰で根くなりましたが、病気は一切かからなかったです。
しつけする必要がない
基本的に最初のしつけは多少ありますが、数回しつけをすると
トイレも自然に覚えますし食事も自由に摂ります。
社交的な猫になるための注意点はありますが、犬のようにトレーニングをしたり
しつけ教室に通わせたりするような飼い主さんは少ないのが現状です。
大変なところ
しつけが難しい生き物
猫はもともと犬とは違い単独行動をする生き物です。
集団で生活する生き物というのは、犬でも人でも、周囲との協調を大切にします。
周りの顔色を伺い、うまく折り合いをつけて共存しようとします。
だからこそ、犬はしつけすることができるのですが昔から単独生活をしている猫は
協調性という概念はなく周囲に合わせる必要がないのです。
そのため、しつけをして猫の行動を変えるということは難しいと思ったほうがいいでしょう。
インテリアも制限されてしまう
観葉植物に関しては毒性のあるユリなどは、少しの花粉が口に入るだけで
命に関わるような事態に陥ることもあります。
そのため猫の健康を考慮すると植物を室内に飾ることはしないほうがいいでしょう。
また、フィギアや置き時計などといった棚の上に固定をしないで置いてあるものは
基本的に倒されると思ってうえで、配置することが大切で、倒されたら大変な事になるものは
絶対に安易に棚等の上に置くのは避けましょう。
予期せぬ場所にいることも
猫は身体能力たかくでジャンプ力があり、顔の幅の隙間があればどこにでも入っていくことができます。
そのためカーテンレールの上に登ったり、冷蔵庫の隙間に靴下を隠したりと
予想外の動きに翻弄されることもあるでしょう。
自分の猫の場合、洗面所の引出しの奥に隙間があったのを知らなかったのですが
ある日、引き出しを開けたら猫が出てきてビックリしこともありました。
猫にとって危険なものや、洋服など猫に触れられたくないものは引き出しや
クローゼットの中へきちんとしまっておく必要があります。
引き出しを上手に開ける子もいるので、蓋つきのビンなどに入れておけば安心です。
猫のトイレ問題
トイレのしつけは必要ありませんが、猫がトイレを気に入らない場合に、使ってくれないことがあります。
特に使用済みのトイレを嫌うため、こまめに掃除をしてあげる必要があります。
多分ですが、猫はキレイ好きなんだと思います。
家の猫もトイレをキレイにしている最中にチェックを入れ
キレイになったとたんにウンチをするといった暴挙に出たりします。
寝ていると起こされる
朝方に猫に起こされる問題は、猫を飼っている方であれば一度は経験するでしょう。
室内飼育の猫にとって、ごはんは何よりの楽しみになっているため
飼い主さんが休日でも定刻になると声をあげたり顔を舐めて起こそうとします。
また、猫は明け方や夕方に活発になる生き物で、朝早い5時ごろに野生のスイッチが入り
突然激しく走り出したりして、物音で起こされることもあります。
猫にも遊ぶ時間は必要
猫は手がかからない生き物ですが、だからと言って全く相手にしなくていいわけではありません。
夜中に走り回ったり、家を荒らしたりするのは、本能が原因になっていることもありますが
運動不足が原因のケースもあるのです。
特に1歳~2歳くらいまでは、意識をして定期的(1日15分程度)に遊んであげましょう。
イベントでストレスを感じやすい
猫は基本的に環境の変化を嫌います。
引越し、部屋の模様替えや来客、などで大きなストレスを感じ、体調を崩す猫は少なくありません。
子猫から飼う場合は、しょっちゅう車に乗せたり、友達の永に連れて行ってあげると抵抗なく過ごせるようになります。
猫にもよるかも知れませんが、うちの猫ちゃんは車でも普通にすごしてますし、
友達の家に言ってもあちこち走り回ったりしてます。
ペット生活での環境にも配慮しよう
ペットと暮すための間取りについて詳しく説明した記事です。
一昔前まではペットは人間が買う事で、ある意味人間の自己満足といった考えでしたが最近のペットは家族の一員という認識を持つ方が普通になっています。ペットは飼うものではなく「寄り添ってくれるもの」というふうに考えるのが現時点で正し[…]
安全にも工夫をしよう
棚や階段材などグリップ出来るような素材を使う
そもそも自然界には地面が滑る状況なんて無いのです!
夏はもちろんですが、冬だってそうなんです。
人間がアスファルト舗装、コンクリートなど自然に手を加えてしまうから
アイスバーンという現状が出来るのです。
そもそも何もない草原で人のあまり立ち入ることのない場所で
アイスバーンなど地面が滑るというような現象はないのです。
なので、棚や階段などは100均で売っているような吸着マットなどを
敷いてあげるといいです。
特に勢いをつけて上がれるような場所には滑り防止のために敷いてあげると
ケガをさせるリスクを減らすことが出来ます。
ペット用フェンスを設置
玄関やキッチンなど、「飛び出るのが困る」「ペットには危険な食材がある」
「刃物や火気に触れるのが怖い」などというような場合は
フェンスを設置して、ここからは出入りしたらいけません!
という意思表示をしてあげることが大切です。
とはいったものの、なかなか思うようにはいきません。
自分も猫がいるのですが50㎝くらいの高さの金網を簡易的に置いていますが
飛び越えて入ってきます。
かといって、あまり高くすると自分たちが跨ぐのかつらくなってきます。
こうなった場合は、しつけ術を学んだ方が良いのかもしれません(笑)
浴室のドアは必ず閉める
これは理由はどうあれ、人間が習慣づけていきましょう。
浴槽にお湯が張ってあるときに、ペットが誤って落ちて
溺死してしまったというケースが報告されています。
また、ボディーソープやシャンプー・リンスを誤飲してしまい
動物病院へ搬送されることも珍しくはありません。
そのため、家族は徹底して浴室のドアを閉めるようにしましょう。
もしも、洗濯のために残り湯をためているのなら
浴槽のふたも忘れずにしてください。
家族みんなが二重に気を付けることで
ペットを浴槽の危険から守ることができます。
2階のバルコニー
特に2階のバルコニーは危険です。
犬の場合はそうでもないですが、猫の場合手摺壁の上に乗ろうとします。
たまにですが、失敗し落ちてしまう猫もいます。
昔飼ってた猫が落ちたことがあります。
さすが猫!ケガもせず、その時は無傷でにゃ~ん!!なんて言ってました。
これはたまたまだったのかも知れませんが、危険な事には違いないです。
対策としては猫がジャンプしても届かないであろう高さまで
手摺上に透明なアクリル板などを貼ったりすることで防げることでしょう。
しかし、これは自分では難しいので、プロにお願いすることになると思われます。
まとめ
ペットと一緒に暮らす家は、飼っている動物の種類によっても
気を付けなければならないことが違ってきます。
ペットが安心・安全に暮らすことができるのはもちろんですが、
どうすればペットが、より楽しく過ごすことができるのか?
そんなこともやはり考えてあげたいところです。
家族みんながペットと一緒に生活する注文住宅を検討しているのなら
ハウスメーカー、工務店などに相談してみると良いアドバイスがもらえるはずです。
実情店舗でのお問い合わせは、住宅を買うつもりは無いけど情報を知りたい・・・
という方は、ネットで相談することも出来ます。