解体工事で使用する養生シートの役割!

対策/チェックポイント

建築現場で使用する足場などの養生シート。

そもそも養生シートは、建築現場、解体現場などで使用することが多く
目隠し、飛散防止など・・そういった用途で使用されます。

基本的には周囲への配慮、転落防止等をするといった目的で設置されます。
なので設置しなかった場合トラブルとなる可能性があります。

追記)設置したらしたでトラブルにも・・・

養生シートを設置しないで施工したら

養生シートを設置する目的は「騒音の軽減」「防塵」「飛散防止」
などが告げられます。

これらは作業員や施主のために設置すると言うよりも
周辺の住民や隣の住居などに対しての配慮するために設置される事あ多いです。

建築現場は、どうしても周辺の住民の方々に迷惑をかけてしまう
事が多々あります。

騒音のトラブル

養生シートをしないで工事を行った場合の一つとして
騒音トラブルが発生することがあります。

騒音でトラブルになる理由

・テレビの音が聞こえなく、見る事が困難である。
・赤ちゃんが寝ていたのに、音で起きてしまう。
・夜勤がある人は、日中に睡眠する必要があるが眠れない・・・他

養生シートを設置したからと言って完全に音を防止することは出来ませんが
シートの種類によってはある程度なら、防音効果が期待できます。

無いよりは良いというレベルだと思います。
しかし、やっているのといないのとでは

周囲の住民の心境もだいぶ変わるでしょう。
商業地域や住居地域などでの解体作業は7時~19時までと時間規制や

音の強さ85デシベル以下などが法律で定められています。
騒音を出すなと言うのは無理ですが、極力出さないように注意したり

出た音を防止する対策を業者側と施主で話し合いをして
周囲に迷惑をかけないように努力しましょう。

粉塵トラブル

このトラブルも養生シートを設置しないことで発生する可能性が高まります。
解体工事では土ホコリなど、大量に発生する場合が想定されます。

それらのホコリを防ぐためにはやはりシート養生するほか手段はありません。

粉塵でトラブルになる理由

・外に干していた洗濯ものがホコリだらけになった。
・家の外壁、窓ガラスの他、車がホコリだらけになった。
・窓を開けていたら粉塵が入り、喘息の発作が起きた・・・他

養生シートを設置したからと言って完全に防ぎきれません。
それでも、防止処置をすることで周囲住民の見る目が変わってきます。

万がいちホコリで汚したとしても、対処していれば「仕方ないですね」と
思ってもらえたりもします。

追記)で背シートを設置したらしたでトラブルになると言いましたが
次のよう場合です。

近隣住民によっては、夏場の暑い日であれば、「風通りが悪くなった」
「光が遮られ部屋が暗い」そういった苦情があるという事も覚えておきましょう。

養生シートは設置しなくても違法ではない!

養生シートは基本的に安全・安心の面で欠かせないアイテムです。
しかし、シートの設置は法的に義務付けされているわけではありません。

騒音の事に関しても、基準で定められている数値以下であれば
防音する必要もないのです。

又、防塵に関しても。散水養生をして、水を撒くことによって
ホコリが出ないように対策をすれば、これも養生をする必要性が無いわけです。

また、国土交通省の「建築物解体工事共通仕様書」では
騒音・粉じん対策をはじめ安全に工事を行うための対策が示されています。

業者はこれに従って工事を進めるのですが、こちらにも法的拘束力はないため
言ってしまえば、養生シートを使用しなくても「法的に罰せられることはない」
ということなのです。

そうは言ったものの、養生シートの設置の仕方でその解体業者の質と
近隣住民への心使いがあるという事で、業者を見極める一つの項目となるでしょう。

養生の種類

続いては、解体工事で使用する養生シートの種類を、3つほど紹介します。
養生シートは目的に応じて使い分けをして安全、飛散防止などを計画します。

解体工事業者に依頼する時は、解体工事をするにあたり
どのような養生方法で計画するのか?

施工前に確認することも重要です。

防音効果のある養生シート

養生シートの種類1つ目は、防音効果を持ったシートです。
我々は遮音シートと呼んでいます、解体工事の際に発生する

大きな音を周辺へ広げないよう抑える効果を持っています。
なので解体現場に近い住宅や密集地帯で用いられる養生シートです。

近隣住民への騒音を少しでも軽減してあげたいと、お考えになる施主様であれば
是非、自ら業者に防音シートを使ってください!とお願いするのも良いでしょう。

耐火性に特化した養生シート

養生シートの種類2つ目は、防炎・耐火性に特化したシートです。
燃えにくい素材で作られているのが大きな特徴で

主に公共工事をする場合はこのシートを張る仕様になっている場合が多いです。
消防法で定められた防炎物品として販売されているタイプもあります。

養生シートの中には、難焼性や不燃シートなどいくつかの種類に分かれています。
防炎の場合はシートに防炎のマークがついているので解りやすいです。

メッシュでできた養生シート

養生シートの種類3つ目は、メッシュシートです。
メッシュとは格子のような構造を指します。

メッシュ構造の養生シートの特徴は風を通すことです。
風を通しながら一定の破片や粉塵の飛散防止も出来るのが強みです。

夏場にあっては、風を通すことで現場内を涼しく出来る。
また、光を通しやすので、ある程度の採光も取れるのが特徴です。

シート以外の養生方法

ここからは、養生シート以外の養生方法などを分かりやすくご紹介します。
解体工事業者が活用している養生方法は、養生シートだけではありません。

見積り時に、どのような対策を施しているのか理解するためにも
さまざまな養生方法を押さえておきましょう。

散水による養生

解体工事現場で用いる養生方法の1つは、散水・水まき養生です。
文字通り解体工事現場や、現場周辺に水をまきます。

そして水をまくことにより、主にホコリや砂、粉塵などの飛散防止をします。
乾燥している状態では、塵やホコリ、解体時に発生したコンクリート片や

粉塵が空気中に飛んでいます。
水をまくことで、ホコリなどが水分を含み重くなり
そうすることによって飛散を防ぐことが出来ます。

鉄板を敷く

養生は飛散防止などだけではなく、解体作業現場の安全を確保する目的で
設置されることもあります。

敷き鉄板を敷く養生は、解体作業の通路確保や重機の足場確保などを
目的としているのが特徴です。

養生に使用する敷き鉄板のサイズはいろいろとありますが
2~6mの長さのものがあり、t19㎜×3Ⅿで≒400㎏

t19㎜×6mで1300㎏程度の重さがあります。
敷くタイプの養生は、鉄板以外にも硬質プラスチックや

ゴムマットなどで作られた素材もあります。

シートを含む仮囲い養生

仮囲いは、単管等で支柱を建てそこに、養生シートを張って囲う方法です。
それ以外にも、ネット式フェンスや鋼板パネル、防音パネルなどさまざまです。

解体工事現場によって養生方法は変わりますし
解体工事業者ごとに考え方や保有している養生用品に違いがあります。

素材は違いますが用途は同じで、防音や粉塵の飛散防止などに期待できます。

まとめ

解体工事の養生について解る範囲で解説してきましたが
工事で湯往生シートを設置することが義務ではありません

しかし、安全や周囲への対策をして作業を進めていくために
必要なことであることに違いはありません。

養生シートを設置しないで施工を行えば、様々なトラブルが発生することが
想定されますので注意が必要です。

養生シートを設置したからと言って、全てのトラブルを防げる訳では
ありませんが、設置しなかった場合と比べ、防げる事故やトラブルが

多くなることは間違いありません。
解体工事において重要な役割を果たしてくれるのが養生シートであり

施主側としても意識しておくことが大切です。
養生の仕方で解体業者の質が解る部分もあり、解体業者選びの際の

基準の一つでもあります。

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